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もしも本当に超能力が使えたら

2024年11月に東京で行われたレクチャーではじめて公開されて、「ゾディアックサイコメトラー」と共に大きな話題となったマジックです。

「もしも”本当”に超能力が使えたら何をするか?を考えたことがあります」というセリフで始まる超不思議なメンタルマジックです。 こんな方法を知らずにおく手はありません。

その理由は……

□約5〜6分の完全なるエンターテイメントの台本。　(本書の中でおすすめする「自分語りオープナー」を足すと10分ぐらいあるといいかも)

□道具は限りなくミニマルで付箋紙と筆記具だけ。観客の印象ではほぼプロップレスです。

□もちろんトランプなどの別の道具や、ギミック類すら不要。

□ということは、文房具店や100円ショップで道具が調達できるので、これを知っていれば突然のマジックの依頼でも安心。クロースアップからちょっとしたパーティーぐらいまで　OKです。

□スライトフリー。難しい技術は不要です。プレショーやフィッシングなども無用。

□観客とハイタッチで終われるWIN-WINエフェクトです。

【現象】

「もしも自分が本当に超能力が使えたら何をするだろうと考えたことがあります。たぶん……食器を曲げたりはしないと思います(笑)ラスベガスのカジノに行くのはどうかと思うのです。これからお見せするストーリーは、みんなで一緒にカジノにいって私の超能力で儲けて帰ってこよういうストーリーです。うまくいけばですが……」 3人の観客(1人でも可)が完全フリーチョイスでトランプの名前、ダイスの目、ルーレットの赤黒を心の中で決めます。マジシャンはそれぞれのサインがしてある紙にそれぞれ予測を書いていきます。最後は、マジシャンの想定通りのことが起こっていることが証明され大成功! 「今度ラスベガスに行くときは誘ってくださいね」とハイタッチをして終わります。

トリックのやり方だけでなく、自分語りオープナー、マルチバースプリンシプル、Win-Winエフェクトなど、ユニークな考え方や、他のマジックにも使えるTIPS も見逃せません。

「超能力があるとしか思えない!」と言われてみませんか。