名古屋のマジックバー「モメントス」の看板マジシャン、タナカ太郎によるポケットリング・ルーティンです。
ときにはトリッキーでアクロバティックに、ときにはゆっくり公明正大に、ときには観客の手を借りてみたりと、4つのリングを自在に操り、幅広く豊かな表現で貫通を繰り広げます。リンク、アンリンクにおける極上の知恵と技が結集された贅沢な手順です。
圧巻は手順中にキーリングを閉じてしまうロックテクニックで、極めてオープンなディスプレイを可能にし、「あそこが怪しい」という疑念を生じさせません。
極め付けとしてリングスイッチもあります。これを行えば、4本のリングを手渡して調べてもらうことができ、完全な不可能性が示せます。
マニアも舌を巻くタナカリング。ポケットリングを不思議に演じたい方は見ないわけにいきません。
ロックキー
2本のリングを叩いてつなげたら、手で隠すことなくリングをオープンに示し、その後に外します。
ロックキー作成
演技中にキーの開け閉めをできるようにリングをカスタマイズする方法です。
クラッシュリンキング→改め
観客が持っているリングを、マジシャンがリングで叩くと2つのリングがつながります。つながった後はキーを手で隠すことなく見せられます。
指こすり→ダブルリング
観客が指先でリング同士をこすり合わせる度に、外れたりつながったりします。
クラッシュリンキング(お客さんver)
マジシャンが持っているリングを、観客がリングで叩くと2つのリングがつながります。つながった後はやはりキーを手で隠すことなく見せられます。
逆手クラッシュリンキング
1本のリングに残りの3本をつなげます。
4本連結
リングが縦に4本つながります。リングをこすると3本と1本にリングが分かれ、さらに2本、2本に分かれます。この2本、2本のリングをぶつけるとまたつながり、元の状態に戻ります。
3本連結
3本のリングがそれぞれにつながっている状態を作ります。観客がそのうちの1つを引っ張るとリングが外れます。
ゆらゆら外し→スピニング
つながっているリングをゆすっているだけで下のリングが外れて落ちます。左手にリングを持ち、右手に持ったリングをクルッと回転させて左手のリングにぶつけるとその2本のリングがつながります。
完全4本連結→階段外し
つながった状態でテーブルに置かれている2本のリングに、もう1本のリングを叩きつけると、つながります。さらにもう1本もつながり、4本がつながります。この状態でキーを手で隠すことなくリングを見せることができます。その後、1本、1本とリングを外します。
リングスイッチ
キーリングをシングルとスイッチする方法です。
シングル×2 & ダブル
キーリングを使わず、シングル2本とダブル1本を使ってリングをつなげたり、外したりしているように見せます。シングルとシングルでのフェイクのつなげ方も解説。
オールシングル
ダブルとキーリングをシングル3本にスイッチし、4本のシングルでリングをつなげたり、外したりしているように見せます。4本のリングがつながったように見せたら、その後1本ずつ外していっているように見せ、その後リングは4本とも観客に手渡すことができます。
ゆっくり外し
つながっているリングをゆっくりとした動きで外す方法です。