ジャンル | : | 日用品・雑貨 / 食関連 |
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シチュエーション | : | クロースアップ |
現象 | : | 変化 |
マジシャン名 | : |
小川 勝繁 |
価格 | : | ¥ 1,250 |
難易度 | : | |
動画 | : |
[size:1.0MB] |
メモ | : | 日本語解説書あり |
紹介ツール | : |
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いわゆるひとつの洒落た小ネタです。
無地の鉛筆にロッテガムの柄が現れ、柄が飛び出てミニチュアガムになり、最後は観客の手の上で本物のガムに変わります。
3種類の現象が、ポンポンポンと起こる、小気味のいいマジックです。おなじみのガムがテーマになっていて、それだけで面白味があります。さらりと見せれば、なんとも粋じゃありませんか。
アイテムをポケットに入れておくだけで、いつでも演技にかかれます。お好みのガムで演じてください。
噛んでいたガムがビジュアルに元の板ガムに戻ります
普段はストリートやカジュアルな場でマジックをやることが多い自分にとってこれぐらいの存在感のマジックというのはほんとうにありがたい。
「これぐらい」というのは説明が難しいが、例えば輪ゴムや携帯電話など日用品で単発的なマジックをする、それまで懐疑的だったお客様が少しマジックに興味を持ってくれる→「もう一個なんかやってよ!」と言われる このときにいかにもなトランプやコインなど専門用具を出すのもいいですが、個人的にはもうひとクッションほしいところ。いかにもマジック道具ではない。常日頃持ち歩いていてもおかしくない程度の道具で、かつある程度インパクトのある現象が起こせる しかも一瞬の単発ネタでなくある程度ストーリ性のある多段階的なマジック… まさにこのチューイングボーンはうってつけです。
ほかの方も書かれていますが、演じて楽しい、見て楽しい。みんな幸せになるマジックです。
マジック商品には、一度売り切れとなると、再販までかなりの時間(年月)を待たなければならないものが多く、またそのほとんどが再販されないため、入手するには、ネットオークション等で、競り落とすしかないのが現状です。
私は運良く最後の1ヶを購入できたものの、やはり使い込んでいくと、外面の小キズが目立つようになり、再販される日を待ち望んでいました。
おそらく再販の声が多かったのでしょう、フレンチドロップさんがやってくれました!
他のレビューにも書かれている通り、かさばらない・難しくない・面白い(見てても演じてても)の3拍子そろった商品です。
プロの方々と違い、我々アマチュアにとっては、カード・コイン等以外のもっぱら日用品を用いたマジックはとても貴重な存在です。『チューイングボーン』は、その中でも最上位に入ることは間違いありません。事実、一度見せたことがある人に、別の場所でリクエストされることが多いです。
最後に、尊敬するプロマジシャンの方々、アマチュアマジシャンからのお願いです。このマジックをテレビで演じないで下さい。。『それ、このあいだテレビで見た~!!』って言われてしまったときのショックは計り知れないので。
タネはおおむね想像が付いていましたが、手順に無駄がない素晴らしいルーティーンです。パドルムーブの後にミニガムが出現するので、パドルに目がいかなくなるのと、最後にお客さんに、ガムをあげられるのがいいですよね。小ネタですが、テンポよく様々な現象が起きるのが、とても気持ちいいです。マジックの導入として、もってこいですね。
やはり公共の場でトランプを出すのは、相手にとっても心理的に負担になる部分がありますからね。改まってマジックショーをするというなら、トランプはベストだと思いますが、ストリートでいきなりトランプからするわけにはいかないですらかね。
またマジックを、どう始めるのかというのは、マジシャンにとって大切な命題の一つですよね。もちろん「マジックを見てくれ」って言えば、見てくれるでしょうが、このようにマジシャンの世界に、自然に引き込むのは、その後の演技のウケ全体にも関わる、重要な事項ですよね。
そういった意味で、このようなお菓子シリーズのルーティーンは、本当に大切だなとつくづく思います。商品についても、鉛筆のデザインもいいと思いますし、価格もこれですから、お薦めできる商品だと思います。
はじまりのマジックは、やはり身近なモノでやるとウケるし、結果としてその余韻が残って、あとあとの演技に継ぎやすくなるという、いわゆる、お手本のようなネタです。シンプルな技法ですが、演じれば幅広い年齢層に受けること間違いなしの、そういう意味では数少ないマジックのひとつだといえるでしょう!