エドワード・マーローがカードマジック界に残した功績は計り知れません。技法やプロット、ありとあらゆるアイディアが、現在のカードマジックに息づいています。この6巻にもわたるDVDは、それらすべてを網羅すべく製作されました。
演技、解説するのは、弟子のビル・マローン。著書のみならず、プライベート・レッスンからも学んできた作品や技法、アイディアの数々、それらを公開できる人物は彼を置いて他にはいないでしょう。最良のホストです。
その持ち前の演出力、エンターテイメント力をもって、華麗に面白おかしく解説される手順の数々は、時を忘れさせてくれるはず。マーローファンならずも楽しめる、色々と勉強になる内容です。
このプロジェクトに関われて、非常に嬉しく思うわ。
主人もきっとそう思っているはずよ!
ムリエル・マーロー
- Bluff Ace Assembly
- レギュラーで行うエース・アセンブリ。最後がクリーンに終われます。
- The Homing Card
- 捨てても捨てても戻ってくる余計なカードが観客の笑いを誘う痛快トリック。最後の処理がとてもクレバーです。
- Repeater Card to Pocket
- 観客が選んだカードが、いつの間にか演者のポケットへ。そのいつの間にかが、3度おきます。
- A Simple Ace Routine!
- 演者が観客のコールした数字だけを頼りに、選ばれた4枚のカードを探し出します。観客が自由にコールした数字に関連する枚数目から出てくるのが何とも言えず不思議です。
- Have another Sandwich / Bluff Sandwich
- タイトルにサンドイッチとありますが、サンドイッチ現象というよりも位置交換現象になります。観客が2枚のカードに自らサンドしたカードと演者のお気に入りのカードが入れ替わります。
- One Hand Ace Cutting (with double surprise) / Aces over Kings
- 片手だけで4枚のキングと4枚のエースを取り出して見せます。リセット前のプロダクションにどうぞ。
- Collectors / Collect Double
- 観客が選んだ3枚のカードが、瞬時に4枚のキングの間に挟まれて出てきます。2種類の方法が学べます。
- A Startling Climax
- 観客に選んでもらった2枚のカードを研ぎ澄まされた指先の感覚だけで当ててしまうサッカーカード当て。
- A Devilish Miracle
- マーローお気に入りのカードトリック。
- Bluff Call to Colors
- 赤黒交互の並び順が、指を鳴らす度に交互でなくなっていきます。
- Spectator Cuts and Counts Down to the Aces
- 観客が自由にカットした4つの山のトップカードを頼りに取り出したカードが、なんとすべてエース。地味に不思議です。
- One-Hand Control
- 観客に混ぜるのを手伝ってもらったにも関わらず、片手のみで4枚のエースを取り出してしまいます。
- One Shuffle Eddie
- 4枚のエースをトライアンフ風に取り出します。
- Super-Clean Ace Assembly
- Tフォーメーションを取らずに集まるエースアセンブリ。タイトル通りにスーパークリーンです。
- Casino Countdown
- 間違って取り出したカードを頼りに本命のカードを当てるサッカー・トリック。
- A Twick as Lovely as a Twee
- アソートメントデックなどにたまに入っているあの(木の絵が描かれている)カードの使い道が、遂に明らかになります。
- Interlaced Vanish
- 4枚のカードに挟まれた3枚のカードが瞬時に消えてしまうポール・ハリスの代表作「インターレースド・バニッシュ」のエド流ハンドリング。
- Open Prediction
- 演者が公言したカードを、観客が選んでしまうマジック「オープン・プレディクション」に対するマーロー解。ビルのお気に入りでらしいです。
- Elevator Passengers / Penetration
- デックをエレベーターに見立て、選ばれた4枚のカードを上げたり、下げたり、色々します。
- Touch Turn Poker
- ツイスティング・エーセスの後のロイヤルストレート・フラッシュが超不思議。
- Marlo on the Memorized Deck, Part One
- メモライズド・デックを使った超不思議なカード当て。観客にカードを適当に取ってボトムカードを覚え、シャフルしてもらう。演者は次々と観客の持っているカードを言い当てていく。最後に残ったのが観客のカード。
- Marlo on the Memorized Deck, Part Two
- 上記の使い方を発展させた手順。
- The Vanishing Card
- 観客が選んだカードが指パッチンひとつで、デックから消え去り、観客のお尻の下から出てきます。
- Miracle Ace Cutting
- 演者がカットするとエースが次々出てきて、最後は演者が言った枚数目から出てきます。
- Finding My Assistants
- 観客がカットしたところから、フォー・オブ・カインドが出てきます。初心者向きハンドリングです。
- Spectator Cuts the Aces II and More
- 観客がカットしたところから、フォー・オブ・カインドが出てきます。とてもクリーンなハンドリングです。
- Push-Thru Failure (with Skinner phase)
- プッシュスルー(not シャフル)を使ったカード当て。
- Think-Touch-Turn
- 4枚のエースがツイスティングした後のカード当て。
- Instant Mental Sandwich
- あらかじめ抜き出しておいた2枚のカードの間に観客が心に思ったカードが挟まれます。マーロービジュアル・リテンション・スイッチが拝めます。
- The Deal Switch
- 上記と同じ現象ですが、このハンドリングはマーロー好んで演じていたものです。
- Gambler Outdone
- ギャンブラーのストーりーに沿って4枚のキングとエースを取り出します。
- A Sixy Trick
- 観客が引いたカードをトコトン使い倒すトライアスロン系カードマジック。全てのカードが観客のカードに変わったり、演者のポケットから出てきたりと、にぎやかな手順です。
- A Comedy Classic!
- ウケの良いコメディー風サッカートリック。
- Eveready Black Routine
- 複数枚のカード当て、観客にシャフルさせた後に見つけ出します。地味に不思議です。
- Open Air Assembly
- エキストラを使わないオープン・トラベラー。
- Eight-Card Oil and Water
- マーローが極秘にしてきた極上アイディアを使った4枚/4枚で行うオイル & ウォーター。
- Refined Oil and Water
- 4枚/4枚で行うデビッド・ソロモン考案のオイル & ウォーター。
- Leipzig Would Have Loved This!
- 同じ順に並んだ赤と青のパケット。青のパケットを観客がいじると・・・赤もそれに追従します。
- Three-Packet Triumph
- 3つの山に分けて行うバラバラに混ざった感の強いトライアンフ。
- Logical Faced Triumph
- 1枚引いてもらうのではなく、見て覚えてもらう、テーブル要らずトライアンフ。
- The Spade Shuffle (Marlo’s Triumph)
- エース4枚をひっくり返すトライアンフ。裏表を本当に混ぜるも現象が起きます。プッシュスルーなどのアンチシャフル動作は必要ありません。
- Face-up Aces
- デックにバラバラに入れた4枚のエース。指を鳴らし、トップをひっくり返すとエース。他のエースは、いつの間にやらトップに表向きの状態に出現しています。
- The Unexpected Prediction
- 笑いを誘う痛快コメディーカード当て。
- Multiple Bluff Rise
- ひと展開のあるライジング・カードを解説。間違ったカードがライジングするも、振ると正しいカードに変化します。
- The Ace of Spades Trick
- 観客は何度も同じカードを選んでしまいます。観客にシャフルしてもらった後でもその現象は続きます。レギュラーです。
- Follow the Leader / Buffaloed
- フォー・ザ・リーダーのバリエーション。
- School for Gamblers
- 普通のギャンブラーズ・デモンストレーション。
- Quick Cull Miracle
- カルを使った4エース・プロダクション。ゆえに借りたデックでもすぐに行えます。
- Color-Changing Deck
- 変色前のカラーを強く印象づけられる手順です。
- Rise Rise Rise
- 表向きに上がってくるアンビシャス。
- Tosheroon
- コインを使って当てるカード当て。ビジュアルなリベレーションです。
- The Perfect Stop Trick
- 観客が自由にストップを掛けて出てきたカードを手掛かりにカードを当てます。
- Topsy-Turvy Aces
- トライアンフ状態から4枚のエースを取り出すと、いつの間にか裏表バラバラの状態も元通りに!
- Lucky Seven / Follow up Aces
- 4エースプロダクションベースのマーローお気に入りのコンビネーション手順。
- Hit the Aces!
- デックを叩きつけると、中程に4枚のエースが表返って現れます。
- Almost Like Trick Cards
- ノックアウト・エース・アセンブリ!
- The Observation Test
- 観察力のテストと言ってカードを並べますが、観客の覚えた並び順は裏切られます。
- Needed a Title
- 4枚のカードの変化、ポケットへの飛行のコンビネーション手順。
- Of Course I Can Deal a Good Poker Hand!
- ポーカー・デモンストレーション。
- Immediate Bottom Deal
- 複数枚のカード当て。観客自身が、それぞれにストップと言って、自分の選んだカードを探し出します。
- Diamond Cut Diamond
- ダイヤのカードを使ったカード当て。
- 21-Card Trick
- かの有名な21-Card Trickをマーロー、ドラウン、ソロモンがネクストレベルに。
- Surrounded Open Travelers
- 囲まれても演じられるオープントラベラー
- The Lessinout Stack / Steve Draun’s “Lightning Fast Poker”
- ブリザー・クリンプを使用したポーカーデモンストレーション
- Mental Reverse
- カードを広げると、観客が覚えたカードだけ表返ります。覚えたカードは最後の最後まで秘密にされていたにもかかわらず。
- Direct Transposition, Part One
- 2枚のカードの位置交換現象。その名の通り、ダイレクト。
- Visual Transposition, Part Two
- 2枚のカードの位置交換現象。ビジュアル・バージョン。
- Professional Ace Cutting
- カッティング・ジ・エーセス。
- Four Burglars
- ストーリーのあるカードマジック。4枚のカードのアンビシャスと別カードへの変化。
- The Vanishing 11
- ウケの良いインパクトのあるカードマジック。観客が選んだカード以外、消え失せます。
- WOW!
- 2枚のカードに挟んだはずのカードが消え失せ、デックの中程から表向きに出てきます。
- Unbelievable Aces
- 信じられないほどクリーンなエース・アセンブリ。