ホーカスポーカスシリーズ第1弾
1956年に力書房から出版された希少本です。
海外の資料もほとんど入って来ていなかった時代に、著者高木重朗が様々な海外文献から集めた傑作を選りすぐって掲載しています。 このエジプト・ボールの謎編にはロープ切り、紙幣破り、裏の裏といったサロンでできるものから、即席クロースアップでできるものまで 。素材はシルクとボール、ロープ、お札、トランプと様々です。十分な検討と試演を経て、編み出された方法は実戦的で無理がありません。 面倒な準備も不要なものが多いです。挿絵担当は小野坂東です。
お楽しみください。
編集者 : 高木 重朗
出版社 : 力書房
発行年 : 1956年
定価 : 300円
ページ数 : 30ページ
- エジプト ボールの謎
- 赤色のボールを赤色のシルクにくるんで、グラスに入れておきます。白色のボールを取り上げ、指先に持つとこれが赤色のボールに変わります。赤色のシルクを取ると、そこにあるのは白色のボールです。
- ベン アリーのロープ
- 1本のロープを中央で切り、両端を結ぶと結び目が取れ、1本のロープへと戻ります。余計な道具を使用しない方法。
- 紙幣破り
- 破いた紙幣が復活するというサイ・エンドフィールドの手順です。
- 裏の裏
- 筆者によるオールバックの手順。できるだけ難しい技法を使わない使用しない簡単な方法。