レギュラーデックを使用したマジックをした後に、このマジックをすると結構受けます。
明らかにトリックデックという雰囲気をかもしだしているので、このマジック単品では個人的には今一つと思ってしまいますが、トリック自体は非常に楽しいものなので、他のマジックと組み合わせることでよいショーにするためのスパイスみたいなものになります。
ちょうど解説DVDもジェミニツインズに続いて演技行っているので、よい手本になります。
1段目は簡単です。
5分あれば習得できます。
ただ、その分タネを見破るのも簡単です。
2段目をやると、中にある携帯が濡れます。
風船ふくらますときに出す息に含まれる水分で、携帯が少し濡れているのだろうけど…。
人から携帯借りてもできるけれど、借りた携帯を汚して返すなんて、個人的には絶対に無理です。
このマジックは受け付けないです。
『透明のケース』という、うさんくさい道具を使いますが、それ以上の見返りは間違いなくあります。
4500円になったとはいえ、やはりまだ高価。
が、購入するだけの価値は十分にあると思います。
まぁ付属のDVDの手順(フェイスアップ版)はあんまりやる気がおきない手順でした。
こういったストーリー性のあるマジックをレパートリーに加えてみると、また違ったおもしろさがあると思います。
同じ仕掛けのトリックデックはありますが、全然ウケが違うように感じました。
絵がすごくかわいいのがgoodです。
サムチップの親戚みたいなもんです。
ステージ・サロン・クロースアップ問わずに使え、安いのでマジシャンならもっていても決して悪くないと思います。
とびきり難しいマジックではありませんが、人前で演じるには練習は多少必要です。
カメレオンシルクは、『リレーレクチャー』のほかに東京堂出版より発売されている『図解ステージマジック入門』にも解説されています。
現在は売り切れになっているみたいですが、2色シルクを使った演技も解説されています。
勉強する際にはこちらも参考にするとよいかもしれません。
どのマジシャンの演技も個性あり、楽しいものでした。
バーノンの演技はややジジイくさい感じがしましたが、2800円でこの内容なら間違いなくお得です。
リンキングリングを学ぶなら間違いなくオススメのDVDだと思います。
ただ、ステージ用の手順がメインであり、クロースアップの手順をメインで覚えたいのであれば、こちらよりも緒川集人さんの『忍者リング』がよいかもしれません。
ちなみに演技に必要なリングの種類は以下のとおり。
・ジェフ・マクブライド:6 Ring Commando Routine
→キー×1、シングル×2、トリプル×1
・アルド・コロンビーニ:3 Ring Routine
→キー×1、シングル×2
・ダン・ハーラン:8 Ring Ringmaster Routine
→キー×1、シングル×2、ダブル×1、トリプル×1
・アル・シュナイダー:5 Ring Routine
→キー×1、シングル×1、トリプル×1
・ダン・フレッシュマン:Close-up Linking Rings
→キー×1、シングル×1、ダブル×1
・ダイ・バーノン:Symphony of the Rings
→キー×1、シングル×2、トリプル×1
見てわかるとおり、トリプルリングを持っていないと、ほとんど演じることができません…。