誕生日、創業記念日、結婚記念日。特別な1日に演じたい作品です。
封筒を取り出し、脇へ置きます。裏面に様々な数字が書かれたデックを取り出します。 好きなカードを言ってもらい、表向きに言われたカードを取り出します。各カードの裏面に書かれた数字を足しますが、 無関係な数字が出来上がります。失敗の空気が流れる中、最初の封筒に入れていた紙に書かれた数字を足すと、観客の年齢になります。さらに取り出されたカードを並び替えると、その日の日付を現しています。
セルフワーキングです。冒頭から始まるさりげなくも巧妙な言葉のサトルティが、マジシャンと観客の対立を最初から避け、不思議さを高め、最後には会場に一体感を生み出します。具体的なセリフとそれを選ぶ背景にある考え方とともに説明されます。
エッセイでは、マジシャンと観客の間に対立関係を生まない演出面の工夫や、単なる1つの手品を特別な手品に変化させる導入など、人前で見せるための実践的内容が具体的に提案されています。もちろんここで書かれている内容はあなたが演じている他のマジックにも応用が利きます。
読むと得しかありません。
「今後の人生で、ひとつだけしかマジックができないと言われたら、私はこれを選ぶでしょう」
下村 知行
「気持ちよく騙される体験とは、正にこのこと。今年のベストレクチャーノートです」
ゆうきとも
「この種のマジックの中でもフェア性、ミスのなさ、シナリオ、現時点で間違いなく優勝」
Dr.レオン
「マジックを見せてから興味を持ってもらうのではなく、興味を引いてからマジックを見てもらう。この違いは大きなものです。そのための『魔法の一言』が言えるようになります」
リアルマジシャンRYOTA