イギリスで最も忙しいマジシャンの一人、マーク・メイソンのペット・トリックが楽しめます。
テーマはカード、ロープ、コイン。どれもリズミカルに現象が起き、手順としてもスッキリまとまったものばかり。実用性では文句のつけようがありません。とは言っても、それだけならそんなマジシャンは他にもいます。
マーク・メイソンがひと味違うのは、解決法が個性的で、面白いところ。 そこはマジシャンが見ても楽しめるほどです。何かすごいテクニックを使いこなす訳ではありません。ですが、現象が起こってしまいます。
イギリストップクラスの実力者、マーク・メイソンの演技をご堪能ください。
- Marks card in wallet
- カードマジック。題名から分かるようにオチはサインカードがマジシャンの財布から出てきます。 途中、マジシャンの口にくわえられていたり、観客が決められた枚数のカードを一発でデックから 取り出したり、といった現象が起こります。 最後の財布からカードを取り出す時の工夫が素敵です。
- Think of a card
- カードマジック。観客が思っただけのカードを当てます。一度だけでも非常にインパクトが ありますが、ここでは三度繰り返されます。
- Full hindu rope surprise
- ロープマジック。4段階の現象が起き、クライマックスにつながります。 ロープを扱うときにありがちな、もぞもぞした動きは感じられません。 クライマックスでは1本のロープが立った状態でふわふわしています。
- What pocket
- カードマジック。 ポケットにしまったはずのサインカードを、観客はなぜかいつも選んでしまいます。 確かにマジシャンはポケットにしまっているのに、観客がデックからカードを選ぶとサインカードなのです。 クライマックスではサインカード以外の全てがバニッシュ!!
- Coins across(no shells)
- スリーフライ。 3段階の現象にクライマックスが起こります。右手の指先に持った3枚のコインが1枚ずつ左手に移っていきます。 右手の3枚のコインのうち、1枚はポケットにしまいますが、それでも指先に戻ってきます。 シンプルなやり方です。
- L.T.P peek steal
- ピークで覚えてもらったカードをそのまま右手にスチールする方法。
- Double L.T.P steal
- カードのスチール。 デックの真ん中にサインカードをアウトジョグして示します。そのままカードをデックに揃える動作で スチールできます。
- Two glass Transpo
- 2つのグラスの下に置いた2枚のサインカードが入れ替わってしまいます。デュプリケートや フォースの必要はありません。これはイケています。
- Stuck up monte
- スリーカードモンテ。 2段階からなる現象にクライマックス。 2枚の9とクイーンを使います。もちろんクイーンを追ってもらうのですが、 クライマックスでは、クイーンがあらかじめサインをもらってデックに混ぜていたカードに変わってしまいます。 賢いアイディアです。
- Thinking straight
- 観客が心に思っただけのカードを当ててしまいます。第1巻の「Think of a card」との違いは スプレッドに広げたカードの中から1枚思ってもらうか、ファンに開いたカードの中から1枚を 思ってもらうかです。 ちなみにこちらがファンに開くバージョンです。
- Coins through table
- コインが1枚ずつテーブルを貫通していきます。
- Card under glass transposition
- グラスの上と下に置いたカードが互いに入れ替わるのかと思いきや、それよりありえないことが起こります。
- Marks Classic force(aka the attitude force)
- マーク・メイソンが使っているクラッシク・フォースの仕方です。
- Incredible wallet move
- ヒンバー・ワレット、Z型の財布をひっくり返すときに使える技。 違和感が全くありません。
- signing off
- サインカードからサインが他のカードに飛び移ります。 デックの中に混ぜて、いつの間にか移っているようなものではなく、この2枚だけを 使った一瞬の移動。
- Blink(performance only)
- これだけで商品化されているものです。 関係のないカードが一瞬で観客の選んだカードに変わります。