シガレットマジックのバイブル的存在、エキスパート・シガレットマジック・メイド・イージー・シリーズがついにDVD化されました。
シガレットマジックを基礎からじっくりと学べるこのシリーズは、タイトルにメイド・イージーとついてはおりますが・・・火の付いたタバコを口の中に放り込むタンギングと呼ばれる危険テクニックも解説されております。全てがすべて簡単に身に付く訳ではありませんが、見る分にこれほど面白いものはないでしょう!
それ以外のマジック、基礎テクニックはとても丁寧に解説されていますので、これからシガレットマジックを始めようと考えている方、超人芸を見たいだけの人、どちらにもオススメ出来るシリーズといえます。
トム・マリカ所有のマジックバーTom Foolery(19678-1987)と同名のタイトル 「Evening of the Tom-Foolery」 は、トム・マリカを気に入られた方はぜひお求め下さい。演技のみですが、トム・マリカの魅力を思う存分堪能してもらえると思います。
- Basic Sleights & Theory
- 基本的に覚えておきたい技法サムパーム、バックピンチなどを解説
- Swivel Vanish
- とても奇麗に消えた様に見えます。しかも、簡単!!
- Lorayne Vanish
- 火のついたタバコを手の中に入れると消えてしまいます。ジャケットの右ポケットを調べますが、ありません。もちろん手の中は空です。左ポケットにもありません。なんと、ジャケットの内ポケットから出てきます。火のついたタバコがです! ハリー・ロレインがバーでよく演じていたものです。
- L.L.Move
- タバコに火をつける動作の中で、もう一本の火のついたタバコを口の中にロードする方法。
- Cigarette Gymnastics
- タバコの顔の上でのジャグリングです。おもしろい。
- Cigarette up Nose
- 鼻の中にタバコが入ります。吸い込む方法、押し込む方法の2種類解説。
- Blown Away
- タバコがひとりでに転がります。手前に転がる方法、奧に転がる方法の2種類解説。
- 4-Cig Production
- 手からタバコが4本出てきます。
- Cigarette Dropper
- ギミックのシガレット・ドロッパ-の解説。
- Pantomime Cig
- シガッレット・ペーパーを丸め、火をつけると、本物のタバコが出てきます。
- Double-Ended Cig
- タバコをくわえ、火をつけようとすると、フィルターの方に火をつけそうになってしまいます。どうやら、反対にくわえていたようです。フィルターをちぎってほおり投げます。するといつの間にかタバコが正しく、くわえられています。
- Smoke Ring
- タバコの煙でワッカを作ります。煙のワッカをつかむと、実体化?します。
- Cig Vanish in Hank
- 火のついたタバコをハンカチの中に入れると消えてしまいます。ハンカチが空なのを示すため一瞬顔が隠れます。すぐ顔を現しますが・・・なんと、タバコをくわえています。
- Cigarette Sneeze
- タバコを吸っている最中、くしゃみでタバコが消えてしまいます。火が消えるのではなく、タバコその物が消失します。
- Distance Light
- タバコに火をつけるのですが、直接火をつけません。かなり離れています。でもついてしまうのです。
- Vegas Carpet
- 明らかに、タバコをポイ捨てし、踏みつぶして消したかのようにみえます。高級そうなカーペットの上ですると効果抜群ですが・・・失敗したら自己責任ですよ。
- Little Butt
- 吸っていたタバコをあり得ないほど、短くちぎってしまいます。しかし、うまいこと吸い続けます。やけどしないかヒヤヒヤです。一度、そのタバコを食べてしまいます。そして少しおしゃべりがあった後、あり得ないことにが起こります。その短いタバコが口の中から出てきて、さらにまだ吸い続けるのです。恐るべし!!
- Rising Cigarette
- 手の上においたタバコが垂直に立ち上がります。
- Cigarette on Forehead
- タバコを口の中に投げ入れようとしますが、あやまっておでこに突き刺さります。
- Yell Vanish
- タバコの消失です。これで消えたら不思議なのですが・・・消えません。ギャグです。
- Card is Cigarette
- 観客に一枚カードを引いて、覚えてもらいます。カードを返してもらい、シャッフルします。そのままデックを後ろにまわし、観客のカードを当てようとしますが・・・はずれてしまいます。しかし、あらかじめくわえていたタバコをよく見てみると、なんとそれが観客の選んだカードになっているのです。
- Torn N' Restored
- 破いたシガレットペーパーの復活。
- Routined Vanish
- タバコを握ると消えてしまいます。両手が空であることを示しますが、手の甲をさするとタバコが出てきます。
- New Year's Cigarette(トミー・ワンダー考案)
- タバコに火をつけようとすると、タバコがフニャフニャになり、火がつけれなくなります。火を離すと元に戻ります。
- Ashes Through Hand
- タバコの灰が観客の手を通り抜けます。
- 4-Cig Production
- 12巻に収録されているハンドリングとは、違った取り出し方です。
- Cork-Tip Cigarette
- 意味不明
- Behind The Ear Vanish
- タイトル通りの消し方です。
- Jumping Cigarette
- マジシャンがくしゃみをすると、箱からタバコが飛び出ます。
- Orange You Gonna Do
- オレンジをかじります。口の中からありえないほどの種が出続けます。
- One From 20
- タバコを20本くわえているのですが、タバコを口からどけると、さらに火のついたタバコが出てきます。
- Pantomime Cig #2
- シガレットペーパーを使わず行うパントマイム・シガレット。タバコは常に透明ですが、ちゃんと煙は出てきます。
- AEROBIC
- 紙幣を丸めます。その丸めた紙幣が消え、マジシャンがくわえていたタバコの中から出てきます。紙幣にサインをさせてもよいでしょう。
- Justice Stamp-Out
- 灰皿でタバコを消しています。消し終わったとおもったら、新しいタバコを手にしています。
- Light up
- タバコにライターで火をつけようとしますが、ライターの火玉だけが上昇し、タバコに着火します。
- Cellophane Surprise
- タバコの箱に付いているセロファンをはがしますが、復活します。非常に賢いアイデア。
- Pipe Dream
- タバコの箱がパイプになります。
- Rings from Pack
- セロファンから煙りのワッカを出す方法です。
- Twisted Cigarette
- くわえているタバコを逆にくわえようとしますが・・・向きが変わりません。
- Two Cigarettes From One
- タバコをちぎると、タバコが2つになります。
- Cigarette Thru Quarter
- 観客から借りた硬貨にタバコを貫通させます。
- Torn N' Restored Cig #1,2
- ちぎったタバコの復活。2種類解説。どちらも甲乙つけがたいハンドリングです。
- Chink-A-Chink(演技のみ)
- ビールの王冠を使ってのチンカチンク
- No Burn
- 火のついたタバコを、人差し指と親指で縦に保持します。人差し指が完全に火種に密着しているのに、火傷しません。
- Buck Teeth
- ギャグネタです。タバコをちぎり、上唇に挟みます。間抜けな前歯の出来上がり!!
- Smoke Cocktail
- タバコの煙をカクテルのように飲み干します。煙が液体のようにしか見えません。
- Poca-Cola
- 空のビール瓶とタバコを1本取り出します。観客にタバコにサインしてもらい、硬貨を一枚借ります。その硬貨で瓶の口を塞いでもらい、観客に目を閉じてもらいます。目を開けるとサインされたタバコが瓶の中に入っています。
- Saliva Vanish
- タバコを消した瞬間、両手の掌を改められるすばらしいバニッシュです。
- Nicotine Nincompoop
- トム・マリカといえばこれしかないでしょう! いわずと知れたタバコ食い芸です。火のついたタバコを次から次へ、口の中に放り込んでいき、最後はそれらを食べてしまいます。本当に、どこからどうみても食べてるようにしか見えません。この巻では、いままで秘密にされてきたテクニックが丁寧に解説されていますが・・大変危険です。練習される場合は自己責任でお願いします。当店は一切責任を負いません。