拘束からの脱出するテーマは古くからあり、様々な拘束具がある中で指錠はもはやクラシックの感があります。自然に笑いが生まれますし、観客とやりとりしながら進行するためコミュニケーションツールとしても優れていると思います。
唯一、課題があるとすればオチでしょうか。
手順中に何度も外しているため、両親指が指錠から外れただけではクライマックスとしては弱い印象があります。そこは、指錠が消えるなりグラスプロダクションなり観客の予測がつかないオチを用意するのが望ましく、そこを考えるのがこのマジックの面白いところではないでしょうか。
紹介ムービーの様にカードを絡めてカードのサムカフにかかっているオチは面白いですし、ジョニオ師のマイエンディングスも大変参考になります。★5