ドイツの頭脳が作る綿密を極めたカードマジックです。
デニス・ベアはピット・ハートリングと並んでドイツを代表するカーディシャンであり、Conjuring Archiveというデータベースの管理人としても世界のマジック研究家から敬愛される存在です。
現在彼はミュンヘンのクロースアップ専用劇場に定期出演しており、一般客相手にガッツリとカードマジックショーを行っています。
このDVDセットには、デニス・ベアのシアターショーがフル収録されており、その強烈な演目が解説されています。
彼のカードマジックはとにかく頭脳的です。現象にももちろん感嘆しますが、解説を聞いてより感嘆するでしょう。トリックが精密機械のように緻密にデザインされており、極めてシステマティックにエフェクトが起こります。技術の正確性と安定性は求められますが、個人技依存の物ではないので、卓越性はあまり求められません。ラテン系の対人スキルも必要なく、日本人にも演じやすいと思います。
カードマジックのひとつの究極形です。ご覧ください。
デニスを初めて見たときに引っかかり、2回目も引っかかり、4,5回目の後に、DVDに焼いてほしいと頼みこんだら、DVD化されてしまった
クリス・ケナー
デニス・ベアは賢く、おもしろく、上手く、そして非常に背が高い。このDVDを見れば身長以外が手に入ります
マックス・メイビン
最高の演技に続いて詳しい解説がある見事な製品です。デニス・ベアのすばらしい頭脳が垣間見えるのがたまりません
アシ・ウィンド
デニスは天才です。ファンタスティックが詰まっています
マイケル・ウェバー
クレバーなカードマジックが好きなら、このDVDは愛おしい物になるはずです
ロベルト・ジョビー
デニスの知性的で芸術的でおもしろく独創的なカードマジックは、私にとって本当に楽しいものです。なのでこのDVDは、観賞用として大好きです
ピット・ハートリング
- Brute Force Opening
- デック中ほどのカードを1枚覚えてもらいます。デックのトップが違うカードであることを確認し、それを別の観客に渡します。先ほど覚えたカードを聞き、渡したカードをめくってもらうと、覚えたカードになっています。その後カードは元の関係ないカードに戻ります。
- The King Thing
- クイーンを4枚出してから、別途1枚をカードケースに入れます。カードを1枚引いてもらい、デックに戻します。クイーン4枚でツイスティングエフェクトが起こったあと、4枚のクイーンが次々と選ばれたカードに変わり、またクイーンに戻ります。デックの中のカードを出すと4枚のクイーンです。クイーンのパケットと思われていたのが観客のカード1枚になっています。
- Shuffled ACAAN
- デックをシャフルしてもらい、ケースにしまいポケットに入れてもらいます。他の観客に好きな数字を言ってもらい、また別の観客に別のデックから1枚のカードを選んでもらいます。混ぜてもらったカードを出してもらい、上から選ばれた数字の枚数を配ってもらうと、選ばれたカードが出てきます。
- HerbertThe Trained Rubber Band
- 1枚引いてもらい、デックに戻します。デックの周りに輪ゴムを巻き付けます。この輪ゴムが一瞬で消え、中ほどの1枚だけにかかった状態になります。それが観客のカードです。次に好きなカードを言ってもらいます。また輪ゴムをデックに巻き付けますが、今度は輪ゴムがゆっくりと消えて、観客のカードを見つけます。
- Mating Season
- 5カ所に5枚ずつ配り、好きな場所の好きな枚数目を指定してもらいます。次のディールで、同じ場所の同じ枚数目にメイトカードを配ります。また同様に5カ所に5枚ずつ配り、好きな場所を指定してもらいいます。次のディールでその場所に5枚のメイトカードを配ります。次にデックをカットしてもらい、その場所のカードを見ずにそれのメイトカードをデックから抜き出します。これを繰り返します。デックがバラバラの状態なのを確認してからトップから配るとすべてのカードがメイト同士隣り合った状態になっています。
- Magic Monthly
- 混ぜてもらったデックから観客の誕生月と同じ数字のカードをカットして4枚取り出します。他の観客に誕生月を聞き、先ほどの4枚を見るとその数字になっています。
- Oil & Water
- 赤と黒3枚ずつのオイル&ウォーター・ルーティンのあと、赤と黒を交互に重ねた状態でハトメで止めてしまいます。それでも赤と黒が分離します。そして、残りのデック全体で赤と黒が分かれます。別れたデックを軽く振るとまた混ざった状態になります。
- Photographic Memory演技のみ
- 記憶術のデモンストレーション。位置を変えたカードを当て、抜かれたカードを当てます。最後にカットしたパイルをスプレッドして写真に取ってもらい、それを混ぜたのちに順番を復元します。
- The Tantalizer
- デック中ほどのカードを1枚覚えてもらいます。デックを2つに分け、覚えたカードが含まれているパイルが勝ちというゲームをします。観客が有利になるように、マジシャンのパイルから観客のパイルにカードを移していきます。マジシャンの手元には1枚のカードだけが残りますが、それが覚えてもらったカードです。
- Expanded Gambling Demonstration
- 指定された数字のカードを配り、観客の選んだスートのロイヤルフラッシュを配ります。最後にデックがパーフェクトオーダーになります。
- Encore: Stop It演技のみ
- 予言を書いてから、デックを1枚ずつ配ってもらい好きなところで止めてもらいます。止めたところのカードと予言が一致します。これが3回繰り返されます。
- Brute Force Opening
- Theatre Showの演目の解説
- The King Thing
- Theatre Showの演目の解説
- Shuffled ACAAN
- Theatre Showの演目の解説
- HerbertThe Trained Rubber Band
- Theatre Showの演目の解説
- Mating Season
- Theatre Showの演目の解説
- Magic Monthly
- Theatre Showの演目の解説
- Oil & Water
- Theatre Showの演目の解説
- The Tantalizer
- Theatre Showの演目の解説
- Expanded Gambling Demonstration
- Theatre Showの演目の解説
- Stack Management
- スタックを利用する場合にスタックと思わせないための戦略。
- Messyperformance & explanation
- カオスにしか見えない混ぜ方でオーダーまで揃うトライアンフ。上記の戦略で使えます。
- Strip-out Shuffle
- ストリップアウトシャフルをカットのシーケンスまで含めて解説します。
- Transitions
- デックスイッチについて。
- Encore
- Encoreが解説されている本の紹介。
- Another Trick for Allen Kennedy 2
- センターディール・デモンストレーション。メソッドの分散が見事です。
- Routined Arith-Mate-ic
- 少数のパケットを取ってもらい、残りのデックを2つに分けます。2つのパイルを同時に配ると、取られたパケットの枚数目でメイトカードが揃います。これを不可能性を高めながら繰り返します。
- Packet Trick
- 引いてもらったカードを残りのカードを見て当てます。次に好きなカードを言ってもらい、その枚数目を当てます。
- The Green Card
- 折りたたまれた緑のカードを出してから赤デックを出し、1枚にサインしてもらってアンビシャスカードをします。2度上がった後に、折りたたまれたカードを見るとそれがサインドカードになっています。
- Plop
- 好きな数字を言ってもらい、デックをケースにしまいます。選ばれた数字の4枚がケースから抜け出ます。スタックから特定の数字のカードをカルするアイディアがテーマです。
- Brute Force Opening
- Theatre Showで演じたトリックの居酒屋での演技。
- HerbertThe Trained Rubber Band
- Theatre Showで演じたトリックの居酒屋での演技。
- Oil & Water
- Theatre Showで演じたトリックの居酒屋での演技。