メールマガジン「週刊スペルバウンド」 | マジック用品 グッズショップ（手品ショップ）フレンチドロップ

フレンチドロップの竹本です。
最近世界情勢が本当に心配になって来ましたので、仕方なく行って参りました。
奈良県は東大寺です。皆々様を代表し世界の平和を祈願して参りました。

嘘ですよ。東大寺へ行ったのはかき氷を食べるためです。
近鉄奈良駅の商店街に予約をして行かないと入れない超人気かき氷店があります。
ここが８月のみ東大寺の観音院を借りて出店しているということで行って来ました。

お店のサイトが無いので、ちょっと気になる方は「奈良 ほうせき箱」で検索してみてください。
メニューを眺めると、気分だけでも涼しくなれるかも知れません。


今回はカップ・アンド・ボールの話です。
ファイナルロードが難しいと言われています。ジョン・カーニーがまったくフラッシュせずに素晴らしいと言われています。
ジョン・カーニーと言えば大阪に来られたとき、セカンドディールを使ったカニバルカードを見せてくれたことがあります。
フレンチドロップのメンバーしかいないときで、見せていただいた後なぜかみんなノーリアクションという光景を見ました。
今となってはあれもまた良き思い出です。

そんな話はどうでも良いのです。
ファイナルロードが難しいという話ですが、そもそもロードを必要としない作品もあります。
有名なバーマジシャン、スコッティ―・ヨーク「X-RATED CUP and Balls」です。

タイトルのX-RATEDは裸でもできるからで、ジャケットやズボンからのロードが必要ありません。
ダイ・バーノンの手法を知っている相手こそだまされる仕組みになっています。

■「ダイ・ヴァーノン・セミナー」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4278


セットアップもユニークで面白いです。

そんなスコッティ―・ヨークの「X-RATED CUP and Balls」を今回は特別に販売はできませんので、カップ＆ボールのセットを色々紹介したいと思います。
まずは高品質のニットボールから。
■「フレンチドロップオリジナル・ニットボール by ノワール」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4614

すべて手作業で作られています。
ジャンボボールの製作を実際に見させていただきましたが、１つ作るのに相当な時間がかかっています。
それでこの価格でいいの？ と思っていたらやっぱりだいぶキツイようで、次回入荷分から価格を上げざるを得ないようです。
手に入れるなら今がチャンスです。
クライマックスでジャンボボール１つが出るパターンもあります。
アル・シュナイダーの作品です。オンラインにて演技映像が見れるはずです。

お次は

■「レジェンド・カップ・アンド・ボール」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4815

こちらは海外仕様ですが細部まで丁寧に作り込まれ、完成度は高いです。
厚みもしっかりしており、手にするとずっしり来る重みがそのまま安心感へつながります。
収納ケースの豪華さも含め、どこに出しても恥ずかしくありません。ジョンソン製にも負けないクオリティです。


今だけこういうものもあります。
プラスジョンソン製カップ２つのセットです。
ウィリアムソンの手順をしたい人にはお買い得です(ボールはついていません)。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5122

カップ・アンド・ボールの親戚ということでチョップカップも１つだけ販売します。
メーカーなどは不明です。ノワールさんのニットボールと共にお届けします。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5121

チョップカップと言えば、忘れてならないのは高木 重朗大先生のソリッドカップです。
資料を読んでみますとソリッドカップの種類も１つじゃないんですね。なるほどという工夫はさすがです。

■「高木重朗の本」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4994

カップ・アンド・ボールについてはもっと書こうと思いましたが、色々調べた後に自社サイトでこちらの記事にいきつき止めました。
これ以上詳しくは無理です。

■第73回　カップアンドボールとお椀と玉の歴史の意外点
https://www.frenchdrop.com/column/?page=073


石田さんの知識量、調査能力の高さは凄すぎますよね。
一説では数え切れない蔵書の中から、だいたいは何がどこに載っているかを記憶されているということです。
尊敬しかありません。

こちらの記事を読んでいると、色々参考資料を集めたくなると思います。
手に入りづらいものばかりですが、実は山本慶一著「日本手品宝華集」は当店でも取り扱っています。

■石田天海賞受賞者作品集
https://www.frenchdrop.com/detail?id=5050

ここだけの話ですが、図書室コーナーに並んでいる古書は今のところほとんどが当店店主庄野の私物です。
蔵書印有りの場合、それはたいてい庄野印です。庄野も歴史に残る奇術家の一人なので、気になる作品集があれば、持っておいても良いのではないでしょうか。
どうなんでしょうか。ユニコーンエンタープライズのグレーターマジックライブラリー ４巻セットなんかは自分が買いたいところでしたが、社内に身内が買ってどうすんのよ。
という雰囲気が流れていたので諦めました。

それにしても資料価値の高いものばかりで驚きますよね。

奇術作品数珠つなぎ、永遠に続けられそうなのでそろそろ新商品のご紹介へ参ります。

■コインマジック『CTG　(予約受付中)』 by ピーター・エギンク

コイン・トゥー・ザ・グラスのベスト・オブ・ザ・ベスト版です。

これはRDインスタ以来の衝撃を受けました。
不可能設定が異常なことになっています。

デックケースの上に透明グラスを伏せて置き、密閉空間を作ります。
ここまでは普通ですが、これを観客に持たせてしまいます。
マジシャンがこれに触るどころか近づくこともありません。
この状態で現象が起こります。

私は新しいものよりクラシック派。先人の知恵に触れてこそ面白いという考え方を持っていますが、これはもう認めざるを得ません。
素晴らしいです。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5113

■DVD『アット・ザ・テーブル　ロサンダー』 by ロサンダー

フローティングと言えばこの人、ロサンダーです。
このDVDではロサンダーが25年かけて蓄積してきた知識を惜しみなく披露してくれます。
動画の演技を見れば素晴らしいのは誰にも伝わるはず。
これが解説されているだけでお値段の元は取れます。さすがです。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5026

カードマジック『HDPボックス』 by ファン・パブロ

ビジュアルエフェクトを手掛ければ天下一品、ファン・パブロの超視覚的カードマジックです。
マジックを長く続ければ続けるほど、簡潔さはすごく大事ということが身に染みて分かります。

そういう意味ではこのカードマジックはおすすめです。
カードを選んでもらい、サインをもらったらすぐ現象が起こりますから。
一般客相手にややこしい手続きとか要らないんですよね。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5119

■カードマジック『ホール・オン・ア・セク』 by ザム・ウォン

これもビジュアルです。
カードに開けたたくさんの穴が一瞬にして移動します。
カードを持ち替えることなく、片手に持ったままで現象を起こせるのが地味に良いところです。
スマートじゃないでしょうか。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5118

■基本用具『チャイニーズ・コイン・ステッカー』 by ジョニー・ウォン

凹凸の無いフラットなコインに貼れば、すぐにチャイニーズコイン化できるという魔法のシールです。
これはページにある写真よりも実物をご覧いただいた方が綺麗です。
外周に沿ってある金色もボディー部分の色合いも実物の方がキレイに色が出ています。
お持ちになっていれば何かの役に立つと思います。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5088

明るい話題になるかどうかは分りませんが……。
フレンチドロップのショップ実店舗での営業は一時自粛しておりましたが、明日8/29(土)から再開いたします。
バーはもう営業再開しているので、今回はショップの方です。

ひとつだけお願いです。
ご来店いただく際は、マスクの着用をお願いいたします。
マスクなど邪魔だ暑苦しい。というワイルドな方、個人的には好きですよ。
でも今はそんなことを言っている状況ではありませんので。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。