メールマガジン「週刊スペルバウンド」 | マジック用品 グッズショップ（手品ショップ）フレンチドロップ

こんにちは。
マジックバーフレンチドロップの武宮です。

GWも明け陽射しが強くなりやっと半袖で過ごせる季節がやってきましたね。
私、南国鹿児島の沖永良部(おきのえらぶ)という小さな島の生まれ育ちなもので好きな季節は当然夏でございます。
寒いのは特に苦手で大阪の冬の寒さでも自転車通勤が辛過ぎて往復8kmを毎日歩いて体を温めながら通勤するくらいです。
少し運動すれば簡単に汗をかける夏場のうちにたるんだ体を引き締めたいものです。


さて、今日は私の好きな「トライアンフ」を題材にメルマガを書いてみようかなと思います。
カードマジックを始めれば誰もが必ず通る道。

トライアンフ。

レギュラーのみで行うものやギミックデックを使うもの。
テーブルを用いてやるものからスタンドアップ状態で完結するものまで様々なバリエーションが発表されていますが、その中でも私個人的にお気に入りなものをご紹介しようかなと。

まずはデビッド・ウィリアムソンのカラーチェンジングトライアンフ『Funner Color Stunner』
https://youtu.be/a3ggExShQFM

激ムズですが、効果は絶大。なんたって最後デックの色まで変わるんですよ。
本当にこのおじさんはクレイジーなふりしてどえらいスライトでマジックを完遂します。
こちらは「リディキュラス」と「マジックファーム」に収録されています。

「リディキュラス」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=3424

「マジックファーム」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4176


次は日本を代表するマジッククリエイターで現在はテンヨーで新商品開発に携わっていらっしゃる佐藤総さんのレクチャーノート「トランプと悪知恵」に収録されている『Bushfire Triumph』
https://youtu.be/wtgSaTWZNtI

混沌(カオス)を意図的に作り出すことに芸術性を感じますね。
何度見ても最後のマジカルジェスチャーでカードの向きが揃うところは痺れます。
憎い。憎すぎる。

私がよくやるのは同氏の次書「カードマジックデザインズ」に収録されているこちらver.1.5のほう。
https://youtu.be/jRcedUnD_zs

より洗練された手順になってます。
本人もおっしゃってますがやはりレナートグリーンに影響を受けて出来上がった作品のよう。無秩序に見えたものから一瞬で秩序が完成すると人間の頭はクラッシュします。
北欧の怪物も佐藤さんも半端ないって。
トライアンフ以外にも実用性も効果も高い珠玉の名作揃いですので是非とも手に取ってみてください。
オールバックとかも凄いよ。

「トランプと悪知恵」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=21

「カードマジックデザインズ」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=2363


そして一番衝撃的なトライアンフと言えばやはりDani DaOrtizの『Open Triumph』かなと。
https://www.frenchdrop.com/detail?id=3689

もうこれは見ているだけでお腹いっぱいですね。
生でも見ましたがノックアウトでした。

他にも紹介したいトライアンフはありますが、長くなりそうなので割愛。
色々と組み合わせて自分だけのトライアンフを作ってみてください。
私のトライアンフもそのうち機会があればどこかで紹介しますね。

それでは今週の新商品といきましょう。

■日用品『ラトル・ダイス・ケース』 by 谷 英樹

厚川 昌男賞も受賞した谷 英樹さんによる不思議な不思議なダイストリックです。

透明のキューブの中に、ダイスが入っています。
マジシャンが後ろを向いている間に、観客がどれでも好きな目を上にし、終わったら黒のカバーをかぶせます。
これで誰からも中のダイスは見えません。黒のカバーが透けるなどもありません。
この手がかりゼロの状態でマジシャンはダイスの目を一発で当てます。

でも実は、本当の不思議はここからです。
今度はマジシャンが好きな目を上にし、カバーをしてしまいます。
観客はこの間まったく見ません。手がかりゼロな上、何の操作もしようもありません。
この状態から観客がマジシャンが上にした目を当てるのです。

そんなことが可能なのでしょうか。それを可能にするのが谷さんです。あぁ谷さん。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5906

■日用品『シルク・イントゥ・ザ・ボトル』 by Magic Artist

空のペットボトルの中に、シルクが飛び込みます。

この飛び込む瞬間が非常にアピールポイント高しです。
手に持ったボトルの中に、ノーカバーでパンと出て来るのですから。

オリジナルはシルクの完全消失からのボトルへの移動です。
ハンドリングややむずです。岸本さんの手順が無理がなく演じやすいです。
という訳でフレンチドロップでは岸本さんの許可を得て、岸本さんの手順付きで販売いたします。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5933

■コインマジック『ロボット・コインズ』　

グラスにデックケースを置き、ふたをします。
あとはコインを消すたび、チャリーンとグラスの中にコインが移動します。

移動完了ごとに、ケースへのコインのロードが不要。
そのあたりで余計なムーブも不要。なのでわちゃわちゃしない。
新しいアイディアではありませんが、説明できない不思議さがあります。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5768

■基本用具『ミカメ・テーブル・ホッパー・トップ　【ご予約受付中】』 by ミカメクラフト

これまでに見たマットの中でも一番美しい気がします。
日本が誇るミカメクラフト製のテーブルトップです。

これを台の上にのせれば、そこが上質なクロースアップマジックの場になります。
これ１つで場の雰囲気を変える迫力があります。相変わらず美しい仕事です。

引き出しを開けば、そこにはデックやコイン、ウォンドなどを収納しておけます。
素晴らしい。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5934

そのうちどこかで紹介しますと言った自分のお気に入りのトライアンフをとりあえずYoutubeにアップロードしてみました。

https://youtu.be/eZ6Jm-L9xnI

レギュラーでスタンドアップで完結できる非常に使い勝手の良いトライアンフです。
色々なマジシャンのアイデアを取り入れてますので解説はしませんが、あなただけのトライアンフ創作のきっかけになれば幸いです。