古いマジックで、たんなる針金のような棒の先に硬貨がついてくるものがありましたが、あれと違って難易度が高いわけではないので演じるのは簡単です。エクストラを用意しておけばもうちょっと凝ったこともできます。
インパクトは良いですが、トリックのインパクトではなくクモによる不快感情でただ驚くだけなのでビックリ箱に近いかと…。マジックの楽しさや衝撃とはちょっと違う気がします。パケットトリックで気をそらす中で自然と相手に仕込むのは、カードアンダーザグラスやウォッチスティールのような楽しさはありますが、一定確率で人によってかなり不快に尾を引くこともあります。
アンビシャスカードの落ちに使うギミックとしては非情にインパクトが強いですし、そこに至るまでのルーティーンも使い勝手が良いのでお勧めです。なんらかのバリエーションのアンビシャスカードをされる方は持っていても損がないと思います。
結構近い距離で見せるので…折り目が悪かったり、チェンジの瞬間、紙や指の具合で成功率(つまり失敗率)があるため、なかなか人に見せるのは難しいです。違うDVDなどでプロはさらっと使っているので熟達すれば良いのかもしれませんが、振るだけではカバーしきれずどういう動きをしたかはわかると思います。