ビル・マローンは根っからのエンターテイナーで海外のテレビでも大人気です。最近日本のテレビで出演されていたのでご記憶の方も多いと思いますが、一度見たら絶対に忘れないぐらいのインパクトがあります。この人の観客を楽しませるセンスは本物です。
このシリーズでも随所にそのセンスが光っていますので、エンターテイメント性を求めていた人にはまさにバイブルとなるでしょう。さらにこのDVDには実戦向きの有用な技法が沢山収録されていますし、現象も観客受けするものばかりです。
エンターテイメント性と有用な技法が学べて一石二鳥、日本語字幕でしっかり身に着けてください。
Ultimate Three Card Monte
マイケル・スキナーのアルティメイト・3カード・モンテは多くのプロマジシャンによって演じられ、またテレビでも放送された名作パケットトリックです。オーソドックスな演技です。
Sam the Bellhop
参ったの一言です。ぜひ観ていただきたいですね。ストーリーを話しながらそれに合わせて自由自在にカードを出していくのですが、演技中シャフルする手が全く止まりません。様々な方法で混ぜに混ぜまくっています。明らかに混ざっています。にもかかわらず、自由自在にカードを取り出してしまうのです。しかもマジシャンだけが混ぜるならまだしも、途中で観客にカットさせ、さらに揃えさせてしまいます。それでも自由自在にカードを取り出してしまいます。色々なフォールスシャフルを丁寧に解説していますのでマスターすれば一生の武器になるでしょう。
I Don't Even Have a Packet
アンビシャスカードです。この方の演技は本当に参考になります。使う技法が覚えておいて損のないものばかりです。アンビシャスなんて見飽きたよという方も見る価値十分です!!ラストはトップに上がってきたと思いきや!?そのカード1枚になってしまいます。
I Should Have Done It Myself
テレビでも放映されたのでご存知の方も多いと思います。これはうけます。間違いない! 観客にカードを1枚選んでもらいデックに返してもらいます。その後、テーブル上にぐっちゃぐっちゃに広げて混ぜます。 そのぐっちゃぐっちゃのカードの中から観客が引いたカードを観客自身が自由に選んで当ててしまうというものですが、不運にも失敗に終わります。マジシャンはそそくさとカードを片付け始めますが、その瞬間、観客は大爆笑 です。それもそのはず、なんとマジシャンの手の裏に引いてもらったカードが付いているのですから!!
Cheating in Las Vegas With the Aces
エースプロダクションです。かっこいいです。こんなスパイスも演技中必要でしょう。
Back the Way They WereDr.Daley's Last Trick
4枚のエースを使います。観客の手に黒のエースを2枚おき、マジシャンは赤のエースを2枚持っています。指を鳴らすと入れ替わります。
Test of StrengthSlydini Silks
伝説のマジシャン、トニー・スライディーニ。彼のあまりにも有名なスライディーニシルクをその長所を十二分に生かして演じています。スライディーニシルクの長所はやはり観客とのやり取りにつきるとおもいます。そのやりとりが何ともいえず面白い。必見!