気賀康夫氏のコインマジック教本
1964年に力書房から出版された希少本です。当時コインマジックを学ぶ機会が少なく、コインマジックの教本の必要性を感じていた気賀康夫氏が力書房の荒木氏に後押しされ出版した本です。
基本的にどんなコインでも演じられるように構成されており、特に日本の硬貨を使うと日常の延長線上で演じられるような手順になっています。
編集者 : 気賀康夫
出版社 : 力書房
発行年 : 1964年
定価 : 300円
ページ数 : 46ページ
- コイニッジ〔変奏曲〕
- コインの両替現象です。5円玉2枚を合わせて押さえつけると10円玉1枚になり、その10円玉を柔らかくして引きちぎるとまた5円玉2枚になります。
- コインスルーザテイブルジャポニカ〔交響曲〕
- 4枚で行うコインスルーテーブルです。当時のトンプソンやケンブルックの手順と比べて両手間のコインの受け渡しが少なくなるように構成されています。
- スリー!ペネトロコイン〔ロンド〕
- 1度に4枚のコインがテーブルを貫通する手順を演じた後につづける手順で、コインの枚数を3枚、2枚と減らしながらテーブルスルーコインを行います。
- ミニウォンドとコイン〔エチュード〕
- ウォンドで5円玉を叩くと、叩いた回数に応じて金額が増えていきますが、欲張って叩きすぎると1円玉になってしまいます。
- エクスチェンジ〔即興曲〕
- 100円玉が10円玉十枚に変わります。
- ホーミンコイン〔ソナタ〕
- 4枚でのコインスルーグラスをエキストラコインなしで行います。
- アペンディックス〔バイエル〕
- 各種パームの解説です。
- アペンディックス〔変奏法〕
- 当時の代表的なコインの手順のTipsや少し改案を加えたものです。