クラシック・カードマジックのバリエーションやコラボレーションが嫌と言うほど楽しめます。大胆な試みとは裏腹に、解決法は非常に賢く、繊細です。効果が最大限になるよう考え抜かれたマルティプル・エンディングは、やみつきになること請け合いです。
元の現象をご存じない方にはオススメしにくい為、このDVDを見る前に古今東西のクラシック・カードマジックを集めたマイケル・アマーのDVDを見られる事をオススメします。
INIT
この動画をご視聴頂くには、最新の「Adobe Flash Player」 が必要です。
Flash Player を入手する
Fairy Tale Frogs
4枚のカエルのカードが1枚ずつ裏返り、ジャックへと変わります。おとぎ話「カエルの王子様」を題材にしたカードマジックで、最後にはカエルの人形が出現します。
Troubleshooter
選んでもらったカード以外、ダブルバックカードになってしまうオールバック現象。最後に選んでもらったカードの裏を見ると・・・それだけが違う色です。
Lost & Found
アレックス・エルムズレイの「Point of Departure」プロットに透明のパスケースを用いる事で、不思議さが増しています。サインしてもらったカードを透明のパスケースへ入れ、予め抜き出した2枚のカードで挟みます。すると、選んでもらったカードが消え、デックの中程から現れます。最後はデックの中程に入れたサインカードが、透明の何も入っていないパスケースから現れます。ただ、2枚のカードで挟むだけでです。面白い試み!不思議です。
Color Blind
カットによるフォー・エースプロダクション。
Palm Reader
観客にカードを選んでもらい、デックに戻します。先に取り出した4枚のエースを観客の手にのせ、表をみてみると1枚をのぞき、他のカードがスペードのエースになっています。残った1枚が選ばれたカードです。しかし、再度他のカードをみてみると・・・なんと選ばれたカードのフォ・オブ・カインドに揃っています。
Club Sandwich
これ単品で売りネタになっている現象です。観客に選ばれたカードを2枚のジョーカーが挟んで見つけ出し、別の観客のカードを見つけ出す際に、前の観客が選んだカードと入れ替わるという強烈なサッカートリックが発動します。
Double Monte
上記「Club Sandwich」に続けて演じ、3カード・モンテ風に話を進めながら、ビジュアルなトリックを披露し、再び強烈な入れ替わりを成し遂げます。
No Jokers Allowed
ジョーカーを取り出し、ワイルドカードであることを説明し、ひとまずおいておきます。観客に1枚選んでもらい、デックに戻します。それを見つけ出すと言い、指をスナップ!すると、1枚のカードが飛び出てきます。ジョーカーです。この後、カードが次々とジョーカーに変わっていき、すべてのカードがジョーカーになってしまいます。ジョン・グァスタフェッロの代名詞「Ballet Cut」が炸裂し、非常にテンポよく変化していく際の良き引き金となっています。最後に、ジョーカーは観客の選んだカードに変化した後、元のトランプへと戻ってしまいます。しかも、デックを表向きにスプレッドしてもジョーカーはどこにもなくマジシャンのポケットから出てきます。
Detour
スクイーカーを絡めたアンビシャスカード。最後は、観客の注目を自分に向けたり、デックケースに向けたりして、サインカードを財布から取り出します。
Tidal Wave Aces
カッティング・エーセスを軸にして、トライアンフを絡め、フィナーレのカラーチェンジへと導きます。手順中、エースの裏色を効果的に示し続けられるので、カラーチェンジ時のインパクトは最高です。おまけにエースの裏色まで変えてくれるところがたまりません。
Party Animal
トライアンフのバリエーション。裏表バラバラに混ぜたデックが選ばれたカードを除き、裏向きに揃います。選ばれたカードの裏の色が他と違うところがミソです。
Clairvoyance
イン・フェローと数回質問するだけで、数枚のカードの中から観客が心の中で思ったカードを当ててしまいます。
Intuition
4 枚のクィーンと4枚のエースを取り出します。4枚のエースから観客に1枚選んでもらい、パケットに戻します。4枚のエースはひとまずテーブルに置き、4枚のクィーンを取り上げます。指をならすと、1枚のカードが裏向きになります。観客が選んだスートのクィーンと思いきや、テーブルのエースを広げるとそちらがクィーンで、手元のカードが選んでもらったスートのエースです。
Out of the Blue
上記、「Intuition」に続けて演じられています。エースと絵札が入れ替わるリセット風現象ですが、入れ替わる際に裏の色まで変わってしまいます。前の現象で赤裏であった印象が刷り込まれるため、得られる効果は絶大です。
Snowball Aces
トリッキーな方法でデックから4枚のエースを取り出し、観客の手の上に置きます。残りのカードを擦り合わせるとビジュアルに真っ白になってしまいます。観客の手の上のカードをみると、それすらも真っ白になっています。メンタルフォト・デックを使わずに此処まで真っ白になった事を示せ、さらに元の状態に戻せるのはそうはありません。
Tailspin
観客に選んでもらったカードのフォー・オブ・カインドを抜き出し、カウントします。まず、ツイスティング現象が起こり、次いでオールバックになり、エース4枚に変わってしまいます。最後にそれを観客に手渡すと・・・選んでもらったカードに変わります。途中でオールバックを挟むところがなかなかの強者です。
Synergy
4エースプロダクション。出てきたエースが、次のエースを見つける手助けをするところがユニークです。
Bizarre Prequel
ポール・ハリスの「Bizarre Twist」とアレックス・エルムズレイの「Point of Departure」とのコラボレーション。取り出した4枚のジャックにサインしてもらったカードを挟み、観客の手で挟んでもらいます。すると、サインカードは消えテーブル上のデックの中程から現れます。次に、2枚のジャックに挟んだサインカードが、別の2枚のジャックの間から現れます。そして、最後は締めのBizarre Twist現象です。2枚のジャックに挟んだカードが裏表ひっくり返る現象が起こり、最後には色が変わってしまいます。所々に見られる繊細な解決法には感心します。良いコラボレーションと思います。
Jazz Fusion
あるフォー・オブ・カインドを一カ所に集める試みです。最後に集まったフォー・オブ・カインドは全く別のカードが集まります。誕生日や特別な日にメッセージを出す、なんてのも有りです。
Gemini Prediction
名刺とカードを使った予言マジック。カードを観客に配ってもらい、名刺を好きなところで差し込んでもらいます。同じように別の観客にもカードを配ってもらい、名刺を差し込んでもらいます。4人の観客が好きなところに差し込んだ場所からエースが出てくるはずが・・・バラバラのカードです。しかし、名刺を裏返すと、それぞれが予言されています。最後に、テーブルに残った名刺を裏返すと、白紙です。残りのデックを見てみると全てブランクフェイスです。