アンビシャスカードの様々なバリエーションです。ダロー自身早口ですが、ゆっくり見ると理解できます。色んなルーティンが組めます。ウルトラアンビシャスが別途売りされていたと思いますが、ポップアップカードで締めくくるのももいいでしょう。
選んだカードと同じカードが封筒から出てくる・・・
これをただ不思議として扱うより、何か物語を添えて見せようとしてます。その例が今作で紹介されています。
ユージン・バーガー氏は不思議だけでなく、マジックを通して観客の人生に関わる何かをしたいと望んでいます。そのために、人が惹きつけられる事柄を知る必要がありますね。
ある程度マジックに詳しい前提でないと内容が分かりません。
こういう「いつの間にか」系のネタはウケるので非常に重宝します。技術というよりも、度胸が必要ですね。
丸山真一&オシャンティ斉田レクチャー行きました!
オシャンティさん流石芸人だけあって盛り上がるのが上手かった・・シャレオツショットのコツとか教えてもらって良かったです。このDVDはお客さんに受け入れられるためのコツが紹介されています。接客としてのマジックを意識されているので、仕事としてのマジシャンには勉強になるのではないでしょうか
確か2017年にユージン・バーガー氏は亡くなられました。落ち着いた演技は魅力的で、今でも大好きなマジシャンの一人です。
今作はマジックの練習の段階について説明されています。中でも印象に残ったのは、最後の「他人の目」です。僕も黙々と練習するのが好きですが、やはり本番前には誰かに見てもらった方が良いです。
氏はクロースアップマジックが一番好きで、観客との関係をしっかり作った上で目の前で不思議を見せられるからだと言っています。しかしその分距離が近いので観客を傷つけやすい。デリケートだからこそ、全ての基本は思いやりであり、感謝を持って接することが大事だと。なるほど氏の演技がとても穏やかなのはそういうことかと思いました。
ステージのマニピュレーションは本当に難しいです。何も知らなくて何から取り組んでいいのか・・分からない人は、こんな教材はどうでしょう。初心者も少しの練習で出来ると思います。マクブライド氏は今作で、「手が小さいから出来ないなんて、全て言い訳だ。」と言っています。その通り、かつてマックスマリーニ氏も、小柄で手が小さいにも限らずレギュラーサイズのカードを使いこなしていました。
「観客と目を合わせ、俺のシャフルは世界一上手いように思うことが大事だ」とも言っています。難しい分野だからこそ、自信を持って演技する必要があります。まず簡単なものでいいです。ジェイミーイアンスイス氏が言うように、まず自分の技量に合った手品を大事に演じるだけで、お客さんは受け入れてくれるのではないでしょうか。
マニピュレーションは、地味な練習の積み重ねが必要になります。
もっと本格的に取り組みたければ、スクリプト・マヌーヴァさんの
「アートオブカードマニピュレーション」、「ワールドクラスマニピュレーション」、An ha lim氏やLee Ang Hsuan氏のDVDをお勧めします。
アルバート・ゴッシュマンはクロースアップの名人の一人として認識されています。氏の演技はyoutubeでも観られるのですが、今作は日本語字幕版ということで、氏がどんなキャラクターなのか始めて分かりました。まさかここまで下ネタを連発していたとは・・
やはり長く活躍されている人はその人間性がマジックに滲み出ているように見えます。ゴッシュマンは「マジックを売りにしているのではなく、私の個性を売りにしている」と言っています。演技を見ると、その言葉の意味が分かると思います。
何度見てもコインとソルトシェーカーの演技は面白いです。マジシャン達も皆笑って楽しんでるのです。僕もマジックで人を笑わせられるようになりたい。
どれもビジュアルなマジックなのでオススメします。
しかし1つだけ難しい所を挙げるとすると、予備動作ですね。どのマジックでも、現象に入る前にタネを仕込む動作が入ります。この時観客が「ん、なんかやった?」と思うでしょうね。
hanson chien氏はこの予備動作の時、観客に話しかけたり、手振りを大きくすることでミスディレクションを使っています。
なのでストリートでの実演映像を見本にして練習するといいです。
要は、マジックを演じる時の体の使い方について、5点に分けて書かれた本です。簡潔にまとめられてるので本の厚さが1センチほどしかありません。ページ数も100ページぐらいです。読みやすいでしょう?
この内容は、マジックに限らず、人前で何か演じたり、プレゼンテーションする時に絶対役立つ知識です。客から見て自分をより大きく、分かりやすく、メリハリをつけて見せるために必要な知識です。
もちろん、5つのポイントが連携して1つの動きになるまで調和させなければなりません。ファイブ・ポインツが協調して実践されれば、この本の目標である「不可能性がかもしだす雰囲気を作り出す」ところまで行けるでしょう。
練習してすぐに出来たという人、出来なくて諦めたという人もいるでしようが、マッスルパス一つ出来なくてもコインマジックは色々出来ますから気にしなくてもいいですよ。
ただ、出来た方が選択肢も広がるので便利なのは事実です。マジックをやってこのテクニックに憧れる人も多いと思いますが、苦労しただけ客のリアクションも大きく得られます。マジックの中で使うのも良し。このテクニックだけ見せて、コインを真上に飛ばすのもありですね。飛距離は大体、15センチから20センチほど真上に飛ばせれば十分だと思います。
コインも種類がありますが、僕は500円玉でやっています。極力500円玉を使うのが僕の目標なので。
飛ばすのには一ヶ月ほどかかりました。映像で見てもすぐに出来ることはないと思います。マメが出来るまでやらないと飛ばないです。でも実は飛ばしたコインをキャッチするのが意外と難しいんだよなー