ミスターマジシャンが発行し、マニアの間で密かな人気となっていた雑誌『奇術傑作選』。その全31巻の中からコメディー物を集めたのがこの『ファニーランド Vol.2』です。
読んでいるだけで思わずニヤけるネタの数々。文章の端々に見られる根本節がまた笑いのツボを刺激します。
ユーモアはマジックだけではなく人生を豊かにします。ぜひこれを読んでジョークのストックを増やしてください。
「コメディーを演じるといえば何か天性のキャラクターが必要なように思えますが、私が発表するものについては大体その才能は必要なく、書いてある通りに演じれば、客は自然に笑ってくれるものばかりと思います。恐れず演じてみて下さい」
――根本毅
【収録作品】
シカゴ・オープナー・プラス・アルファー、ギャグ、氷まくら、寸劇二題、その後のあひる、うさぎの究極の手順、憂鬱、ストリップ・カード当て、Pea Can、ミルクド、ギャグマッチ、ストライク・ア・マッチ、Card on Forehead、Blindfold Discovery、Smut Magic、パズル、オーバー・ザ・ヘッド、フォーシング・パック・ルーティーン、スティーブン・タッカーのフォース、ファイヤー、賭け、包帯のギャグ、コイン磨き、フライ・ダウン、若葉マーク、カードの通り抜け、トップレス、ペン・バニッシュ、ギャグ、洋服ブラシのギャグ、Ear?、ちょっと面白い話、ファン・フォース、フライング・ソーサー、伸びるマッチ、メガネのギャグ、トッパー・マーチン、ポール・ルポールの財布、トム・ムリカ、一杯いきたいね、5匹目のブ豚、Signed Card in Cube、Shoe Production
ニューファニーランドに比べ、ボリューム感がありません。その割りに値段が少し高いように思います。
しかし、収録されてるネタは面白い物が多いです。笑いの無いマジックは拷問です。こういったネタは重宝します。