メンタリズムの新境地へ
バットシステム(Bat System)のバットは英語でコウモリという意味です。コウモリは、超音波を発して反響させることにより、暗闇の中でも正確に獲物を見つけ出すことができます。このシステムはまるでコウモリのようにUHD電波を使い観客の情報を正確に得ます。
バットシステムは、モニターとRFIDリーダーで構成されています。RFIDリーダーがUHD電波を発信し、それを読み取るとモニターに情報が表示されます。
同じ類としては、7年前リリースされた「インサイト」があります。こちらは選ばれたカードをリーダー(※マジシャンの手首に巻いています)にかざす必要はありました。つまり、観客に近づかないと成立しません。かたやバットシステムは、観客と離れても大丈夫です。最大3メートル離れていても、彼らが手に持っているカードが何か知ることができます。さらにすごいのは、観客がデックをファンに広げ1枚のカードを突き出す動作だけでも分かる所です。また、最大5枚のカードを連続で読み取り、カードを一覧表示することができます。選ばれた順番にカードを次々と当てることなんてこともお手のものです。
特製デックの他に、RFIDが内蔵されたESPカード5枚、ポーカーチップ5枚、RFIDタグ5枚が付属します。デモ動画のように、ガムやキャンディーといった身の回りのモノに仕込んでおけば、即席風のメンタリズムを披露することができます。
完全無欠の魔法をどうぞ。
関西の奇術研究家、宮島 昇様の全面協力によりオンライン解説のすべてを日本語字幕付きでご視聴いただけます。宮島様にはこの場をお借りし感謝を申し上げます。