友達のプロ連中と話してて「結局最後はメンタルに行っちゃうよね」って言ってた意味が分かるような手品です。現象は「ありえない」の一言。この上なく不思議ですわ。マジックをやっている方はどのルーティーンをみてもそれなりに手法は想像がついちゃうのが本当のところだと思いますが、これは違います「なんで?」って思わず口から出ちゃいました。ビジュアルな変化現象の比率が圧倒的に多かった小生にとってインターセプトは衝撃的でした。エニーカード・エニーナンバーもあり得ないカードあてとして「すごいなー」と思ってましたが誰のバージョンをみてもどこかしらに無理があって、知ってはいますがヤル気になれませんでした(あっ、佐藤聡さんの「トランプと悪知恵」に入ってるエニーカード・エニーナンバーは別です。発表されている中では最高作品だと思います)でもインターセプトは最後までかなり自然に進められます(僕はチョットだけ工夫を入れましたが殆どオリジナルです)これを知らないマジシャンがいたら是非やってみてください。「マジシャンも引っかかります」というふれ込みに偽りはないでしょう。「恐ろしやメンタルマジック!」何故マックス・メービンが神格化されるのが理解できるような素晴らしい作品です。この価格、絶対オススメです。
私はこれをマジシャン仲間に見せたら何でそれだけでわかると、と絶賛されました。質問のところも喋りをたくさん覚える必要もないんでとてもシンプルにカードを当てることができます!ちなみにゆうきともさんのカードワークスのDVDをみてとても似ていた現象がありました。(ファイブユアプラン)私はそれとインターセプトを組み合わせてやってます!
私と同じくマジックを趣味とする弟(私はカード好きですが、弟はコイン好きです)に演じてみせたところ、「えーっ!」と驚いた後、絶句していました。スムーズに演じれば、マジシャンに対しても効果がありますし、もちろん一般の方に演じても、これほど効果的なカード当てはありません。原案となっている作品よりも、こちらの方がより効果が大きいと思います。
メンタル系トリックが好きな方、レギュラーデックのみで演じられる効果的なトリックをお求めの方には、特にお勧めです。
ただし、英文和訳の解説が、やたらと観客に挑戦的な表現になっているので、そこは上手く演者が表現を和らげましょう(笑)。
商品説明を読んで、ダイ・バーノンの名作「Out of Sight-Out of Mind」を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか?基本的にはバリエーションです。「Out of Sight〜」で最後の部分でストレスを感じていた人には、新たな解決法として使える部分もあります。「Out of Sight〜」を知らない人には超おすすめです。観客は間違いなく、ア然とするでしょう。
自分的には、新たな原理を期待していたので少しガッカリで星三つです。
レギュラーデックで上記の現象を起こすとなれば、原案は例のアレかな?と思ったらそのとおりでした。
ただし、この手のトリックで重要な台詞回しなどが細かく解説されているので参考になります。
実際に効果的に演じられるようになるにはそれなりに場数を踏む必要はあるでしょうが、他に応用も利き、身に付けておく価値のある作品だと思います。