夢のクロースアップマジック劇場【フレンチドロップ図書室】
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執筆人は赤松洋一、泡坂妻夫、高木重朗、根尾昌志、三輪晴彦、六人部慶彦、松田道弘の超豪華な顔ぶれ。しかもオリジナルトリック満載で、ムトベパーム、MAパスなどのオリジナル技法が丁寧に解説されているとは夢のような本です。さすが松田道弘が日本版「スター・オブ・マジック」を作りたいと意気込んで作っただけのことはあります。技術的には難しいものばかりですが、アイディアがとても面白く読むだけでも楽しめます。この本で日本人マジシャンのサムライ魂を感じてください!
【収録マジック】
第1部 コインマジック
「Reversed Matrix 」 根尾昌志
普通のリバースマトリックスは、3枚目のコインが移動した直後に4枚集まっているかと思いきやそれぞれのコインが元の場所にもどります。しかし、これは4枚が一箇所に集まったのを確認した後、元の場所に戻ります。この違いマニアならたまらないはず。
「Quadruple Change Spellbound」 三輪晴彦
タイトルどおり4種のコインに変化させるというスペルバウンドの究極型。手順の中に改めがはいっており、自然にやるにはかなり難しいです。
「All about Mutobe Palm」 六人部慶彦
六人部氏本人によるムトベパームの解説。かのダイ・バーノンをも驚嘆させた5本の指をまっすぐ開くことのできるパームです。ムトベバニッシュ、ムトベパームを使用したローディング、ムトベパームからのスリービング、アナザー・リテンション等も載っており大変興味深いです。なお、ムトベパームについてこれほど丁寧に解説されている本は他にありませんので是非ご一読を。
「MA Pass Miracle」 泡坂妻夫
右手に握ったコインを密かに左手に移すパスです。マッスルパスとは違い、コインを持つ手をしっかりと握った状態で行います。MAとは泡坂妻夫の本名、厚川昌男(Masao Atsukawa)の頭文字です。
他、「Coinvergence」高木重朗、 「My-ser's Miracle」根尾昌志、「Coin Thru the Deck」「Coin Thru the Table」赤松洋一、「Coin Thru the Table」松田道弘 、「Three Coin Assembly」六人部慶彦
第2部 カードマジック
「Slowmotion Joker Assembly」 松田道弘
ダイ・バーノンがスローモーション・フォア・エースという手品を発表して以来多くのマジシャンがいろいろ手順を発表してきました。しかし、手順が複雑になり、動作が怪しくなってしまうものばかりです。今回、松田氏はエースをジョーカーに変えフェイクカードを用いることで、よりすっきりとした手順に仕上げました。
「Never in a Life Time Gaffed Version」 三輪晴彦
現象はポール・カリーのOut of This World ですが、途中でガイドカードやパケットをチェンジする必要はありません。しかも複雑な手順、動作はなくまさに奇跡としかいいようがありません。
他、 「Wild Time」高木重朗、「One Cut Poker Deal」松田道弘、「Ghost Deal Retoled」三輪晴彦、「Psu-do Black Box」泡坂妻夫
第3部 ボーナスエフェクト
「Neo Color Changing Knife」 根尾昌志
マジシャンの持っている1本の白いナイフが緑に変化し、どこかろともなく白と緑のナイフの2本となります。その後、ナイフの入れ替わりが2回起きます。しかし先ほどまで使用していた白と緑のナイフが、なんと振るだけで赤と黄色のナイフへと変わってしまうのです。最後に両手を合わせると、手元には一本の白いナイフが残っているだけ!という手順です。一本の白いナイフで始まり、一本の白いナイフで終わるとは何ともオシャレなルーティンじゃありませんか?
「Neo Cups and Balls Routine」 根尾昌志
もはやカップスアンドボールズのスタンダードともなったダイ・バーノンの手順を3種のボールと3種のカップでやろうという野心的な作品。クライマックスはとても贅沢ですのでここでは控えておきます。
全 210ページ
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