「すぐに手渡せない」方を知り合いのマジシャンがよく演じていて、その度お客さんに「ちょっと触らして」と言われていたので、その点を克服したこの作品はかなり良いんじゃないかと思いました。
ギミックも簡単に作れますし、一回作ってしまえば結構長い間使えるのもいいですね。
アフターサービスも充実しており、バリエーションやセッティングなどを詳しく解説したPDFファイル(英文40ページ)とipod用のm4vファイルがディスクの中に含まれています。
一ネタでこの値段というのが気になる方もいるとは思いますが、動画を見て「良い」と思った人は買いです。
1巻のレビューです。
とりあえず観客の盛り上がりようがすごいです(笑)
ジョークも連発しているようで、終始楽しい雰囲気でマジックが進んで行きました。
いくつかは一つのルーティンになっており、その点も参考になります。一つ一つの手順のサトルティも効いており、マジシャンが見ても「おっ」と思うところがあるかと思います。
「Lost & Found」「Club Sandwich」からの「Double Monte」などはやってみたいと思える手順でした。
また、ジョン・グァスタフェッロの代名詞と書かれている「Ballet Cut」はとても良いです。何気なく行え、それでいて格好よく、かつちゃんとカットしたように見えます。
これだけで1本分・・・といっては少し大げさですが、この先ずっと使っていくものだと考えれば安い投資です。
いろいろなところで刺激を受けたDVDでした。
良いですね。
自分の創作意欲に火をつけてくれるDVDです。
見たこともない技法やサトルティに必ずや感心することと思います。
クラシックの改案とありますが、「使用している技法を自分好みに変えただけ」や「現象・クライマックスの追加」などのよくある改案とは違い、現象はそのままに、作品の根本から改造しているものが多いのでどれも今まで見たこともないようなマジックに仕上がっているのですね。
こういうのを本当の改案というのでしょう。
また、冊子とDVD内で浅田さんのマジックに対する深い造詣の一部が垣間見えるのも非常に勉強になります。視線の誘導、スートの配置、美しさ、現象をより良くするために細かいところに気を使うその姿勢はトミー・ワンダー氏を沸騰とさせました。
総じてこのDVD(+冊子)は、浅田さんもおっしゃられている通り、「レパートリーを増やそう」とお考えの方には好みが分かれそうですが、「創作が好きな方」「刺激が欲しい方」には必ず満足できる内容となっています。
浅田さんの“若気の至り”確かに感じさせていただきました。非常に満足しています。第2巻が待ち遠しいですね。