ドイツの若き天才モリッツ・ミューラーのレクチャーノートです。
2024年に開催された日本レクチャーツアーの内容を網羅しています。カードの作品の他、コインのフォールストランスファー(フェイクパス・テイク)についてのセオリーや身体の使い方についてのエッセイも収録されています。
- Vernon is Twisting in His Grave
- 観客にカードを一枚引いてもらいます。4枚のAを取り出し、ツイスティング現象を行います。さらに4枚目のAが観客の選んだカードに変化します。
- Queen’s Gambit
- トム・ストーンの「King Castling」のバリエーション。4枚のクイーンを使って選ばれたカードを当てようとしますが、観客の期待を上回るために、キックバックの現象を起こします。
- The Donut Story
- ルーティン内の現象をいかに魅力的に見せられるかについてのエッセイ。
- Thoughts on the False Transfer
- フォールストランスファーについてのモーリッツなりの理論について。
- S&M Shuffle
- カードを小さな束に分けながら無造作にテーブルに投げるように見せるフォールスカットです。
- Just the Two of Us
- 演者と観客がそれぞれカードを一枚ずつ選び、お互いに相手が選んだカードを当てます。
- The Vanishing Pen
- シンプルなペンの消失。
- The Moritzworth Shuffle
- ガイ・ホリングワースのフォールスシャッフルのバリエーション。
- Moritzworth Triumph
- The Moritzworth Shuffleを使用したトライアンフ。
- Jokers to the Right
- 観客に4枚のカードを選んでもらい、デックに戻し、ジョーカー以外を箱にしまいます。最初に選ばれたカードがジョーカーの間に現れ、2枚目も同様に出現します。さらに、2枚のジョーカーが残り選ばれたカードに変わってしまいます。
- Biddle’sNightmare
- 演者はデックからカードを1枚取り出し、観客に残りのデックの中から1枚選んでもらいます。選ばれたカードの候補を4枚に絞り、観客がそのカードに触れると、選ばれたカードだけが表向きに現れます。しかし次の瞬間、選ばれたカードは消え、演者が最初に取り出したカードを見ると、そのカードこそが観客の選んだカードになっています。