ダニとタマリッツがマジック愛好家に捧げるレクチャーシリーズ。それがマスター・クラスです。このページはダニのパートのみを扱います。 第1巻(セミオートマチック・ウエポン)、第3巻(アンダー・コントロール)、第5巻(アラカルト)です。
演者が作業に関与していない。というところを強く印象付けつつ、考えられないエフェクトを起こします。 スライト負担も少ないものばかりです。印象深いのは心理的な印象操作やカオス理論など様々に心理技術を駆使し、不思議さを強調したものが多いということです。
第5巻の内容はダニが気に入って演じているトライアンフと質疑応答です。
質疑応答の中ではフォースでタイミングをコントロールするためのサイコロジカルな技術やその習得法などが大いに語られます。
サイコロジカルな技術を駆使したい人はぜひご視聴ください。ダニの英語は他のマジシャンと比べても聞き取りやすいです。
- Daniel San
- 観客A、Bにピークでカードを1枚ずつ覚えてもらいます。
デックをテーブルに置き、精神統一。両手をパンと打ち付けると、観客Bのカードが現れます。
もう一度同じことをしますが、何も起こりません。やむなく、デックにチョップし、デックを弾くと真っ二つにちぎれたカードが飛び出します。
それが観客Aのカードです。
- Thought Ambitious 2020
- 観客Aがスートを思い浮かべ、観客Bがデックから適当にカードをカットします。
観客Aのスートとカットされた枚数の数字でカードを決めます。思い浮かべたスートが♤でカットされた枚数が12枚なら、カードは♤Qです。
このカードが観客が混ぜたデックのトップから出てきます。
- The aura
- スマホで観客の顔写真を撮影します。よく混ぜてもらったデックをテーブルの下でさらにカットしてもらい、トップかボトムのカードを1枚取ってもらいます。撮影した写真からオーラを適当に読み取り、相手の選んだカードを当てます。
- Business Card ACAAN
- 観客Aに1~20の間で数字を選んでもらいます。観客Bに自由に数字を思ってもらい、その位置にあるカードを覚えてもらいます。観客Bにテーブルの下でデックを混ぜてもらいます。混ぜられたデックをそのままテーブルにスプレッドします。順序は変えません。観客Aが思い浮かべた枚数目を見ると、それが観客Bが覚えたカードです。
反則気味の策略が随所に散りばめられ、実際の不思議さ以上に不思議に感じます。
- Impossible Green
- デックを混ぜてもらい、自由な場所からカットしてもらい、その位置にあるカードを覚えてもらいます。
覚えてもらったら、デックを重ね、全体をシャッフルします。別の観客に好きな数字を言ってもらい、
その数字分デックの適当な場所からカードを抜き出します。抜き出したカードから1枚のカードを選んでもらいます。それが覚えてもらったカードです。
- Thought Spelling 2020
- 観客Aに自由にスートを選んでもらいます。ここでは♠。観客Bに適当にカードをカットしてもらい、テーブルの下で枚数を数えてもらいます。ここでは11(J)。数えてもらったら、デックの中に戻しよく混ぜます。観客Cにデックからカードを1枚ずつ配ってもらい、あるところで止めてもらいます。
さらに1枚のカードを追加するか減らすかを自由に決めてもらいます。出来上がったパケットのトップを見ると♠Jです。
- Double trip to pocket
- 観客AとBにデックから10枚ずつカードを配ってもらいます。
観客Aには1~10のうち好きな数字を選び、その位置にあるカードをこっそり覚えてもらいます。
観客Bには1枚ずつカードを見せ、適当に1枚のカードとそのカードがある枚数目を覚えてもらいます。
この2枚のカードが各パケットから消え、マジシャンのポケットに移動します。賢い。
- Concordance to value
- 混ぜられたデックを適当に4つに分けます。
その中から1つのパケットを選んでもらい、トップカード(♣3)を覚えてもらいます。
残りの3つのトップカードがばらばらであることを見せ、これらは覚えないように言います。
4つのパケットの位置を軽く入れ替え、♣3の位置を当ててもらいます。
残りの3つのパケットのトップカードを確認すると、それぞれ3に変化しており、フォー・オブ・ア・カインドが揃います。
- Chaotic FEM
- デックを徹底的に混ぜてもらいます。
その後、適当に4つのパケットに分け、余ったカードは1人の観客に渡します。
できたパケットのトップカードを見て、その数字の枚数分カードをトップからボトムへ回します。
これを残りの3つのパケットでも行います。
余りで渡していたカードの枚数を数えてもらいます。ここでは7。
各パケットのトップカードを確認すると、すべて7でフォー・オブ・ア・カインドが揃います。
- Triple4
- ダニ版アウト・オブ・ディス・ワールドです。
デックを2つに分け、観客にリフルシャッフルしてもらいます。
デックから裏向きで観客の意志でカードと枚数を選んでもらい、黒あるいは赤に振り分けてもらいます。
これをデックのカードが無くなるまで繰り返します。最後にカードを確認すると、赤色のカードと黒色のカードがすべて完璧にわかれています。
- 赤裏のデックに青裏のカードを1枚混ぜます。
テーブルの下で、好きな場所からデックを持ち上げ、カードを見て覚えてもらいます。
覚えてもらったら、デックを元通りに重ね、テーブルに置いてもらいます。
デックを広げ、青裏カードを含む十数枚のカードを観客とマジシャンでランダムに抜き出します。
抜き出したカードの中から、1枚の青裏カードをマジシャンが抜き出し、1枚の赤裏カードを観客が自由に抜き出します。
この赤裏カードが覚えてもらったカードです。
- the Men Of NewYork
- 1~10の間で好きな数字を選んでもらいます。例えば8が選ばれたとします。
デックをシャッフルし、表と裏もバラバラに混ぜます。
この状態からデックをカットする度に、8のカードが出現し、フォー・オブ・ア・カインドが揃い、最終的にデックの表裏も揃います。
- 左利きの人はどのようにフォースするか
- そこからダニの最終版ファンフォースの方法論を詳述します。
- フォースする際に、観客がストップをかけるタイミングをコントロールする心理的な方法を詳述します。
- ダニの最新刊FIVEのリリースはいつかについて。
- ダニが得意とするサイコロジカルなテクニックはどのように練習して習得すれば良いか。
- ユートピア収録のThe One。テクニック面とそれをカバーするサイコロジカルなメソッドを詳しく解説します。