• HOME
  • カードマジック
  • コインマジック
  • 日用品・雑貨
  • マジック基本用具
  • DVD
  • 書籍
  • ムービー

コラム



第79回 スロップシャフルと意外な歴史(2017.8.11up)

はじめに

スロップシャフルは表裏をバラバラにしても同じ向きにそろい、客のカードだけが逆向きで発見される現象です。文章からでは、まるでトライアンフのことを言っているようです。しかし、トライアンフの最初の発表は1946年で、スロップシャフルは1937年です。つまり、このような現象の最初がスロップシャフルとなるわけです。その点から、トライアンフの原案をスロップシャフルとする考えもありそうです。その反対に、トライアンフ現象の強烈さと知名度の高さから、スロップシャフルをトライアンフの中へ分類されてしまうことも考えられます。You Tubeを見ますと、スロップシャフルのタイトルであるのにトライアンフとすべき映像があったり、トライアンフのタイトルであるのにスロップシャフルだけの映像がありました。頭が混乱してしまいます。この二つには見た目の大きな違いがあるだけでなく、スロップシャフルの場合は一つの技法としての要素があります。

ところで、スロップシャフルが発表されて、今年で80年が経過しました。最初の文献には Sid Lorraine(シド・ロレイン)の考案と書かれています。しかし、その後の50年間は考案者名のクレジットがされることがありませんでした。また、スロップシャフルの名称に関しては、最初の1937年の文献には使われていませんでした。Sloppierにするとより効果的になるとの記載があるだけです。1940年のマーチン・ガードナーの作品の解説の中でスロップシャフルの名称が使われたのが最初で、その後、この名称が一般化されます。さらに、スロップシャフルの歴史は三つの年代に分けることができそうです。1950年までが最初の発展期で、その後から1970年代中頃までを休止期、そして、それ以降が再発展期となります。休止期の25年間は何故か作品発表がなかったのですが、この頃には別タイプの発表があり、重要な時期とも言えます。なお、日本人も素晴らしい方法を考案されています。今回はこれらのことをもう少し詳しく報告させて頂きます。

最初に発表されたシド・ロレインの方法

ここでは最初に発表されたシド・ロレインの方法の特徴的な点のみ報告します。スロップシャフルの様々な方法の特徴は、最後の部分でのデックの半分のひっくり返し方にあると言えます。ロレインの方法では、シンプルに上半分をひっくり返しているだけです。最初の段階で、スプリングをすることによりブリッジがつけられおり、ひっくり返すために分割して持ち上げる位置は、そのブリッジによるデック中央の反発部分で行われています。なお、彼の方法では、右手に取る時に親指と人差し指と中指だけを使って摘まみ取っているのが意外に思った点です。その後の方法では、親指と残りの4本の指を使ってつかんでいます。

シド・ロレインのクレジット状況について

スロップシャフルが1937年に発表されますが、その後の50年間は考案者名が書かれることがありませんでした。奇妙としか言いようがありません。最初に発表された本は、1937年のJohn Braun & Stewart Judah 共著による “Subtle Problems You Will Do” の冊子です。そこにはシド・ロレインの作品としてはっきり書かれ、数年前より演じられていたことも報告されています。その3年後の1940年には3作品が発表されますが、いずれにもこのシャフルの考案者名が書かれていませんでした。その3作品の中には、きっちりとクレジットされそうなマーチン・ガードナーも発表されているのですがクレジットされていません。1937年の冊子を読まれて新作を発表されたのではなく、人から人へ伝わって広まったからでしょうか。ところが、約50年後の1988年を境にして、スロップシャフルが使用される場合には、シド・ロレインのスロップシャフルと書かれるようになります。これは、その頃よりクレジットする風潮が高まっていたことと、1988年発行のT.A.Waters著 “The Encyclopedia of Magic and Magicians” でスロップシャフルの考案者が書かれていたからかもしれません。

スロップシャフル以前の状況

表裏を混ぜて同じ向きにそろうのはスロップシャフルが最初ではありません。1914年にDeLandが “Inverto”を発売しています。テーブルへ1枚ずつ表裏交互に配ることをデック全てで行なっています。配ったカードをそろえてひっくり返しスプレッドすると、全てが裏向きになります。マニアであればすぐにタネが分かると思います。しかし、素晴らしいのは、カードをそろえてエンドをリフルすると表側を示すことができる点です。1919年にはジョーダンがさらに手を加えて “Ultimo” を発売しています。さらにジョーダンは、レギュラーカードで行える方法を1919年の “Thirty Card Mysteries” に発表しています。問題は演じる気が全くしない方法であることです。左手のデックから1枚ずつ右手のカードの上へ重ねるのですが、左手を返す操作を繰り返して表裏交互に重ねています。両手を左右にスイングしながらその操作を行うのですが、途中から実用的とは思えない秘密の操作が繰り返されます。1937年のヒューガード編集 “Encyclopedia of Card Tricks” にジョーダンの “Reversed Cards” として改案が発表されます。秘密の操作部分の改良ですが、やはり実用的とは言えません。

これらの作品に比べてスロップシャフルは、数枚ずつ右手に取っているのでスピーディーで、全体の操作方法も簡単で実践的です。さらにスロップシャフルにより、客が選んだカードだけがひっくり返っている現象が初めて加わることになります。その後、次々と改案や応用作品が発表されることになります。そして、1946年のスターズ・オブ・マジックのトライアンフの出現となるわけです。リフルシャフルで明らかに表裏バラバラにシャフルされたのに客のカードだけが表向く現象です。タイトルが「トライアンフ」(勝利)とした理由がわかります。スロップシャフルも一般客にはかなり不思議で受けますが、トライアンフを演じた時の観客の反応の強烈さに、こちらがびっくりさせられることがあります。

デックの半分をひっくり返す各種方法

1937年にシド・ロレインの方法が発表された後、1940年代には次々と改案が発表されます。そのほとんどにデックの半分のひっくり返し方に違いがあったのが興味深い点です。また、1970年代以降は、トライアンフに使われている混ざっていることを示しつつ半分をひっくり返す操作が取り入れられるようになります。意外であったのは、下半分をハーフパスでひっくり返す方法の記載がなかったことです。マニアならハーフパスで処理してしまいそうです。初心者にも使えるスロップシャフルが少し難しくなることと、別の技法が加わることを避けたかったからでしょうか。

1937 シド・ロレイン     シンプルに上半分をひっくり返す
1940 マーチン・ガードナー  リフルシャフルするために2分割してテーブルへ
               その時に下半分を左手でひっくり返して置く
1940 ヒューガード&ブラウエ チャーリアカットで上半分をリバースしつつ下へ
1941 ヒューガード&ブラウエ 下半分を手前へ引き出し縦方向に返して上へ
1946 アーサー・バークリー  右小指でブレークを保持し上半分を返す
1948 ヒューガード&ブラウエ リフルシャフルのために下半分を右手で手前から
               上半分は左手でひっくり返しながらテーブルへ
1949 マーチン・ガードナー  最初のパケットの右内隅を突き出た状態にして
               この部分より上部をひっくり返す
1951 柴田直光        下半分を左サイドから返しながらトップへ
1976 ジョン・ラッカーバウマー バーノンのトライアンフの方法を使用
1997 ニック・トロスト    ダローの6分割する方法を使用

私が面白いと思った3名のスロップシャフル作品

スロップシャフルは方法がシンプルで、マニアにはよく知られているためにマニア向きとは言えません。しかし、マニアにも通用する面白いと思った3作品があります。

まず最初は、ジミー忍氏の方法です。1976年6月にジョニー広瀬氏より見せていただきました。普通にスロップシャフルしているように見えますが、最後のデック半分のひっくり返す操作がありません。そうであるのに、全ての向きがそろってしまいます。マニアに効果が大きい方法ですが、これまでに解説されたことがないようです。

2番目は1993年10月にデビッド・ネイバー氏より見せていただいた方法です。裏向きデックに演者が1枚のAを表向きに差し込みます。客には残りの3枚のAを表向きで同様にバラバラの位置へ差し込ませます。スロップシャフルで表裏をバラバラにしますが、4Aだけが表向いた状態に戻ります。ところで、4Aは5枚目ごとに表向いており、それらの部分を取り出すと、4組のロイヤルストレートフラッシュがきれいに整列しています。この方法を海外の文献でかなり探しましたが見つからず、方法も思い出せませんでした。しかたがないので独自に方法を考え、可能な限りシンプルにできる方法を作り上げました。この解説は2017年秋に発行されるToy Box 15号に掲載を予定しています。

3番目は2010年9月のRRMCの例会で演じられた橋本昌也氏の方法です。右手に次々と取ったカードが、本当に表裏が混ざっているようにしか見えない頭の良い方法です。それを使った、ちょっと変わった二人のカード当てを演じられました。このスロップシャフルの方法と、それを使ったコレクターの現象の作品が、2010年11月発行の奇術探究第7号に解説されています。

年代による3分類

第1期(1937年~1949年 発展期)

上記のデックの半分のひっくり返しで報告しましたように、いろいろな試みが報告されています。現象面では1940年に発表された3作品がいずれも独創的であったのが興味深い点です。マーチン・ガードナーは3人の客のカードを使う方法で、最後のスプレッドでは全てが裏向きとなり、再度のスプレッドで3人のカードが表向きに現れます。なお、スプレッドで3枚が現れないようにするのは、ブリッジの作用を利用しているのですがうまくできません。どうすれば可能であるのかは研究中です。Jinx誌に発表された方法は、12枚のカードを使い、1枚ずつ右手に取る方法で行なっています。セルフワーキング的に使えそうですが、12枚よりも8枚か6枚の少ない枚数の方がスマートな作品になりそうです。

重要な現象がヒューガード&ブラウエ著の「エキスパートカードテクニック」に掲載されていた作品です。スロップシャフルしながら赤と黒に分離させています。初期の段階で、この現象が解説されていたことに驚きました。表向きで行うことになりますが、奇妙なのはデックを持っている左手をひっくり返して右手へカードを送り出している点です。右手は手掌を上向けたままで、上下交互に取っています。このような方法で解説しているのはこの本だけです。以前のコラムでも報告しましたが、この本の作品には特別な問題があります。基本的にはブラウエが西海岸でチャーリー・ミラーやジャック・マクミランなどから見せられたマジックを、方法の解説を聞かずに独自で推理した方法をまとめたものです。これを東海岸のヒューガードへ送り、編集されて本として発行されたものです。特にチャーリー・ミラーから見せられた作品が多く、バーノンや多数のマジシャンの素晴らしい作品が解説されています。しかし、考案者の名前がないだけでなく、もちろん許可も取っていません。さらに、本来のとおりではなく正しく解説されていません。結局、このスロップシャフルによる赤黒分離の作品が、誰の考案のものであるのかが分かりません。また、左手をひっくり返す方法がブラウエにより間違って解説されたものか、考案者がそのように行なっていたのかも分かりません。いずれにしても、早い時期より赤黒分離の考え方が解説されていたことは意外でした。

1944年のフェニックス誌に解説されたJ.G.トンプソンJrの方法では、選ばれた客のカードだけが表向きになっているのを示した後、デック全体が赤黒に分離されていることを示しています。デック半分のひっくり返し方もエキスパートの本と同じです。エキスパートの本の影響を受けたのか、彼が本当の考案者であるのか分からないままです。1945年のジョン・ハミルトンの方法では、スロップシャフルしながら奇数と偶数に分けています。その後、本当に表と裏でリフルシャフルし、客に1枚選ばせてデックに戻させた後、もう一度スロップシャフルしています。これにより、客のカードだけが表向いた状態にできる面白い発想の作品です。しかし、現象が起こるまでの時間が長くかかる問題があります。

第2期(1950年~1974年 休止期)

この時期は本来のスロップシャフルの新しい発表作品がありません。しかし、違った発想の作品が発表されています。1956年のジェリー・アンドラスは、右手だけでなく左手もひっくり返すことにより、よりいっそう表裏をバラバラにしている印象を与えています。この方法では、トップの1枚がひっくり返っているだけで、しかも、全体の配列が元のままに保たれています。1967年のベンザイズの方法では、スロップシャフルしているようで本当に混ぜており、それを順次、元に戻す方法です。どちらかと言えば、マニア向きの方法です。

第3期(1975年以降 再発展期)

この時期にはいくつかの興味深い作品が発表されています。よくシャフルされたデックから同数の4枚を取り出すマジックに使用されています。1988年のJerry Sadowitzや1999年のJon Leclairの作品があります。2006年のエリック・ミードの本には、セットしたデックでリフルシャフルしてもスロップシャフルにより元の配列に戻すことができる考えが発表されています。そして、もう一つは2010年の奇術探究7号に発表された橋本昌也氏のコンビンシング・スロップシャフルです。右手に取ってゆくのですが、本当に表裏がバラバラに混ざっているように見せることができます。佐藤総氏のトライアンフの考え方に影響を受けられたそうですが、画期的な方法です。これまでにこのような考えの発想が登場してこなかったのが不思議に思ってしまうほどで、是非、海外にも発表すべきスロップシャフルです。これら以外にも多数の作品が発表されていますが、少し現象をひねったものが多くなります。本来のトライアンフの作品にスロップシャフルを使ったものや、スロップシャフルの現象を部分的に変えたものも発表されています。上記で報告しましたジミー忍氏やデビッド・ネイバー氏が演じられた作品も面白い発想ですが、文献上では確認できなかったことが残念です。

おわりに

2002年頃の私は、マニアにも通用するスロップシャフル作品を2作品書き上げていました。さらに、それまでのスロップシャフル作品についてもまとめていました。残念ながら掲載予定であったRRMCの冊子が第6号で休刊し、次回がいつ発行になるかわからない状態となったままでした。2017年に入って、Toy Box 15号の原稿依頼があり、テーマを限定しないとのことでした。そこで、このスロップシャフル2作品とスロップシャフル全作品の現象や特徴の説明も加えて掲載することにしました。Toy Box 15号は今年の秋には発行予定とのことです。今回、スロップシャフル全体を調べ直して、3期に分類できることや、スロップシャフル考案者のクレジットの問題などの興味深いことがわかりました。そこで、このコラムではToy Box 15号とは違った内容でまとめることにしました。参考文献として全ての作品を掲載したつもりですが、抜け落ちた作品があるかもしれません。それぞれの作品には簡単な特徴点だけを書き加えました。

【参考文献】
1937 Sid Lorraine The S.L. Reversed Card
     John Braun & Stewart Judah Subtle Problems You Will Do
  数年前のシド・ロレインによる考案と記載、スロップシャフルの名前はない
  デック全体のブリッジにより上半分をひっくり返してスプレッド
1940 Martin Gardner Improved Topsy-Turvy Deck
     12 Tricks with a Borrowed Deck
  解説でスロップシャフルの名前が初めて登場
  3人にカードを選ばせて戻させスロップシャフル
1940 Hugard & Braue Separating the Colors Expert Card Technique
  赤と黒に分離させる現象で、デックを持った左手を返す操作で行う
1940 Kene Arthor Never Idle Cards Jinx 81
  12枚のパケットで右手に1枚ずつ取る方法
1941 Hugard & Braue The Slop Reverse The Stripper Deck
  ストリッパーデックの使用
1944 J.G.Thompson Jr One Way to One-Way Phoenix 60
  中央の客のカードがひっくり返っている現象の後に赤黒分離現象も
1945 John Hamilton Super Slop Shuffle Phoenix 87
  秘かに奇偶数の分離と表裏のリフルシャフルも行い客のカードのみ表向く
1946 Arthur Buckley The Slop Over Card Location Card Control
  右小指を使って二つのパケットの間にブレイクし上半分を裏返す
1948 Hugard & Braue A Tipsy Trick The Royal Road to Card Magic
  セリフとストーリーによる面白さと表向きのスプレッド
1949 Martin Gardner Topsy Turvy Deck Hugard’s Magic Monthly 3月
  表向きスプレッドで1枚は失敗したように見せ、それが客のカード
1951 柴田直光 千鳥足のカード 奇術種あかし
  ロイヤルロードを元にした改案で、ストーリーやセリフは削除
1956 安倍元章 相手の札をボトムに置いた時の表現4 変向法 トランプ手品
  ヒューガードマジックマンスリーのガードナーの方法に近い
1956 Jerry Andrus A Drunken False Shuffle Andrus Deals You In
  両手ともにひっくり返す方法で行い、トップの1枚のみ裏向き状態となる
1967 J. Benzais Modernized Slop Shuffle Harry Lorayne Deck Sterity
  スロップシャフルしているようで本当に混ぜ、それを順次元に戻す方法
1975 Martin A. Nash Doing That Segregationists Shuffle Ever So Sleightly
  スロップシャフルしながら赤と黒に分離させる方法を使用
  イカサマギャンブルが出来る演出で、自在に表や裏のカードを配る実演
1975 Peter A. Biro Slop Poker lecture Note
  表向きで4人のポーカーの手札を配り、演者配布の4枚だけが裏向きで4A
1976 Jon Racherbaumar Counting on Triumph Lecture Note
  スロップシャフル後に1枚の7のカードだけが表向き、7枚目に客のカード
1977 Phil Goldstein Disguise Scattershot
  3AとクラブのQだけが表向きで出現し、Qを袖でこするとクラブのAに
1982 Bob Farmer Double-Dazzling Slop Shuffle Triumph
     Fork Full of Appetizers
  二人に選ばせたカードとは違う2枚が表向き、それぞれの枚数目より出現
  デックを表向けると赤黒に分かれており、色が違う中に二人のカードが存在
1984 Neal Elias The Four Packet Shuffle Fork Full of Appetizers Book2
  ダローのダブルダズリングトライアンフのスロップシャフル版
1985 Joey Gallo Qua-Drople Best of Friends 2
  スロップシャフルの後に1枚ずつAの出現と4Kへの変化、4Aはポケットより
1988 Bruce Cervon Optic Delusion The Cervon File
  アンドラスの両手ともにひっくり返す方法を使った応用版
1988 Jerry Sadowitz Slop Shuffle Variation Cards on The Table
  表裏に混ぜる中で同数の2枚が出現し残りの2枚も、デックが全て裏向きに
1989 Bro. John Hamman The Pesky Card Secret of Bro. John Hamman
  秘かに赤黒分離したデックを使用し最初の客のカードが厄介者の演出
  別の二人のカードも使用し色違いの中で見つかったりポケットからも
1991 John Bannon Clock O’Doom Smoke and Mirrors
  12枚のカードを使用し、客に好きな時間と、その時間のカードを思わせる
  12枚でスロップシャフルし文字盤状に並べると消失しデック中央より
1995 Ed Marlo Slop Shuffle Or Triumph? Jon Racherbaumer Facsimile 3
  スロップシャフル後のリフルシャフル時の一方の山のひっくり返し方について
1996 Paul Cummins Personal Slop From a Shuffle Deck in Use Part 2
  カル、フェロウシャフル、表向きスプレッドを使う著者の方法
1997 Nick Trost Triumph Ace Opener The Card Magic of Nick Trust
  スロップシャフルし4Aだけが表向く
1998 John Moran Sloppy Triumph Trap Door Vol.3
  BannonのPlay It Straightをテーブルを使わずスロップシャフルにて
1998 Ron Bauer Fair & Sloppy Private Studies Series 9
  数枚を少しスプレッドしたままで右手に取り、次の数枚も同様に取る
1999 Jon Leclair Slop Ace Production MAGIC誌2月号
  シャフルされたデックでスロップシャフル後に4Aが表向く
1999 Jon Leclair Broken-Up Slop Shuffle MAGIC誌2月号
  デックを2分割して、各々スロップシャフル後に二つをリフルシャフル
2002 Darwin Ortiz Pass The Garbage Scams Fantasies
  デックを2分割して一方を裏表に混ぜると、そちらがそろい他方が混ざる
2003 Ron Bauer Ed Marlo’s Time Machine Private Studies Series 16
  タイムマシーン現象で表裏を混ぜる部分にスロップシャフルを使用 
2006 Eric Mead Face Down Slop Topsy-Turvy Slop Tangled Web
  セットデックで客にリフルシャフルさせ、スロップシャフルで元に戻す考え
2007 Harvey Cohen Sloppy Presentation Best of Friend 3
  スロップシャフルのようで本当に混ぜ客に元へ戻させて時間を計測
  演者のスタートと同時にストップをかけ表向きにスプレッド
2007 Paul Cummins Personal Slop Revisited
     The Magician’s LTD Cookbook
  クレジットが加わったこと以外は1996年の方法とほぼ同じ
2010 橋本昌也 Convincing Slop Shuffle Slop Collectors 奇術探究7号
  表裏バラバラに右手に取っていることを納得させる見せ方
  それを使ったコレクター現象で4Aと3人の客のカードを使用


pagetop
当サイトは日本ベリサイン株式会社の認証を受け、SSL暗号化通信を実現しています。