マジックに対して一種の行き詰まりを感じていた時に読むと良いと思います。自分自身、マジックの向きあい方が少しずつ変わっていってきており、この本を読んで改めて自分の方向性が示されたと実感しました。モノからコトへと演出なども踏まえ自分の趣味としてのマジックとまたマジック以外の仕事などにも活かせるような内容になっていると思います。
クロースアップからサロン系の依頼が増え、セリフなどで考えることが多くなって出会った良書です。クロースアップでも、その考えは十分通じます。
ちょっと出来る人には耳が痛くなるようなこともズバッと書いてあります。でも、間違いなくレベルアップします。
こう言う本を読むと、フレドロさんの売り上げが落ちるのでは?とか心配するくらいです。笑
演劇の世界には演出家がいますがマジックにはいません。そこでマジシャン自身が自分を演出するための内容が書かれています。
ケンウエバーが観客側の視点でマジシャンの演技を指摘します。
内容は、
エンターテインメントの定義、台本の作り方、本番への準備、観客との接し方、反省点などです。間のコラムも興味深いものばかりです。
自分の演技を伸ばしたい方にとっては参考になると思います。真剣な方に是非読んで欲しい。