トーン&レストアのマジックはたくさんの種類の解説が出回っていますが、これほどまでに驚きとテクニックのバランスが取れた現象、手順構成はないと思います。
他の方も書かれているようにギミックカードを使った手順よりもレギュラーカードを使った手順のほうがストレスなく演じられます。
それにこんなことを書くとりフィルの売り上げが落ちてしまうかもしれませんが、ギミックカードの作り方もナッシュさんがポロッと説明しているので、ちょっと頑張れば自分でも作れます。
(英語解説ですが・・・)
あと、DVDで唯一気になったのが、ナッシュさんがセロのものまねをするシーンがあったのですが、あれはヒドイ・・・(笑)
誰が日本語を教えたのかわかりませんが、言葉になってませんでした。
非常によく構成れていて実用的なハンドリング、そして今までにない種類の現象です。
最後に四分の一だけ色の違うサインされたカードをプレゼントすると、どのお客様もしばらく唖然としてしまいます。
”破いたカードが元に戻る”という現象は様々な手順が研究されていますが、それらのアイデアを上手く組み込み独自の切り口で全く別の現象に仕上げてしまうというこのセンスは、スマート!の一言です。
ダニエル・ガルシア氏のトーンのDVDをお持ちの方は思わず『こういう使い方があったか!』と驚かされることでしょう。
DVDにはレギュラーカードで演ずる方法と、付属のギャフカードで追加のレストア現象を演ずる方法の2通り解説されているのですが、この手の商品にしては珍しくギャフカードを使ったハンドリングの方が複雑なので、一度DVDを買って解説を見てからリフィルの購入を検討することをお勧めします。