これは買ってよかったと思ったDVDですね。一番の売りはパーフェクトフェローシャッフルを使用したマジックが二つも実演・解説されている点です。
正直不思議過ぎますし、レコードエーセスは、演出、不思議さ、観客の予想をはるかに上回るクライマックスはたまらないですね。このアイデアだけでもこのDVDの半分以上の価値はあるのではという内容です。
そのほかにも素敵なマジックが収録されています。全てレギュラーでやっているとは思えないほど、インパクトが強い作品ばかりです。他のカードマジックDVDに比べても、新鮮で、とても濃い内容です。
難易度は易しくはないですが、カーディシャンには、きっと満足いただける内容ではないでしょうか。文句なしにお薦めできる作品です。
私はこの現象が好きなので、お薦めできる内容です。このマジックの優れている点は、技術でやるので、演じたときの満足感がありますよね。それと移動現象は、お客さん受けしますし、バリエーションも様々なので、手順を自分で組み立てる楽しさがあります。
演技はオーソドックスなものが多いですが、一番良いのは、ダンフレッシュマンの演技ですね。ともて不思議ですし、リバースアセンブリーは、無理がなく素敵なルーティーンです。それ以外はビルマローンの演技が簡単で、真似しやすいですかね。
そしてこのDVDの後に「小川集人スペシャルレクチャー」に進むといいと思います。あちらの演技は、より洗練されていて、おもしろいです。持っていなければ、合わせて購入するのも、いいかと思います。これでこの分野は、十分網羅していると思います。
さらに発展系を望むなら、ムッシュピエールさんの「マジック教えちゃうざます」がお薦めですね。ふざけたタイトルながら、本人が実際の演技で行っているルーティーンを、惜しげもなく解説しています。私は今までみたコインマトリックスの演技で、ピエールさんのが一番おもしろいと思っています。
話を戻すと、マトリックスを始めるなら、まずはこれからという内容ですね。また、基本を見直す意味で、良い内容ではないでしょうか。
これは内容が盛りだくさんで、とてもお買い得なDVDです。2時間以上収録されていますし、演技もバラエティーに富んでいて、とてもタメになります。お馴染みの「フェイクパス」や「テンカウント」も上手いので、結構騙されたりします。
最近では、マジックが進化しすぎて、このような現象は、いぶし銀のような存在になってしまいましたが、それでもユージンバーガーのように大量にスポンジが出てくることや、最後にボールが大きくなるなど、やっぱりおもしろいですよね。タネが分かっても楽しめるマジックは、やはり良いですね。
個人的にはスティーブ・ダクリの演技がオーソドックスで、とても好きですが、収録内容が多いので、必ず気に入る演技が入っていると思います。
ずっとマジックの歴史に残ってきた名作が、こんなに一堂に会して見られるのですから、ありがたいDVDです。クラシックを勉強する意味でも、最高のDVDではないでしょうか。一度は見ておいて損のない内容です。
このシリーズは同様の現象を何回も見せてくれるので、ありがたいのですが、これはトリックを知っている方なら、必要ないかもしれません。
アンビシャスカードのように、そこまでバリエーションがあるわけではないですし・・・
。普通にカードでやる以外に、お札を使っていたり、ジャンボカードを使っていたりしますが、基本的には同じですからね。
しかし、おもしろい作品ですし、現象が特異ですので、改めて考えると、なかなか粋なマジックですよね。前田さんもテレビで演じていて、すごく受けていましたし。じっくり研究したい方や、このトリックひとつを、絶対マスターしたい人には、お薦めできる内容かもしれません。
まさしく革命ですね。他の方のレビューからタネは想像通りものだったのですが、やはりこのギミックの使い方が、とても賢く斬新。
また、さほど難しくないのも大変魅力的です。ローリスクハイリターンという感じですね。もちろんこの映像どおり滑らかにやろうと思ったら、それなりの練習は必要ですが、十分習得できます。
ガイホーリングワースのウェイビングジエーセスを、実用的にした感じでしょうか。あのマジックは素晴らしいのですが、とにかく難しいのが欠点でしたから。これはその欠点を見事に補って、さらにクライマックスを付け加えたわけですからね。
説明文にある通り、ギミック・スライト・ハンドリングが三位一体となったこのマジックは完璧です。こういうネタを知っても、愛着を感じるマジックは良いですね。
最初のペイントブラッシュチェンジといい、本当に素晴らしい洗練された手順です。素敵なパケットトリックを、レパートリーに加えることが出来ました。大変気に入りました。お薦めです。
よく考えられたアイテムですが、この商品はどうでしょうか。弱点として、不思議さが弱い。キーホルダーの安っぽさが否めない。また道具でマジックが成立していると思われるため、そんなに受けない、という短所が大きいかと思います。加えて、あっさりし過ぎているので、どうやってショーを構成していくのかという問題もあります。こういった点を考えると、個人的には演じないですかね。
確かに長所として、誰でも簡単にできること。また道具の機構が巧妙であるといういい部分もあるのですがね。(フレンチドロップのオススメマークが付いているくらいですから、もっと道具の良さを褒めるべきなんでしょう。)
高級なデザインであれば、話は違ってくるかもしれませんね。
これはマジックの作品としても、もちろん楽しめますし、読み物としても、佐藤さんのこれまでのマジックに対する考え方や、このマジックの沿革などが紹介されていて大変おもしろいです。
マジックの書籍は、私だけでなく、けっこう読みづらくて嫌いな人も多いのではないかと思いますが、これについてはそんなことまったくありません。大変おもしろくて読みやすいです。写真も豊富に入ってありますし。
他の方も述べられている通り、山火事トライアンフが最高傑作ですね。他のマジックは、これと比べると弱いですが、味のある作品が多数収録されています。私は陰陽デバイドが、賢くて大好きですね。こういう頭脳的なマジックは、マジシャンも騙せるでしょうし、良い作品です。またモテモンテのアイデアは面白いですし、このマジックの沿革が紹介されているのもグッドです。
エニカード・アットエニナンバーは、これは本人が演じていれば、とてつもなく不思議なマジックなんでしょうが、これを見ただけでは、成立するのかなと思ってしまいます。是非本人の演技が見てみたいですね。
というのは、近年佐藤さんの最新作「カードデザインズ」が発売されて、人柄と演技を拝見したのですが、技術が滅茶苦茶うまくてびっくりしましたからです。コントロールも、したのかどうかわからないくらいで、すごかったです。技術の高さは間違いなくトップレベルでしょうね。マジックだけで、十分生計を立てられると思います。
また人柄も落ち着いた感じで、とても好感がもてました。上品で、すごくスマートなマジシャンです。マジックの考案者としてだけでなく、演者としても超一流ですね。是非お会いして、お友達になりたいと思いました。
話はそれましたが、大変お薦めできる商品です。マジックの面白さを実感する、傑作の作品集です。
これはいまだにトリに使うこともある素晴らしいトリックです。とっても簡単ですし、映像を見ての通り、まったくテクニックを使用していないので、本当に魔法のように感じますよね。
一つの提案ですが、ノーマルデックのトライアンフ後に演じると、このマジックがより一層生きてくると思います。私の演じ方はノーマルデックで「ザローシャッフル」を使用したトライアンフを演じます。その後、もっと難しく複数枚でチャレンジして見ましょうといい、3枚お客さんにカードを選んでもらい、覚えているときに、堂々とポケットでデックスイッチをします。そしてあたかも今までと同じように裏表混ぜるのですが、今回は正真正銘混ぜられますからね。
お客さんも2回目となれば、当然混ぜているふりをしているのでないかと思っていますから、本当に混ぜられるこのトリックは効果的です。アンビシャスカードのように同じ現象を、方法論を変えて演じるのはとても効果的です。
初心者の方だけでなく、高度な技法を駆使されるピュアリストに方にも、時には演じてほしいです。普段仕掛けのないトランプで演じていればいるほど、これを使った時現象が生きてくるのではないでしょうか。ギミック自体は単純なものですが、誰に対してもお薦めできるマジックです。
またアンビシャスカードについては、私はこれでは演じないのですが、こういうやり方もあるのだと勉強になりますよね。普段のノーマルデックにこのギミックカードを数枚だけ忍ばせて演じればいいと思います。
この価格でここまで楽しむことができるのですから、最高のマジックです。星5以上を付けたいくらいです。
この巻でも使えるアイデア満載です。長谷さんがよくマジックを研究してらっしゃるというのが、伝わってきますね。すぐには使えなくても、とても勉強になる内容です。また騙されることも多いDVDですので、鑑賞用としても、もってこいの内容です。
★リーピング・ジ・エーセス III
このエースオープナーは今まで見た中でも、相当不思議で実用性がありますね。また演技前の、シャッフルしているように感じさせるサトルティーのアイデアも、ナイスだと思います。
★プレイ・イット・スロッピー
これが一番期待したトリックでしたが・・・やっぱりストレートに出てこないと、このマジックは美しくないですね。着眼点はさすが長谷さんと思わせるのですが、やや不思議さが弱くなり、二つのマジックの良さが生かしきれていない感じですね。
★デッド・ゾーン
これも少し不思議さが弱いですかね。つまりうまくマークを見たのではと、お客さんに推測されますよね。(事実うまくピークしているわけですし)
でもこのアイデアで、例えばもっと複雑に書いた図形を読み取る方法や、自由にセットした時計の時間を当てる演技なども解説されており、大変勉強になりました。また最後に証拠が隠滅されるのがうれしいです。ESPの手順で、ちょっとした小ネタにはいいのではないでしょうか。感心するトリックです。
★ダークゾーン
これはすぐにはできないのですが、アイデアは一級品ですね。むしろ商品化するべきではないでしょうか。DVDの解説にもあるように、もともとテンヨーの商品だったのですが、その時には怪しげなスコープを使用して演じるのですが、これが携帯電話(しかも借りたものでもできるとなれば)商品化すればヒットするのではと思います。
これを自分で一から材料をそろえて、自作するのはお金も時間もかかり、現実的ではありません。ぜひ商品化してほしいですね。
★着信アリ
これが一番いいかもしれません。やはり身近な携帯を使用するのは、とってもいいアイデアです。しかもよくこれを発見したなと感心します。
ただ携帯によっては、出来ない可能性もあるので、その点は注意が必要です。演出アイデアとも、素晴らしい一流のマジックです。
★フォース・アウト
このアウトは、少々苦しいですかね。恥ずかしながら、ダイバーノンのこのマジックは初めてみたのですが、私は演じる気がしません。
★アンタッチャブル
演技は本当に不思議で素晴らしいです。このような単純な原理でも、うまく使用すれば、十分騙されますね。勉強になりました。
ただ残念なのは、種を知ってしまうと、がっかりしてしまう典型的なトリックです。これを演じるかどうかは、かなり個人差が出るのではと思います。
この手の商品はどれも一長一短という感じで、なかなか求めているレベルのものに辿りつかないですね。安っぽくはないけれども、積極的に使いたいグレードかと、言われれば疑問が残ります。なかなか本当に使用したい商品は、いつ現れるのかなという感じですね。
ひとつ言えるのはデックスイッチャーよりは、はるかに良いということでしょうね。またプレモニションボックスと比べると、応用本位の広さでは、こちらに軍配があがるでしょうし、高級感や使いたい感じでいえば、プレモニションボックスの方が優れています。
どのスイッチャーにも言えるんですが、うまくミスディレクションやタイミングを計らないと、このひっくり返す動作が逆にお客さんに怪しさを感じさせてしまいます。難しいですが、ひっくり返さなくてもスイッチ出来るような構造が必要ですよね。現代科学の力でなんとかなりませんかね。
しかし、このアイデアは素晴らしいものだと思いますね。完全に一つしか入らないように思えますからね。この工夫は光っています。
それとこれのいい点は、デックシェルを使用すれば、カラーチェンジの幅がひろがることや、カードのロードなどのように、ほかのことにも使用可能です。解説書にもありますが、これからもっと発展していく可能性はありますね。