ロープのみで見事FISMチャンピオンに輝いたフランシス・タバリ。ロープマジックに新たな革命をもたらしたマジシャンの手順が完全解説されています。
1巻では、有名なFISMアクトが収録。今までに発表されたロープマジックの域を越える最高の芸術品です。流れるような美しい動き、かつてない独創的な現象。7分間の演技は驚きの連続で、息をつく暇もありません。FISMチャンピオンのタイトルを手にしたのにも頷けます。世界中のマジシャンが驚嘆したアクトを自らのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
2巻では、2種類のノット・ルーティーン、3本ロープ、リング&ロープと計4種類の手順が収録されています。いずれもビジュアルな現象がテンポよく起こり、観客を飽きさせません。さらにライブ・パフォーマンスも収録されており、充実した内容となっています。
各現象ごとに解説していく構成ですので分かりやすく、安心して習得できます。全てレギュラーロープででき、リセットも簡単なので、強力な武器となることでしょう。ロープマジックをマスターする絶好の教材です。
【タバリ・アウォード・ウィニング・ロープマジック】
●Studio Performance of Rope Act
マジシャンは1本の長いロープを取り出します。1本のロープの端は2個のはずなのに、端の数が奇妙にも3個、4個と増えます。そして、今度はロープが2本に分裂します。その2本をそれぞれループに結んでから近付けると、一瞬に大きなループになります。その後、結び目やロープの端が移動するなど予想外の現象が続けて起こります。クライマックスは短いロープが長いロープに吸い込まれるようにして1本になります。上記の動画はFISMルーティンのダイジェスト版です。
・Materials and Set-Up
ロープの長さやセットアップについて
・Production of the Ends
1本のロープの端は2個のはずなのに、端の数が奇妙にも3個、4個と増えます。
・Two Loops to One
結んでいるロープ2本を絡めると、大きな1本のロープになります。
・The Vanishing Knot
ロープの真ん中に作った結び目が消えます。
・The Travelling Ends
ロープの端が移動します。
・Flash Appearance of Knot
ロープの端と端を握ると、一瞬で結び目が作られます。
・The Sliding Knot
ロープの結び目が滑るように移動します。
・The Appearing Knot / The Vanishing Knot
長いロープの両端をポケットに入れます。この状態で、ロープの真ん中にに結び目を作り、また消します。
・The Endless Loop
1本のロープの端がなくなり、輪っかになります。
・Adding The Ends
輪っか状のロープに短いロープを絡めると、溶けるように1本のロープになります。
・Cut & Restored Finale
1本のロープの真ん中をハサミで切り、2本の同じ長さのロープを作ります。片方のロープを引っ張ると伸びもう片方が縮み、長いロープと短いロープができあがります。短いロープを長いロープに絡ませると、溶けるように1本のロープになります。
・To Start the Routine
短いロープのスチール方法。
・To End Clean
短いロープの処理の方法を解説。長いロープ1本を観客に渡し、クリーンに演技を終えることができます。
・Alternate Ending
同じ長さのロープ2本があります。1本を手に掛け、もう1本を背中越しに持ちます。背中越しのロープを引っ張ると伸び、手に掛けたロープが短くなります。
●The Live Performance
実際に観客がいる前でのロープアクト。非常に受けています。
【タバリ・エレガント・ロープマジック】
●Knot Routine #1
ロープの端に突然結び目が現れます。その結び目が分裂したり、消えたりと短い手順ながら面白いです。
●Knot Routine #2
上記のルーティンにさらにいろいろな現象を加えています。演技後にロープを手渡しできるのも嬉しい。
・The Traveling Ends
ロープの端が移動します。
・One Rope into Two
1本のロープが2本になります。
・Two Rope into One
2本のロープを絡ませると、1本になります。
・The Flip Knot
ロープを揺らして、結び目を作ります。
・Knot From Middle to End
ロープの真ん中にある結び目が端に移動します。
・The Vanishing Knot
ロープの結び目を握ると、消えます。
・Appearing Knot in Loop
1本のロープの両端を結び、輪っかを作ります。この状態でロープの中程に結び
目ができます。
・Splitting One Knot to Two
結び目を叩くと、2つに分裂します。
・Removing the Ends / The Endless Loop
1本の長いロープが短いロープとループ状のロープになります。
・Adding the Ends to Rope
2本のロープが溶けるように1本になります。
・Traveling Ends from Pocket
ロープの両端をポケットに入れます。ロープの真ん中に端が出てき、ポケットの中にあったロープの端が無くなっています。
●Three-Rope Routine
あの3本ロープがここまで進化するとは? 上記の動画をご覧下さい
・Set-Up & Materials
ロープの長さやセットアップについて
・The Jumping knots
ロープの真ん中にある結び目が端に移動します。
・Adding the Small Rope
長いロープに短いロープを絡ませると、同じ長さのロープ2本になります
・Breaking Off a Piece of the Rope
2本のロープが3本の同じ長さのロープになります。
・Melting a Loop into the Rope
両端を結んだループ状のロープに普通のロープを絡めると、溶けるように繋がります。
・The Pop-Off Knot Restoration
ロープの真ん中にある結び目がポロッと取れます。
・Explanation using Colored Ropes for Clarity
白、赤、黄のロープ3本を使って解説。かなり分かり易いです。
・One More Time...Just to be sure
大事な箇所のおさらい
●Ring & Rope #1
リングがロープの真ん中から入ったり、出たりします。リングにもロープにも仕掛けがないので、覚えておくと便利でしょう。
●The Live Performance
観客の前での「3本ロープ」 やはり受けています。
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ロープが袖を貫通したり、体を貫通したりと驚きの連続です。
最近ロープマジックに興味をもちはじめ難易度が低いこととチャンピオンということばにひかれて買ってみました。
内容はすばらしいのひとことです。
演技をみているとすばらしさのあまりおもわず笑ってしまいます。
それほどすばらしいです。
ロープに興味がある方はぜひ買ってみてください。
最近ロープマジックにはまっていく中、リチャード・サンダースのFIBER OPTICS以上のものはないと思っていました。
3本ロープも素晴らしいですが、1本ロープの手順でここまで完成されたものは他にないでしょう!
F.I.S.Mで優勝しただけの事はあります。
7分間の演技の中で飽きさせることなく進んでいく手順は演じていても気持ちが良いものです。まさに良質のマジック。
難しくもなく、DVDのまま覚えれば即使えます。
最後の短いロープが長いロープに溶けるように吸い込まれる場面は最大の見せ場。かなり受けます。