多分、あと30年インビジブル・ハンドを使いこなさないときちんとしたレビューは書けないと思いましたが、あまりに素晴らしいので紹介文を書きたくなりました。
私はセットで購入したのですが、商品到達後、インビジブルハンドの方を先に開けて、なんだ、普通のホルドアウトじゃないかとがっかりしました。
しかしDVDを見てから購入してと良かったと思いました。
DVDの中ではインビジブルハンドの歴史・機能とこれを使った30近くの作品が解説されています。
はっきりいうと、DVDの解説に斬新だと思うアイデアはありませんでした。
しかし、長年にわたる実演で得たちょっとした工夫や改良が所々にちりばめられています。実践で培った細かい留意点を丁寧に解説してくれます。この様な解説は長年にわたって一つの道具を研究し温めてこないとできないと思いました。
ちょっとした機構の改良で、
・ 簡単にロード出来る
・ 繰り返し実演出来る
・ 上着を脱ぐ事が出来る
という3拍子揃ったホールドアウトが出来るのです。
又
この現象にホールドアウトを使うのか?
と思うような作品も幾つかありました。この様な作品も長年温めてきたから出来るのだと思います。
ホールドアウトを実践で使わない方にもDVDの方はお勧めしたいです。私は今後何度も見るDVDになると思っています。
最近友人にAbsorptionを即席風に見せて貰って度肝を抜きました。 後からカタパルトを使ったと聞いてカタパルトの威力を思い知りました。
カタパルトを購入して見たのはずっと前でしたが、その時は技法の解説が延々と続き、現象を見るころには疲れていて
「ああカタパルトを使うとこういう応用もあるのね」
程度であまり印象に残りませんでした。
これは強烈な応用範囲を秘めた技法だと思います。用意周到に即席風にカタパルトを応用されると非常にびっくりします。
そこを意識する為には技法の解説の前に現象を見る事をお勧めします。
マジックは会議室で起こっているんじゃない!
ライブで起こっているんだ!
これが付録のDVDと本書を読んだ率直な感想です。 机上のマジックを解説した本というのは沢山ありますがこれだけ、ライブでのお客さんとのやり取りを意識して作られたマジックの本はないと思いました。
複雑なルーチンものの修得は繰り返して前後が読める活字の方が私には向いています。
一方で、ライブ感を体感しないと実践では使えません。この両者が兼ね揃ったった教本の形態は今後スタンダードになってほしいです。
昔、anti-faro目当てで購入していました。最近DVDの整理で久々に見てみました。このDVDってこんなに面白かったんだ!というのが率直な感想です。
いやー引っかかりました。The lost corner。友人にこれの改案のような現象を最近見せてもらったのですが、その時もびっくりして引っかかったのにまた引っかかってしまいました。ここに元ネタがあったんですね。
Twin soulsの改案も以前誰かに見せてもらった事がありました。更に種明かしで解説があったように何かの現象を見せた後に、twins soulsを演じて、しかも表向きの四枚の裏模様を他のカードと変化させることができます。ここからフォーエースに持ち込むという流れをさっそく家族に演じたら受けが良かったです。
Cascade controlも普通に使ってましたね。ここで覚えた技法だったんだ。
その他にもMagic nine、The end等レパートリーに入れたくて練習中です。
総括すると、非常に応用性の高いアイデアの詰まったDVDだと思います。Anti-faroは私には難しいですけど・・・
ダブルXを知っているからこそ、この考え抜かれたアイデアにびっくりするのだと思いました。
自然である事、シンプルである事を追求してここに辿り着いたのだと思いました。
このギミック、スペルバウンド、3フライなど色々な応用があると思います。ただいま研究中
細長い風船を膨らまして、マジックで皺を描いてあげます。パンに見えますか?とお客さんに質問してから、パーンと風船を割って、フランスパンを出現させるというコメディータッチで使ってますが、かなり受けています。
Knucklebusterを勉強しようと思ってこのVHSを購入しましたが、どれも傑作でした。特にGT 3Flyは感動しました。DVDで販売してくれたら、もう一度買ってしまいそうです。
使えるネタ満載ですが、私はその中でも「タイムマシン」が大好きです。マジックをやらない人にみせると本当に飛び上がってびっくりしてくれます。
ノーマルデックにこっそりビジュアル・モンテを忍ばせてマニア相手にVisitorの改案をするといって、この素材を使ってみました。相当驚いていました。
ノーマルデックで幾らか別の現象を見せた後に、バモ・カードにスイッチして、混ぜる時に地面にばら撒いたという演出で、トライアンフ現象をみせたらマニア相手にもびっくりされました。これは使えます。