ジャンル | : | カードマジック / パケット・トリック |
---|---|---|
シチュエーション | : | クロースアップ |
現象 | : | 変化 |
メーカー名 | : | マジックランド |
マジシャン名 | : |
齊川 豊久 |
価格 | : | ¥ 1,100 |
難易度 | : | |
メモ | : | 日本語解説書あり |
紹介ツール | : |
|
クラブのA〜5を広げて見せ、「1番大きいのはどれでしょう?」とたずねます。大抵「5」と返ってきますので、5枚のカードを1枚ずつ示すと、Aがジャンボカードに変化し2〜5と段々小さくなっていき、5のカードは3センチ程度になります。「5、ちっちゃ!」と言うオチです。
物が急に大きくなる現象は、老若男女問わずウケるものです。耳や500円玉が大きくなるマジック(?)は、テレビでも人気があります。しかし、単に「大きくなります」という見せ方は、少し幼稚な様に思います(それもアリだとは思いますが)。
サイズ・サプライズもAが大きくなるところが、もっとも驚きを与えるポイントですが、その後リズミカルに小さくなっていく様子はたまらなくチャーミングです。
また、サイズが変わったとは言わずに、「あなたが1番大きいとおっしゃる5のカードはこんなに小さいですよ」と言う態度が何とも洒落ているではありませんか。
こんなにステキなマジックが、簡単にできてしまうのですから、人気が出て当然。多くのマジシャンに愛用されています。
私は不思議で不思議でたまらないメンタル系エフェクトを好んでいますので、この商品はそんなに好きではありません。また、不自然なセット状態からパフォーマンスを始めなければならない点も減点対象です。しかし、お茶目で楽しいエフェクトゆえ子供たちには100%受けると思います。
カードマジックをやっていると中間の演技に困る方もいると思います。←(自分はそうでした………)
初めの演技と終わりの演技は両方ともインパクト、ビジュアルに優れてる現象を見せれば上手くまとまると思います。
では中間は何をすれば?
自分は良くこれを演じていました(-^〇^-)
『皆さん、今から算数の問題を出します………』
などと言って、観客とのコミニケーションをとり、サッカートリックのような現象、怪しいけどインパクトと不思議がある。
よくよく考えてみると優れた商品だと思います。
子供から大人まで楽しめる作品だと思います。
本格的なマジックが好きな方にはもの足りない部分もあると思いますが、ものの30分も練習すれば十分人に見せられるほど簡単で、手品を覚えるのは初めてといった方にもお勧めできます。
ただ一発芸に近いので、見せるお客さんによってはそれほどウケてくれない場合もあります。子供を相手に手品を見せる機会の多い方に特におすすめです。
多くの有名マジシャンが使用していることから、優秀なマジックであるのでしょう。ただこれはマジックの好みや、演じるスタイルによると思います。
私は演じる気がしません。同様の現象なら「デミニッシングリターンズ」やトランプの箱が小さくなるマジックを演じたいです。正統派のカーディシャンとして演じたい人なら、こういう人はけっこういらっしゃるのではないでしょうか
私はフレンチドロップのマスターと、バーノンズバーのマスターが演じているのを見たのですが、その時のお客さんの反応が「あれっ」って感じでそんなに受けている印象もなかったんですよね。だから自分としてはあまり好感をもっていないところがあります。
ですがこれをやって受ける人とか、こういう笑いでショーを構成する人なら重宝するマジックだと思います。だから自分の演技スタイルをよく考えて使うかどうか決めればいいのではないでしょうか。