マジック雑誌のコンテンツを映像化したシリーズ。有益な情報が詰まっています。
メインとなるのは、著名マジシャンへのインタビューです。DVDの表紙がその回のゲストです。マジックを始めたきっかけや、ショーマンについて、秘密の価値、マジック会社の運営など貴重な話がたっぷりと入っています。アルマンド・ルセロの回はマニアにとってたまらないでしょう。
雑誌でよくあるトリックや技法の解説、商品レビューやコラムも映像で楽しめます。雑多なところがこのシリーズの魅力と言えます。トリックと技法は各巻3個ずつ収録されています。オスタリンドのバンクナイトといった一級品のトリックであったり、アングラなマジシャンの作品も楽しめます。ここはすべてが当たりというわけではございませんが、他のコンテンツや価格面での総合点で判断して頂ければと思います。
このシリーズは現在52巻までリリースされております。当店でそのうち計5巻を取り扱うことにしました。表紙を飾っているのは、デビッド・ウィリアムソン、リチャード・ターナー、アルマンド・ルセロ、ジョシュア・ジェイ、デビッド・ストーンの5名。共通点は…? 答えは、いちスタッフMの好みです。好きなマジシャン、興味深いマジシャンのゲスト回をセレクトしました。あなたの好きなマジシャンが入っていれば幸いです。
アメリカでは10ドルから12ドルで販売されております。初回入荷分のみ応援プライスでご提供致します。
※本編は英語音声となります。
David Williamson
失敗に対する哲学や、企業とコンベンションで求められるマジックの違いなどを話しています。キッズ相手に演じている映像も収録されています。
バニッシュ
上の3種類のパームを使ったコインバニッシュ(消す方法)とフレンチドロップの解説。
クラシックパーム・バニッシュ
/ フィンガーパーム・バニッシュ
/ サムパーム・バニッシュ
/ フレンチドロップ
Joshua Jay - "Vegas Visit"
6カード・リピートのバリエーション。手元のカードを数枚捨てても捨てても、数える度に5枚あります。ラスベガスでポーカーをする時の話をしながらこれをやります。最後のオチも良いです。
Eric Jones - "Ishkabibble Sandwich"
観客のカードがデックから一瞬で移動し、マジシャンが持っているK2枚の間に現れます。Theory11で約10ドルで販売されているネタの重要パートを解説しています。
Mark Leveridge - "Stay at Home Coins"
4枚のコインが1枚ずつコインボックスの中に移動します。最後はコインボックスの中のコイン4枚が消えてしまいます。
Danny Archer - "Center Card Glimpse"
デック中程のカードを自然にピークする方法を説明。
Jeff Prace - "Thumb Pass"
パスではなく、親指を使ったコントロール。真ん中にいれたカード1枚だけトップに持ってきます。
Justin Miller - "JM Click Pass"
オリジナルのクリック・パス。コインズ・アクロスで使えます。右手に持ったコイン2枚を1枚ずつ左手に渡していきます。2枚目を渡した時にしっかりとコイン同士がぶつかった音がしていますが、実際には左手に1枚しかありません。
※その他にコラムやレビューあり
Richard Turner
彼の人生、マジックの練習についてなど語っています。ポーカーデモンストレーションも入っています。
Steve Dobson - "The Otherworld Poker Hand"
ツイスティングとカラーチェンジを組み合わせたパケットトリック。マジシャンは裏向きのカード4枚を数えていきます。そのたび に違うスートが1枚表向きになります。おまじないを掛けると、4枚の裏の色が赤から青にすべて変わります。さらにもう1度おまじないを掛けると、これまでとはまったく別の裏模様に変ります。
Cameron Francis - "In Tens"
ジョーカー2枚の間から観客のカードが現れます。続けて、観客のカードのメイトカードも出てきます。手元のジョーカー2枚を見ると、どちらも観客と同じ数字のカードです。これでフォー・オブ・ア・カインドが揃ったことになります。サンドイッチカードのオチとしてはなかなか良いのではないでしょうか。
John Van Der Put - "Thinking of You"
これは強烈です。観客2人にはそれぞれデックから見えたカードを1枚ずつ覚えてもらいます。ノーヒントにも関わらず、2人のカードを見事当てます。※常に成功するとは限りません。
Magick Balay - "One Card, One Box"
デックの空箱に1枚のカードを重ねて左手で持ちます。右手でカードを弾くと、カードが一瞬で箱の中に移動します。
Aaron De Long - "Displaysia"
ダブルカードのディスプレイ。重ねた2枚を1枚のように扱います。
Jason Dean - "Kelly Bottom Pop Out Move"
デックをカットすると中程から1枚飛び出てきます。
※その他にコラムやレビューあり
Armando Lucero
ジョン・ロビックとの対談。秘密の価値や、知識を得ることについてなど話しています。インタビュー後半でカードマジックも披露しています。
Danny Archer "Pick a coin... any coin"
マジシャンは小さな布袋の小銭をたくさん入れます。その中から観客に1枚のコインにサインしてもらったら、袋に返してもらいます。観客に袋をよく混ぜてもらった後、マジシャンは袋の中を見ないで一瞬で観客のコインを取ります。※日本円ではできませんが、アイデアは面白いです。
Shawn Farquhar "S.T.E.P. 3"
ネックレスに掛かったネームタグを両面見せます。そこには何の模様もありません。観客に選んでもらったカードをタグにこすると、タグにカードの一部が印刷されます。
Marien Hopman "Knife in a bottler"
天井を叩くと上からナイフが落ちてき、なんとテーブルに置いていた瓶の小さな口を通って中に入ります。
Charlie Frye "Downs Star"
親指と人差し指で保持したコインを1枚ずつロールダウンし、指の間に挟みます。その後、手を広げ、すべての指先に1枚ずつコインをのせます。
Alexander Hansford "Edinburgh Tip-Over"
2枚のカードを1枚のように扱う方法。アンビシャスカードなどに使えます。
David Hira "Zephrin Color Change"
インジョグした表向きのカードを取り出すと、一瞬で他のカードに変わります。
※その他にコラムやレビューあり
Josh Jay
マジックを生み出すことや自身の会社Vanishing,Incについて、今後の展望などを語っています。
Josh Jay "Salt and Pepper"
初心者向けの簡単なマジックかと思いきや、マニアが引っかかる手順です。マジシャンの左手拳に入れた塩が消えます。続いて同様に胡椒も消えます。最後は、左右の手から塩と胡椒がそれぞれ出てきます。
David Acer "Fan Card Find"
観客に選んでもらったカードをデックの中程に戻します。マジシャンが1回おまじないを掛けてデックを広げると、デックの半分が表向きになります。ちょっと不思議です。表向きのカードを裏向きにし、もう1度おまじないを掛けます。今度はデック全体を普通にひっくり返します。ここは全然不思議ではありません。「こうすると、52枚ひっくり返ったと思うでしょうが、実は51枚なのです」と言い、デックをファンにします。マジシャンの言った通り、1枚だけ裏向きのカードがあります。それが観客のカードなのです。※映像で解説したものはこのDVDのみになります。
Jim Loscutoff "Rising Card"
一般的なライジングカードとは違います。観客のカードをデックに戻して混ぜたら、デックが半分隠れるようにケースを被せます。マジシャンは「あなたのカードだけ上がってきています」と言いますが、ケースに隠れているので本当かどうか分かりません。ケースを取り除くと、デックから1枚だけ反対向きにカードが出ています。そのカードが観客のカードなのです。※このDVDでしか解説していない作品になります。
Steve Bargatze "B.P."
ファンにしたデックに観客のカードを差し込みます。ファンを閉じたら、観客のデックを手渡します。この流れで観客のカードをピークします。
Lou Carreon "Fancy B.P."
ワンハンドカットの動きでボトムカードをクラシックパームします。1枚だけでなく、複数枚でも同じ動きでパームできます。
Kenny Shelton "KLS cut"
3分割のフォールスカット。
※その他にコラムやレビューあり
David Stone
マジックを始めたきっかけや、オリジナルDVDついてなど話しています。最後にカードマジックも披露しています。
Dan Harlan - “Value”
燃やしたはずの紙幣の破片がありえない場所から出てきます。
Richard Osterlind - "Bank Night"
長年の経験から客受けが保証され、どんな客層にも受け入れられるオリジナル・マジック。どんなショーにでもオープナーとして最適。5つの封筒に1つだけ100ドルが入った"当たり"があります。観客4人に好きな封筒を1つずつ選んでもらいます。観客に封筒を確認してもらいますが、全員外れです。最後に残った1つが当たりだったのです。
David Stone - “Hallucination”
終わると同時に、リセットも完了してしまうロープルーティンです。観客も参加できる非常に楽しく、不思議なマジックです。
Doug Conn - "Particle Press"
ワイプドクリーンからのコインプロダクション。両手の指先をこすると、1枚のコインが現れます。右手に持ったそのコインを左手に投げ入れますが、コインは消えてしまいます。
Dave Johnson - "Bladder Control"
ドロップカードスイッチを使ったコントロール。デックのトップとボトムにコントロールする方法を解説。
Magick Balay - "Oh, Shnap!"
デックから2枚のカードが一度に飛び出てきます。左右の手でそれぞれキャッチすればカッコ良いでしょう。
※その他にコラムやレビューあり