世界一のマジック・コラムがDVDになりました。
アメリカの月刊誌「Magic Magazine」をご存じでしょうか。世界でもっとも売れているマジックの出版物としてギネスにも認定されています。
その絶大な人気を支えているのが、ジョシュア・ジェイ担当のコラム「Talk About Tricks」。世界中のマジシャンから寄せられるオリジナル・エフェクトをジョシュア・ジェイが厳選して紹介するというコーナーです。斬新なアイディアが毎月楽しめるので、マジックファンにはたまりません。
同コラムにこれまで掲載されてきたトリックやムーブは膨大な量になります。その中から特に優れた物を選び収録したのがこのDVDです。ディスク3枚に渡り、90以上ものアイテムが詰まっていますが、つまらない物が入る余地などありません。オリジナリティ溢れるアイディアが満載でマニアの方も存分に楽しめる内容となっております。
演技をするのは、ジョシュア・ジェイと8人スペシャルゲスト。ナイス・パフォーマンスでトリックの魅力を十二分に伝えてくれます。お気に入りのネタがたくさんみつかるでしょう。ムーブについても、手本とするにふさわしい、ほぼ完璧な実演が見られます。
このボリュームでこれほど濃いDVDもありません。ある程度マジックをされている方には強くオススメいたします。最高に面白く、最高にためになることをお約束します。
- Kicking Aces - Joel Givens
- 4Aのプロダクション。4枚が一度にパッと出るのでインパクトがあります。オープナーに最適です。
- Easy Oil and Walter - William Easton
- 確かにイージーなオイル&ウォーターです。とても軽いタッチでできます。
- Oujogged Oil and Water - Ed Marlo
- KO確実のオイル&ウォーター。交互である事をしっかり確認した直後に分離します。これは本当に驚きます。エド・マーローが未発表にしていたアイディアで、2003年になって初めて公開されました。
- Riflipped - Yannick Chretien
- 4Aと4Jの位置が入れ替わります。落とした瞬間にチェンジ!とてもきれいです。
- Change for a Twenty - Adam Ryan
- 上記「Riflipped」のバリエーション。お札に巻いたAとテーブルに置いたJが入れ替わります。これもまたビジュアル。
- Impromptu Hit Man - Rune Klan
- ペンとコインの変わった入れ替わりが連発!極上のコインルーティンです。即席のスタンドアップでできますので、ぜひ覚えてください。
- Punken Droker - Paul Cummins
- デックを表裏バラバラにまぜます。4人にポーカーハンドを配って行くと、親の番でだけ裏向きのカードが出ます。他は全部表向きに揃っており、その裏向きの5枚はロイヤル・フラッシュです。
- Ten for Ten - Yves Doumergue (Performance Only)
- 観客が好きに分けたパケットのトップからフォー・オブ・ア・カインドが出てきます。マジシャンはほとんど何もしないので、不思議です。
- Exdislycally Shunuffled - Francis Menotti
- 新品のデックを開けて行うトリック。デックをよく混ぜてから1枚引いてもらい、それを見ずに言い当てます。最後はデックが最初のオーダーに戻ります。
- Gold from Straw Elevator - David Solomon
- 4枚のAをテーブルに一列に並べます。4枚のJのパケットをAの上に重ねると、Aがパケットのトップに移動します。各エースでアンビシャス現象を繰り返した最後、パケットはなぜかロイヤル・フラッシュになります。
- Sweet Straw - Joel Givens
- シュガーパックを破り、中からストローを取り出します。不思議な事にシュガーパックよりも長いストローです。ストローを手渡しますが、怪しいところは見あたりません。ストローを受け取り、力を加えるとストローはみるみる縮んでいきます。
- 242 Deal - Richard Vollmer
- テン・カード・ポーカー・ディールのバリエーション。観客の意思で分けますが、必ずマジシャンが勝ちます。
- Erdnase Break Subtlety - Larry Jennings
- ピンキー・ブレークをアードネス・ブレークに移す方法。
- Full Palm Change - Rune Klan
- 1枚のカードのチェンジ。美しい。
- Miumph - Reinhard Mueller
- 何とも大胆なトライアンフのアイディア。たまらなく良いです。
- False Faro - William Eston
- ファロー・シャフル・スタイルのザロー・シャフル。
- Bebel on Tilt - Bebel
- ティルトの錯覚を強める工夫。
- One Back Up - Rune Klan
- 背中でスプリングをすると言うギャグに続けて行う素晴らしいネタ。
- Psyboards - Tom Frame
- バーノンのファイブ・カード・メンタル・フォースでのアイディア。
- Devided Shuffle - Luis Otero
- デックを4つのパケットに分けてからリフルシャフルして行きますが、全く混ざりません。かなり説得力のあるフォールス・シャフル。
- Box Balance - Chastain Chriswel
- カードケースのかなり端の方を指一本で支え、バランスをとります。
- Kissing Up - Gregory Wilson
- 紙を燃やすとチョコに。キスチョコにちなんだプレゼンテーションで見せます。
- Squist - Bob Farmer
- バーノンのスルー・ザ・フィスト・フラリッシュに代わるテクニック。
- Open Perception - Raj Madhok
- マジシャンは予言を書き付け観客に渡します。次にデックを渡し、カードを1枚ずつ表向きにしながら配ってもらいます。好きなタイミングで1枚だけ裏向きに配ってもらいますが、そのカードが予言とぴったり一致します。
- Any Card at Any Page Number - Joshua Jay
- 本を一冊取り出してから、エニー・カード・アット・エニー・ナンバーを始めます。つまり、好きなカードを引いてもらいそれをデックに戻して、1~52の中から好きな数字を言ってもらいます。言ってもらった枚数目のカードを見ると全く関係の無いカードです。そこで本を取り、その数字のページを開くと、選んでもらったカードが挟まっています。すごくクレバーな作品です。
- Ninja Coin - Joe Givens
- スローモーションで見せるカラテコイン。指がゆっくりとコインを貫通します。
- Riding the Wave - Rick Maue
- マジシャンは大きい封筒を取り出します。観客に1から10の中で好きな数字を言ってもらい、封筒をあけるとその数字が予言されています。
- Llasser Open Prediction - Manuel Llasser
- 「あなたはハートの10を選ぶ」と言って、カードを表向きにしながら配っていきます。いつでもストップをかけてもらい、そこのカードだけ裏向きに配ります。他のカードを見ますが、ハートの10はありません。裏向きに配ったカードがまさにハートの10なのです。
- Mates Prediction - William Eston
- オープン・プレディクションのこれまた面白い解決方法。
- Tap a Lack - Paul Cummins (Performance Only)
- マジシャンが観客のカードを、観客がマジシャンのカードを当てます。
- Across Coins - Joel Givens
- 4枚のコインが1枚ずつ左手から右手へ移動します。ラスト1枚のところで、コインは全部左手に戻ります。
- Kickback - Ryan Swigert
- 当店でもロングセラーになっているキックバック。ジョシュア・ジェイのプレゼンテーションが素晴らしいです。全3段のルーティンにして、フィニッシュでキックバック効果を持ってきます。キックバックをお持ちの方はぜひご参考に。
- Switch - John Lovick / Illegally Yours - Gregory Wilson
- お札サイズの白い紙を半分に折ると、うっすらとお札の印刷が浮かびます。折る度に印刷は濃くなっていき、最終的に実際のお札ぐらいになります。そこで広げると本物のお札になっています。
- I Dream of Mindreading - John Lovick
- 観客にカードを1枚思い浮かべてもらいます。そして、マジシャンにはわからない方法で、そのカードを他の観客に伝えてもらいます。マジシャンはデックから1枚のカードを抜き出し、観客のカードを言い当てます。抜き出したカードをめくるとブランクです。デックをみるとこちらも全部ブランクカードです。
- Beard Book - Rune Klan
- 色んなヒゲのスタイルが描かれたスケッチブックを取り出します。その中からヒゲを1つ選んでもらいます。するとマジシャンがヒゲ面になります。もちろん選ばれたヒゲです。
- Coins through Floor - Rune Klan
- 3枚のコインが次々とクロースアップ・マットを貫通します。非常に変わった方法を使います。
- My Lady’s Other Ring - John Lovick
- 指輪に紐を通し、結んで両端を観客に持ってもらいます。その状態で指輪が消えます。ポケットをからリングボックスを取り出し中を見てもらいますが、観客の指輪ではありません。別の観客に指輪を借り、最初の観客に渡します。どう言う訳か自分の指輪だと言います。リングボックスの指輪を2人目の観客に渡します。これもなぜか本人の指輪です。
- Eerie Spinout Subtlety - Salvador Sufrate
- デックの中程からAがニュッと出ます。
- Dribblocation - Joshua Jay
- ドリブル・オフしているところからAをつかみ取ります。
- Finger Flip - Patrick Stenberg
- Aがパケットから飛び出ます。格好良いです。
- Benzais Spinout Subtlety - Julius Chan
- Aはこのカードとこのカードの間にあると言ってデックを分けると、言ったとおりのところからAが飛び出します。
- Breakless Aces - Patrick Stenberg
- 観客がデックを4つに分けます。そこから4Aが現れます。とても大胆な発想です。
- Cutting Off Colors - David Jade
- 観客にデックを4つに分けてもらいます。各パケットのトップがAです。あり得ない事にAだけ裏の色が違っています。
- No Use Aces - David Jade / Damien Vapereau
- 観客が分けた4つのパケットのトップからAが出てきます。うまく出来るならベストな方法です。
- Hindu Control - Martin Gardner
- ヒンズー・シャフルのコントロール。トップへもボトムへも全く同じ動作で移せます。
- Breeze Coins - Gaston Quieto
- 4隅に置いたコインが1枚ずつ消えていきます。ラスト1枚のところで、一瞬にして最初の状態に戻ります。
- And the Other Two Follow - Rune Klan
- パースから巧妙にコインを抜き取るテクニック。
- Rub a Dub Subtlety - Bruce Kinsey
- ラブ・ア・ダブ・ダブが猛烈に強力になります。
- Prediction Wand - Eric Buss
- ウォンドと思っていた物が実は予言の紙です。
- Time is Money - Asi Wind (performance only)
- 観客に借りたお札と自分のお札を重ねて観客の手の平に置きます。お札を開くとお札は1枚になっており、観客に借りたお札は観客の腕時計に挟まっています。
- Laser Aces - Joel Givens
- 指の感覚でエースを見つけ出すルーティン。最後に衝撃的なオチがあります。マニアでも絶対にひっかかります。
- Kings Face Aces - Adam Ryan
- 観客のカードを2枚のKの間に挟みます。この3枚が一瞬で4枚のエースに変わります。デックを広げると中程にK2枚があり、間には観客のカードが挟まれています。
- Muck You - Derek Delgaudio
- マジシャンはブラックジャックでのイカサマを実演して見せます。方法を説明して、観客にやっているフリだけしてもらいます。するときちんとマジシャンのやった通りになります。
- Here and There - Ken Garr
- 観客のカードを4枚のカードを使って当てると言い、4枚を見ていくと最初の3枚がずばり観客のカードで、最後の1枚だけAです。次の瞬間4枚ともAに変わります。デックをトップからめくると4枚のAが出てきます。なんと持っていたカードが観客のカード1枚になっています。
- Coin and Bottle - Rune Klan
- コインが消えボトルの下へ。コインがボトルの下からナプキンの下へ。そして意外なクライマックス。見事なルーティンです。
- Proof Positive - David Parr (performance only)
- 架空のコインを物質化。
- Piano Seance - Raj Madhok
- 名刺を使ったピアノ・トリック。
- The Trick that Wasn’t - Paul Cummins (performance only)
- カードを赤と黒に分けます。赤のパケットを表裏バラバラに混ぜ、黒のパケットも同じようにします。各パケットのトップを確認して下にボトムに回します。ここでおまじないをかけると時間が戻っていきます。つまりボトムに回したカードがトップに戻り、カードの向きは揃い、赤と黒は混ざった状態になります。
- Palm Prick - Felipe Abreu
- 液晶画面上でカードスタッピングします。タッチペンを引き抜くと実際にカードが刺さっています。携帯電話にも応用できそうです。
- Overlap Hofzinser - Mark Aspiazu / Joshua Jay
- 4枚のJをテーブルに置きます。観客にカードを選んでもらい、デックに戻します。4枚のJを広げると、選ばれたカードのスート以外の3枚が裏返っています。裏返った3枚は観客の選んだ数字に変わっています。そしていつのまにか残ったJが観客のカードその物に変わっています。
- Paper Balls - Peter Lentini
- 紙ナプキンを4つに破り、それぞれを丸めて紙玉を4つ作ります。そのうち1つを観客に持ってもらい、残りの3つで3ボール・トリック・ルーティンをします。最後に3つの紙玉は1つにつながります。広げると4分の1だけ破れていて、観客の持っている破片と一致します。
- Threesome - Jason Dean
- 3人観客にカードを選んでもらいます。カードケースに1枚目のカードが書かれています。カードケースの中から2枚目のカードが出てきます。カードケースに書かれた文字が3枚目のカードに変わっています。
- Matches All Gone - Joel Givens
- ブックマッチを閉じて観客に持ってもらい、ストローをその上で振ってもらいます。ブックマッチを開くと中のマッチが全部消えていて、ストローの中から出てきます。
- Slip Shift - Joshua Jay
- 4枚のAをバラバラにデックへ差し込んで揃えると全部トップに来ています。
- Riffle Force Finesse - Joshua Jay
- リフルフォースをブレーク無しで。
- Riffle Force Variant - Ernesto Melero
- スリップフォースのバリエーション。
- Turnover Pass - Eric Leblon
- ターンノーバー・パスでの指のかけ方。
- Hold ’Em - Jason Alford / Paul Cummins
- デックにカードを気付かれないで付け加えるアイディア。
- Stairway to Heaven - Reynold Alexander
- アンビシャス・カードでのちょっと変わった見せ方。カードが階段状のデックを一段ずつ上がります。
- Cloud Change - Robert Moreland
- べらぼうに美しい一連のカラー・チェンジ。
- Erdnase Variant - Ernesto Melero
- すごいボトム・コントロール。
- Skinner Monte Handling - Caj
- アルティメイト・3カード・モンテをしやすくするアイディア。