カードマジックに対する考えが詰まっています。
スペイン・マジック界屈指のエンターティナー、マリオ・ロペス。
世界的に見ても現存するマジシャンの中で、最も卓越したマジシャンの1人であることは間違いありません。
手品特有の動作を受け入れず、多すぎるムーブを受け入れず、一般目線で見ての自然さカジュアルさを追求します。
そんな彼がカードマジックをどう調理するのか。
アイディア、ルーティン、コンセプト、素晴らしいものから実践投入していないアイディアまで
すべてを包み隠さず提供してくれます。中でもワイルド・カード、カード・ワープは秀逸です。
1時間以上に渡る日本語字幕入りのオンライン動画で、カードマジックに対する考えから、アプローチの仕方、
ハンドリングに至るまでじっくり丁寧に語ってくれます。
カードマジックに関わるなら、彼のアプローチは必見です。
日本語字幕付き解説動画 × 1
MIRRORSに必要なパケットセット × 1
- INTRO
- タイトル『I hate cards』の理由。
- MIRRORS
- ガブリエル・モレノとペペ・キャロル、ガビ・パラレスの手順をミックス。
鏡の演出を取り入れ、おしゃれにカジュアルに見せられるワイルド・カードです。
- COCKTAIL
- 色々なアイディアやテクニックの詰め合わせです。
- エレクトリック・デックのエフェクトをレギュラーで行います。
- ドリブルの途中でカードが止まります。レギュラーでできます。落下途中のカードも静止状態で表現されます。ギャグに近いです。
- 両手間にデックをスプレッド、片手を放しても、スプレッドされた状態でカードが空中に静止します。
- 2ペア同士の位置交換やオイル&ウォーターにコイン技法のカタパルトを応用します。
- CAMOUFLAGE
- カモフラージュをテーマに解説。
あるギャフ・カードを利用したアイディア2種。
- テーブルの前後に半分ずつ広げたパケット間を選ばれたカードが移動します。
オープンかつフェアです。
- 1枚のジョーカーを持ち、このジョーカーが選ばれたカードを探すていで、スプレッドしたデックの上を移動させていきます。
ある部分でジョーカーを表返すと選ばれたカードに変化しています。
また、ある場所で表返すと別のカードに変化しており、演者はそのカードを言い当てます。
最後はまた元のジョーカーに変わっています。
- 4つ折りカードの不可能な移動に使えるギャフ・カードのアイディア。このカードが1枚あればいつでもどこでも演じられます。
- ジップロックに入れた1枚のブランク・カード。密閉状態で振るだけでカードに印刷されます。
さらに振るとまた別のカードに変わります。ジップロックを開きカードを取り出すと元のブランク・カードに戻っています。
- CARDWARP
- 誰もがやるオリジナルの定型を止め、ハンドリングをカジュアルに自然に変更。
カードがひとりでに動き、演者が戸惑うというユーモラスな演出を追加しました。
ラストに使用した2枚のカードを手渡して調べさせられる仕様にしています。ここまでしなくても良い気がします。