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フレンチドロップ 「週刊スペルバウンド 633号」 (2020.02.14 up)


こんばんは。
フレンチドロップの竹本です。

セカンドディールの話です。
メソッドはプッシュオフとストライクの2つがありますね。

それとは別にリチャード・ターナーが大阪のレクチャーで紹介した方法もありますが、これは意味不明すぎたので記憶から消しました。
ざっくり言うと2枚目を配ったら、3枚目が自動的に2枚目があった位置に入るというようなものでして、みんな驚いてましたよね。
あれどういう原理?

一般的にはストライクが採用されています。なぜでしょうか。
完璧に演じたときの最終形をイメージすると、プッシュオフの方が理想に近いはずです。
そう思ってストライクなどはセカンドディールではない。
プッシュオフこそ真実のセカンドディールという思想を広めようとしているのですが、まったく広まりません。

理由を考えてみました。

一番大きな理由は、ストライクとプッシュオフは正面から見た際に、動きがほぼほぼ変わらないことだと思います。
少なくとも一般人なら区別しないでしょう。認めないと言いつつ、ストライクのセカンドディールで普通にだまされますしね。
ストライクでいいやんってそりゃなります。

でもね。プッシュオフなら観客視点を捨て、マジシャン視点で見せれば良いと思うのです。
マジシャン視点でプッシュオフセカンドディールを見せれたら、それはもう神技法ですよというのは言っておきたいのです。

それでは新商品のご紹介です。
フォールスディールの話をしておいて、コインマジック作品集からいきます。

新商品のご案内

■「コインがあやなす奇譚な物語」by ルイス・ピエドライタ


ルイス・ピエドライタのオリジナルコインマジック作品集です。
以前から何度か商品ページなどで紹介しておりますので、ご存知の方も多いでしょう。
ご存知でなければ下記リンクから演技映像を見れますよ。

異次元ですよね。

この発想どこから来るの?
ってなるじゃないですか。手順解説の前にあるエッセイで、コインを素材として見た時の考察があるんですけど。
そこまで掘り下げちゃうの? 発想の根本を見た気がしましたね。

誰がどう見ても凄いマジシャンですので、お読みいただくと良いのではないでしょうか。
ギミックに対する考え方も男気にあふれています。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=<4805>

■「テクニカル・ツールボックス」by スティーブ・ホッブス


カードマジック資料映像DVDです。
大量の情報が得られます。

これを見ていると十代を思い出します。
フレンチドロップのバーに通っていた頃です。

「こんなんあるの知ってる?」
「知りませんでした」
「ちょっとカード貸してみ」
「え、このデックもう死んでますけど」
「かまへん。こうやってこうすんねん」

マスターさんに色々教えてもらいました。

そのマスターさんが今回DVDになりました。という印象です。
いや実際はなって無いんですけどね。そんな感じで色々学べます。
新発見があるはずです。私はけっこうありました。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=3790

■「バルーン・イリュージョン」by テンヨー


風船を使ったミニイリュージョンです。
剣を突き刺しても割れません。

観客との距離がウケに影響してくると思います。
突き刺すとき、引き抜くときはぜひ観客のそばで寄り添うようにしてやってあげてください。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=1863

「魔法のブラックボード」 by テンヨー


黒板に描かれた絵が変化します。

アウト・トゥー・ランチの輪ゴムによる仕切を無くしたものと言われると、どうやってとなりますよね。
これが1つの答えですよ。

2006年にストックホルムで開催されたFISM国際マジック大会で、各国のマジシャンに披露されました。
あらゆるマジックを知り尽くした人たちがわからないと言ったそうですよ。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=4795

■「タイタニック・デラックス」 by Expert Playing Card Company


マジックをするときって、突然タイタニックについて語りたくなるときがあるじゃないですか。
でも唐突にそんな話をしても、それがなんですか? と言われるのがオチです。

でもこのデックがあれば、自然にタイタニックの話を始められます。

そして、結局それがなんですか? と言われてください。
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4810

後書き


フォールスディールの研究で一番衝撃を受けたのは、大阪奇術愛好会が発行しているスベンガリです。

何号か忘れたのですが、何十年も前に発行されたもので今は手に入りません。
当時の学生達が書き記したものです。

たまたま見る機会があったので眺めていました。
そこでは各マジシャンの方法が分析され、文章で説明がされていました。

こんなすごい書籍があったなんて。
興奮して赤松さんにお聞きしたくらいです。

「スベンガリの遠い昔のバックナンバーってもう無いんですか?」

赤松さんのお答えは、「無いな~。でもまぁ君が読んだ巻が特別良かっただけやと思うで」でした。
興奮も一瞬で冷めましたよね。

赤松さんってなんであんなに面白いんでしょう。
それではまた次回。


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