メールマガジン「週刊スペルバウンド」 | マジック用品 グッズショップ（手品ショップ）フレンチドロップ

フレンチドロップの竹本です。

みなさん。
突然ですが、都会の生活に心が疲れていませんか？

はい。黙れと思われたところで……先日、こっそり砥峰高原に行ったお話を少しさせていただきます。
車移動ですし、開かれた場所なので良いかなと思いまして。

砥峰高原は兵庫県にありまして、西日本で有数のススキが広がる高原だそうです。
「ノルウェイの森」、最近では「燃えよ剣」の撮影地になっています。
あたり一面ススキで覆われた美しき世界です。爽やかな風、ススキが揺れる音、虫の鳴き声、心が癒されます。
ススキも良いですが、夜空もこれまた素晴らしいのです。隙間がないくらい、どこもかしこももう星。
例えるなら、フレッド・カップスの手から無限に流れ落ちる塩、あれがすべて星で、夜空にどんどん垂れ流したくらいの勢いです。
いま例え長いねんと思った人誰ですか？

この夜空をしばらく眺めていたら、何か良いアイディアがひらめくかと思いましたが、驚くほど何も出てきませんでした。

最近の研究はコイン・フォールドです。コインを小さいに紙に包み、消す方法です。
ターベルコースにものっている古典的手法ですね。マンスリーマジックレッスンにあるゆうきともさんの見せ方は秀逸だと思います。

スライト好きとしては、紙の中のコインをあれした段階で、手を空にする方法が気になります。
マーローの方法だそうです。一言で言うと、スリービングというかカタパルトです。胸ポケットへの処理もあるそうです。
いや、無理。自然になる気がしない。コイン・フォールドは今後もしばらく研究を続けてみようと思います。

それでは新商品のご案内です。

■日用品『アドセンス』 by ナウエル・オリベラ

レパートリー入り間違いなしのメンタル・エフェクトですって。

色々な商品が書かれた広告カードから、観客が３回選ぶチャンスがあります。
その都度、まったくのフリーチョイス。なんなら、選んだあと変えてもらっても問題ありません。
そうして最終的に選ばれたカードがすべて完全にコントロールされています。
選ばれなかったカードを見ると、もちろんバラバラの商品が描かれています。

どうなってんすかこれ。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6269

■日用品『スピリット・ファイヤー・クリップ』 by TCC

これは単純におもしろいです。
コイン・フォールドの研究を始めたのもこれがきっかけです。

クリップに留めた紙が自然発火し、消失します。
手は空ですし、紙はオープンに見えています。
そこからの自然発火、そして意外と勢いよく燃えます。

バー店長武宮は、予想を超える燃え方に爆笑してハマっていました。
現場目線で見ても、なかなか使い勝手よろしおす。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6271

■基本用具『ジェリーズ・ナゲット・モダンフィール　水』 by U.S.Playing Card Co.

ジェリナゲのモダンフィールの水色がお安く手に入りました。
そのままお安く販売します。

あまり個数を用意できなかったので、またすぐに無くなると思います。
昨日から、こっそり公開していたら、すでに何個か無くなっていました。

欲しい方は、若干急いでいただいた方が良いのかも知れません。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6197

■日用品『ノーマッド・リング2　ビット・コイン』 by エーバイ・ヤップ

以前、販売を開始しましたレプリカ・モルガン・バージョンはこちらが引くくらいの人気作品になりました。
正直驚きを隠せません。まだ動揺しています。この注文数何かの間違いじゃないの？

その「レプリカ・モルガンバージョン」が手に入らなくなりましたので、仕方なく「ビットコインバージョン」も取り扱うことにしました。
久しぶりに持つと、ビットコインの重みなかなか良いですね。まだ買えてなかったんだという方がいたらおひとつどうぞ。
指輪も思っていたより格好いいです。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6275

■日用品『キーノート』 by アブストラクト・エフェクト

鍵を使ったペン・スルー・ビルです。
以前から出ていましたが、取り扱っていませんでした。
だって高かったんですもの。

それが今回お安く手に入りましたので、そのままお安くご提供させていただこうということです。
お買い得かって？ 得しかありません。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6217

■カードマジック『アルティメイト・トス・アウト・デック』 by Himitsu Magic

トス・アウト・デックです。
デックのカードがバラバラで、混ざっていることを確認させてから行います。
観客はランダムに選ばれますし、デックは観客が持っている状態で、好きな場所にあるカードを覚えてもらいます。
誰の目にもマジシャンが関わりようのない状態で、コントロールしようがなく思える状態です。
もちろんこれで成立します。ふっしぎー。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6251

フレンチドロップ図書室は皆さん時々チェックいただいてますか？

https://www.frenchdrop.com/fd/lib/Library.html


何か掘り出し物が出ているそうですよ。

■奇術研究1～86号　全巻セット　+ 増刊号 + 分類総目録(1～20号分)
https://www.frenchdrop.com/detail?id=6268


私も、とびとびで持っています。
こういうのは当時の奇術界の雰囲気が知れるのが良いですし、いま流行りのトリックのルーツが見つかることは多々あります。
新しい発想の種も得られます。一度読んで終わりじゃありませんし、読むたびに新しい発見があり、一生楽しめます。
そして読みたいときには手に入らないものです。だから買って！
私、関西弁で勢いよく言えば、たいがいのことは許されると思っています。


今年って実はフレンチドロップ20周年なんですよ。
夏頃にどうする? って武宮に言うと、できる訳ないやろの一言で瞬殺されました。
でもわたし諦めないんだから！ やるって言ったらやるんだから。


完全に思いつきですが、ジャパン・インベンション・コンベンションというのもできるならやりたいです。
ネーミングセンスの無さはさておき、クリエイター様の作品を持ち寄りまして、優勝作品から第３位くらいまで決めるという大会です。
賞金も出したりなんかして。おもしろいと思うんですよね。

それではまたごきげんよう。