メールマガジン「週刊スペルバウンド」 | マジック用品 グッズショップ（手品ショップ）フレンチドロップ

フレンチドロップの竹本です。

「The Books of Wonder by Tommy Wonder」の出版から数年後。トミー・ワンダーへのインタビュー記事があります。

本の内容とはあまり関係がありませんが。

それによりますと、トミー・ワンダーがマジックを始めたのが４～５歳。
その頃からずっとマジシャンになりたいと思っていたそうです。

10歳でちょっとしたマジックの本を手に入れ、その中に書かれているトリックはすべてマスターしたそうです。
母親はマジックに対して肯定的で、父親は学業優先。でも、もともと学校の成績は良かったらしく、
何か問題ある？ ?という態度だったようです。

theater academyで学びましたが、習った内容をマジシャンに関連づけるのは難しいと感じた様子です。
14歳でマジックサークルに参加。20代半ばで毎土曜日に4回のショー、年間約200回のショーを約５年続けたそうです。

場に騒がしい客が多い時には、大きな音楽を流し、派手派手な登場をしていたこともあるそうですが、
このスタイルは本当の俺じゃねぇということで、まずは沈黙で注意を引く方向性に変えるなど試行錯誤を色々したそうです。

カップ＆ボールなど、後ろに観客がいて、タネがバレるとか逆にまったく見えない人がいる場合どう対処するかという質問には、
まず最初に観客を壁にできるだけ引き寄せることで、見えづらい位置にいる人は自動的に見えやすい場所に移動する傾向がありますよということでした。

一番問題になるのは両サイド、そこに注意を払うとずっと体を回転させることになるので。
でもカップ＆ボールの場合は、自分がサイドに寄ればいいので、特に困らないなんて話でした。

あ、トミー・ワンダーのカップ＆ボールと言えばこちら入荷しました。

■「トミーワンダーのツー・カップ・ルーティン　【唯一公式】」
https://www.frenchdrop.com/detail?id=5914

でも、このご時世にこの価格帯の商品を、気安く購入くださいとは言えないですね。
また情勢が落ち着いたときにでも、そういえばこんなんあったなと思い出してもらえればと思います。
その頃には製造中止とかありそうでちょっと不安ですが。

実はこの作品は大学生の頃、同級生がお手製の道具で見せてくれたことがあります。
世間の評判では難しい作品ということになっていますが、その同級生の演技でコロッとだまされた私からすると、
構造上いけんじゃね？ ?正しい練習と勇気だけじゃね？ と思ったりもします。

余談ですが、その同級生がお札を丸めて浮かしていたところ、蜘蛛の糸のようなものがふわっと空中に漂っていたので、
何か蜘蛛の糸みたいなんついてるでって取ろうとしたら、かなり怒られた記憶があります。

その当時はインビジブル・スレッドの存在すら知らないピュアボーイでした。

それでは新商品のご紹介です。

■コインマジック『アナザー・マトリックス』 by フレンチドロップ

マトリックスです。１枚目の移動が非常に強力ですね。
あるべき動作がありませんし、両手もクリーン。
えっ?! と驚いていたら、いつの間にか全部のコインが集まっていました。

最初に見せてもらったときは割りと演者側から見る形だったのですが、それでも通用します。
玄人相手ならそっちのアングルで見せた方が面白いと思います。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5987

■パケット・トリック『アイ・ゴット・ア・ピカチュウ』 by ハイド・レン

ピカチュウを題材にしたパケットトリックです。
４体のピカチュウが、テンポよくモンスターボールに収納されていきます。
最後にはカードに描かれたモンスターボールがリアルにカードから飛び出し、開くとピカチュウのフィギアが出てきます。
商品にはフィギアもちゃんとついています。

かわゆい～。
お子様相手ににどうでしょうか。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5976

■基本用具『カップ&ボール　アルミニウム』 by マーフィーズ・マジック製

名前の通りアルミ製のカップ&ボールです。
フレンチドロップでは最近までジョンソン製のカップ&ボールしかなかったんですよね。
光り輝き、文句のつけどころがありませんが、いかんせん高いんですよね。

お手頃価格で手に入るカップ&ボールがやっと来ました。
これでやっと古典の傑作に取り組めますね。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5984

■基本用具『デビル・ハンカチ』 by ノワール

信頼のノワール製デビル・ハンカチです。
ノワール・ハンカチと同じ生地で作られています。
高級感のある仕上がりでどこに出しても恥ずかしくありません。

JONIO先生の派手でイカツイ手順付きです。
ぜひ練習してマスターしてください。サロン規模でも困ることが無くなります。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5993

先週発売されました「I × U」ですが、実際問題これはタイトルとオチがだいぶキツイですね。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=5978

このオチだと演じられる場所が非常に限定的になるというか、ほぼ無いんじゃないかと思います。
I love youって。あなた。いやいや、気持ち悪い。どうしよってなりますよね。

そんな訳で、デックから?Ａを出しましたら、この中央のマークが変なんです。
ほら、大きくなったり小さくなったり、おまじないをかけると、立体的になってしかもポロンと取れるんです。
くらいの流れで、ハートに愛情の意味をもたせずやった方がキャッチーだと思います。

絵からの出現の天才的なやつは他にひぐぽんさんのものがあります。

■トマトのA　Ver.2.1
https://www.frenchdrop.com/detail?id=3868

「アピアリング・カー」、「I × U」、「アイ・ゴット・ア・ピカチュウ」は全部同じ作者でyifや劉謙に作品提供している方なんですよね。
また近いうちに新作が出ると思います。お楽しみに。