とにかく箱のデザインがお洒落です。
クールで神秘的なイメージでマジックをしたい方におススメ。
メタリックカラーの相性は、
メンタルマジックやメタルベンディングにぴったりです。
質感については好みが分かれるかも知れません。
特徴的なのは、良くも悪くも「滑らない」ところ。
摩擦係数が高く、均等にファンが出来ません。
その反面、フラリッシュでバラけることは全く無く、
うっすらとラフ加工がしてあるくらいの感覚です。
ダブルのままカードスピンが出来ますし、
左手だけでめくってテーブルに投げてもズレません。
「クラブエンゼル」のような質感が好きな人には最高です。
是非、一度は使ってみて欲しいデックの一つです。
誰にでも出来る簡単なスプーン曲げから、
催眠術の導入部分まで、まとめて学べるDVDです。
このDVDの良いところは、
デモ動画が実際のバーで演じられていることです。
お客さんの「リアルな」リアクションが見れます。
セリフの間、ルーティンの流れ、
お客さんの反応に合わせた巧みな話術とその裏の理論。
デモ動画の通りに真似すればすぐに演じられます。
既にスプーン曲げのルーティンを持っている方は、
続編のラブプラスから購入されることをおススメします。
催眠理論については続編の解説が濃密です。
カードマジックやコインマジックばかりに取り組んでいる方、
新しい分野に挑戦したいなら「マストバイ!」な作品です。
DVDを見て、初めて演じてみた時の感想は、
「えっ?こんなに簡単に言う通りになっちゃうの?」
自分が怖くなってしまうほど簡単に掛かります。
もちろんこれは僕の腕が特別に良いわけではありません。
このDVDで解説される理論が秀逸なのです。
ただし、これだけは忘れないでください。
『催眠術の効果は大部分が被験者の素質に掛かっている。
催眠が入ったからと言って、自分の腕を過信してはいけないし、
逆に入らなくても、それは被験者の見極めを失敗している、
ということが大半で、誘導の効果はそれほど大きくない。』
自分の手のひらをもみながら、「離したくない!」と
言ってくれる人が本当にいる一方で、
30秒カタレプシーですら、当然のように手が開く人もいます。
斬鉄剣といえども、切れないものはあるのです。
では、だからといって、
目の前にある名刀を、あなたは見逃しますか?
催眠奇術の可能性を知らしめる作品。
Birdie氏が言うところの、
「どメンタル」な催眠術と、
「どスライ」なウォッチスティールが見事に融合。
対極にあるジャンルだからこそ、
自然に、且つ易しく取り組めるよう仕上がっています。
これからウォッチスティールを始めたい人はもちろん、
既にウォッチスティールを行っている人が見ても、
無限の可能性に心躍る作品となっています。
シリーズ全体に言えることですが、
解説部分をもう少し効率よく収録して、
演技をある程度通して見たいなぁというのが本音です。
その分★一つ減点の4つ星としましたが、
間違いなくおススメ!の一品です。