芸歴45年ボナ植木のレクチャーノートです。
世間認知度も高いナポレオンズのマジック担当として、不思議さにコミカル要素を取り入れ、常に大衆を引き付けました。不思議さだけでは不足。ユーモアがあってこそマジック。その精神がレクチャーノートにもふんだんに取り入れられています。
収録作品はクロースアップからサロンで演じられる良作ばかりです。ボナ植木がピンとして実践し、効果が保証されたものしかありません。プロは失敗できない。その考えから、失敗確率のある高度な技法などは使用されません。安全に確実に構成した上で、失敗要素を排除するための極めて細かな配慮も合わせて学べます。この細かさはフレンチドロップのレクチャーでも紹介され、同業のプロマジシャンからも好評を博しました。
クロースアップでサロンで確実に使えるネタを増やしたいなら、これはおすすめです。
- はじめに
- このレクチャーノートに載っているトリックの特長(実践済みで、サロンマジックに有効なもの)紹介と、覚えたカードを忘れられることへの防御策などなど。
- テレパシーで当たらないカード当て
- カードをよく混ぜてもらい数枚をテーブルに広げ、1枚を選んで覚えてもらい戻します。
さらにお客様がデックから3枚を選んで、テーブルに置きます。その3枚とテレパシーで、選ばれたカードを当てようとしますが、当たりません。
しかし偶然観客により選ばれた3枚のカードがヒントになり、選ばれたカードが当たります。
- 白い予言
- マジシャンは霊界と交信? して最初に予言をメモにペンで書きます。
それをたたんでクリップでとめてお客様に渡しておきます。デックを出して、1枚ずつ置いていきストップしたところのカードを取り出します。
予言を見ると、何も書かれていなくて真っ白です。でも選ばれたカードを見ると、そちらも真っ白なカードです。
- 言霊(ことだま)カード当て・改
- 「臆病なマジシャンのための秘密ノート・6」に収録されていたものの改良版です。
- 集団テレパシー実験
- これだけでこのノートを購入した価値がある(たぶん)とボナ植木が自負する代物です。
複数人が覚えたカードを当てていきます。このトスデック風の演出を、混ぜられたデックで行います。
解決策がかなり面白ですし、不思議です。
- 価齢なるあとがき
- 長くマジシャンとしてやっていくためのアドバイスなど。
- はじめに
- インスパイア・マジックの意味と、収録作品を思いついた経緯などを簡単に紹介します。
- メトロマップ予言
- 予言の封筒を見せておきます。Aから8までのカードから1枚引いてもらい、誰にも見せないで伏せておきます。
メトロマップを取り出し、8等分に切り重ね、テーブルに置きます。選ばれたカードの枚数目にある破片を見て、そこに描かれたエリアの名所・名物と予言の封筒に入っていた写真が一致します。
- メトロマップ予言のバリエーション
- 前述のメトロマップ予言にさらに不可能性を追加するアイディア。
- 令和カード
- シャッフルしてもらったデックから、1枚を選んで覚えてもらいます。デックに戻しシャッフルした後、1枚ずつ取っていき好きなところでストップしてもらいます。止まった枚数目にあるのが、観客のカードでその隣には「令和」と書かれた特別カードが来ています。
- メッセージ・カード
- 前述の「令和カード」のバリエーションで、令和カードの代わりに好きなメッセージカードを取り出す方法です。
- 正夢カード・Ⅱ
- 1人の異性にカードを2枚選んでもらいます。どちらが必要でどちらが不要かを決めてもらいます。
必要なカードをグラスの中に裏向きに。不要なカードをグラスの
- 価齢なるあとがき
- フォースする演目を演じる際のプロとしての配慮など。