最初に宣言した連載100回に近づいてきました。残り20回お付き合いください。
第69回に紹介した「バルカン超特急」を、去年12月19日に岩間市民プラザへ見に行きました。こういった古い映画を小劇場で上映すると、来る人は極少数の映画マニアとそれ以外は高齢者のため、客席の階段で転けそうになる人もおりハラハラします。
又最近、カラー化されてYouTubeに上がっていました。物語終盤、エンドマークが出るまでのテンポが良く、広げた風呂敷の畳み方が素晴らしいです。
第18回で紹介した「冷たい月を抱く女」は大昔にビデオ化されていましたが、DVDにはなっていませんでした。この度5月に、吹き替え版も収録されたブルーレイが発売されるそうです。ニコール・キッドマンの声は故田中敦子ですので、ファンの方は是非。
原題:Houdini & Doyle
監督:Ed Bazalgette
出演:Michael Weston(Harry Houdini), Stephen Mangan(Arthur Conan Doyle), Rebecca Liddiard(Adelaide Stratton)
Escape & Magic Consultants:Danny Hunt, Stephanie Clark
シーズン数:1
話数:10
製作:fox(アメリカ)、ITV(イギリス)、global(カナダ)
放送:2016年4月14日(イギリス)
イングランド中部の町ネザームアで、ダニエルと妻のロージーは夜に光る物体が野原へ落下するのを目撃し、見に行ったところ、白い肌の宇宙人のような者たちに襲われます。朝になってダニエルは下着だけで倒れているのが発見されます。宇宙人に連れ去られたとされるロージーを捜すため3人は列車でネザームアへ向かいます。黒人であるダニエルを嫌っているロージーのおじのジム・ゴードンは、ダニエルがロージーを殺したと決めつけ、警官はダニエルを牢屋に入れて保護します。よそ者は首を突っ込むなと、3人も村では歓迎されません。宇宙人の群れに襲われたと主張するダニエルに対し、フーディーニは催眠術で尋問を始めます。そして手掛かりを掴むため、謎の光が目撃された丘に向かうと、そこには円状のくぼみが残されており、隕石が落ちたことが分かります。
今回は、手品は出て来ませんが、フーディーニの得意技が披露?されます。22分、酒場でフーディーニはゴードンと喧嘩をしそうになります。フーディーニは自分が行っていた見世物のように「やれよ、腹を殴れ」と言います。しかし予想を裏切って、ゴードンはフーディーニの顔を殴り、怒ったフーディーニはゴードンを叩きのめします。話に宇宙船や宇宙人が出て来ますが、H.G.ウェルズが「宇宙戦争」を発表したのが1898年なので、これらの言葉がその頃、既に使われていたとしてもおかしくありません。
このドラマのための番宣がYouTubeに10本あります。
ストラットン巡査を演じているレベッカ・リディアードが案内役となり、1900年頃に流行っていた降霊術、心霊療法、心霊写真や、フーディーニが得意だったトリックを紹介していきます。1本2~4分と短いので、是非見てみてください。
Hold Your Breath (Ep. 1) 水槽脱出
Straitjacket (Ep. 2) 拘束着からの脱出
Cold Read (Ep. 3) マインド・リーディング
Séance (Ep. 4) 降霊術
Psychic Surgery (Ep. 5) 心霊治療
Open Book (Ep. 6) ブックテスト
Needles (Ep. 7) 針飲み
Ghostly Selfie (Ep. 8) 心霊写真
Gunshot (Ep. 9) 弾道検査
Mesmer (Ep. 10) 催眠術
「フーディーニ&ドイル」は残り4回です。
2月22日 18時30分〜 「ネタバレ」 フジ