メールマガジン「週刊スペルバウンド」 | マジック用品 グッズショップ（手品ショップ）フレンチドロップ

こんばんは。フレンチドロップの竹本です。
FISMの興奮が冷めやらぬ中、通常運転で参ります。

FISMに関しては、こちらの動画が面白いです。
スペイン勢のオフ映像やディーラーブースが主体です。
マリオ・ロペスやルビ・フェレスも出演しており、48分ありますが、あっという間に見られます。

https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=ykR6iy-xge0&feature=youtu.be

しかし、暑いですね。フレンチドロップの周りでもセミがやかましく鳴いております。
虫も増えて来る季節ですよ。嫌ですね。虫。そんなあなたにおすすめするのが、おにやんま君です。

https://fishing.sunline.co.jp/goods/5553/

無視ですか。そうですか。
今日一番ご紹介したかったのは、このおにやんま君なのに。

それでは気を取り直して、ガイ様のお話を。
奇術界でこれほど成功した本もないし、今後もないと言われる『ドローイング・デセプション』。
その著者のガイ様ことガイ・ホリングワースがマジックを始めたのは高校に入った16歳かららしいですね。

高校に入学して、仲の良い友達とマジック部に入ったら、部員も顧問も誰もいない。
オンリー２人ということに、一番驚いたそうです。この段階で強い動機があって入った訳でもなかったそうですが、図書館で本を借りて来たりして頑張っていたそうですよ。

影響を受けたマジシャンは、テレビで見たチャニング・ポロック。なんとなく分かりますね。
カードマジックのスタイルはリッキー・ジェイからです。

中でもスペードのエースから５までをデックにシャッフルし、１枚ずつ取り出していき、残りのスペードのカードも１枚ずつあるいは２枚ずつデックをシャッフルしながら取り出し、最後には……。下記動画の１分40秒くらいからの手順でしょうか。これに完全にやられたそうです。

https://www.magicana.com/video/ricky-jay-0

『ドローイング・デセプション』の話では、当初自分で書く気がなくて、
代理を探し、書いてもらえるよう打ち合わせもしていたそうですが、自分でやった方がええで。
と言われ、迷った挙句、自分でやることに。ちょうど大学を卒業した頃で、そうだ。仕事としてこれやったらよろしいやん。
という流れだそうです。

仕事なので、自宅ですが、朝はアラームをセットし、朝食を食べたら、スーツに着替えお仕事(執筆)開始。
昼食を挟んで18時までまたお仕事。そんな生活を続けて２週間で第１稿が完成。
イラストは彫刻画のようにしたいとのこだわりで、けっこうな時間を費やしたそうです。
それでも一夏ほどだそうですが。

デザインもレイアウトもガイ様が決め、出版者マイク・キャベニーが歴史研究家なので
カバーはクラシックスタイルにしたとか。製本に関しても２人でかなりの時間をかけたようです。
そんな天才ガイ・ホリングワースの魂の結晶が本日の新商品です。

翻訳者の富山さんも、これが今年のニホンゴ手品ブックオブイヤーやと自信を持っておりました。
そんな部門があったかは知りませんが。

■書籍『ドローイング・ルーム・デセプションズ　【日本語翻訳版】』 by ガイ・ホリングワース

これは迷わず購入ですね。
作品はもちろん文章と行間からほとばしる手品愛に胸打たれます。

自分が一番好きなのはトラベラーとカサンドラです。
VHSの『ルーティンズ』が出たときから練習しておりました。
特にカサンドラのコンセプトはえぐいくらい感動を覚えました。こんなことよく思いつきますね。

そしていまこれらの作品がガイ様が24歳のときには出来ていたと聞いて愕然としております。
僕なんか24歳言うたらまだ鼻水垂らしてましたよ。

余談ですが、翻訳者の富山さんが日本語翻訳版が出たとSNSにポストしたら、ご本人からぜひ読みたいです。
というコメントが日本語で来たらしいです。

そんなユーモアも持ち合わせているの?!
何ひとつとしてガイ・ホリングワースにはかないません。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6787

DVD『ザ・バット・システム　【ご予約受付中】』 by カーペンター・ウォン

これ以上はちょっとない。究極の究極カード当てです。

カード当てってこうできたら良いのにな。
というその一番不思議な理想の形を実現します。
例えば、好奇心むちゃくちゃ強いおじさんから、ほなおまえこれ俺１枚引いたから、で、これ俺がこうやって手で隠して持ってるわ。
この状態で当ててみぃ。とかいう、いや、それは無理やから。みたいな状況あるじゃないですか。
そういう一番無理な状態でカードを当てられる。これはそういう代物です。

https://www.frenchdrop.com/detail?id=6789

■コイン・マジック『CSTC』 by MS マジック

これはまぁチャイニーズコイン版のスーパートリプルコインなんです。

ちゃんと穴が開いています。
分割コインの片面はシールですが、これがもう片面の本物側と遜色ありません。
言われないとまずシールだとは気付きません。なので演技のどのタイミングでもコインの裏表が見せられます。

付属のレギュラー・チャイニーズがわりと厚めに作られていて、ギミックコインもそれに合わせて作っているので、分割コインの厚みがそこまで目立たちません。普段使用しているチャイニーズのレギュラーとそんなに変わらないんです。変わりますけど、許容範囲内です。
そこにマグネットが仕込まれている時点で、ちょっと信じられない。これ良いじゃない。


https://www.frenchdrop.com/detail?id=6792

これは今日の朝見て驚いたやつです。

■『バウンス』by ルイス・ルビアレス
https://www.vanishingincmagic.com/close-up-magic-downloads/bounce/

え、やだなにこれ面白い。
この人の作品もっと見たいという方のために、あらかじめご用意しておきました。


■DVD『オーレ』
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4069

■DVD『コン・デノミナシオン』
https://www.frenchdrop.com/detail?id=4347

最後まで宣伝でいくこの根性を誉めてください。
嫌わないでー。