個々のプロットに対する演者ご自身の思い入れや考え方が述べられているのはなかなか面白いですし、勉強にもなります。しかし私が観客視点ではなくマジシャン視点から見ているせいかも知れませんが、演技中やや怪しい動きが目立ちすぎているような気がします。勿論秘密の動作をカバーするためのサトルティが随所に配置されていて参考にはなるのですが、演者ご本人はかなりゆったりとしたテンポで演じられているので、余計に気になるのかも知れません。ただアイディアは素晴らしいものが沢山あり、個人的には「盲目コレクト」で使用されている工夫は大変気に入りました。まとめると、演技そのものではなく、作品に対する考え方やアイディアに興味のある方にこそおすすめのDVDだと思います。評価は4でもよかったのですが、やや厳しめに3としました。
すばらしいです。
どのマジックにも非常におもしろいアイディアが使われており、それはとても個性的で実用的です。
見たことあるはずなのに 見たことがない 本当にそれを体験できます。
いままでこれらのプロットを演じたことがあるすべての人におすすめします。
良いですね。
自分の創作意欲に火をつけてくれるDVDです。
見たこともない技法やサトルティに必ずや感心することと思います。
クラシックの改案とありますが、「使用している技法を自分好みに変えただけ」や「現象・クライマックスの追加」などのよくある改案とは違い、現象はそのままに、作品の根本から改造しているものが多いのでどれも今まで見たこともないようなマジックに仕上がっているのですね。
こういうのを本当の改案というのでしょう。
また、冊子とDVD内で浅田さんのマジックに対する深い造詣の一部が垣間見えるのも非常に勉強になります。視線の誘導、スートの配置、美しさ、現象をより良くするために細かいところに気を使うその姿勢はトミー・ワンダー氏を沸騰とさせました。
総じてこのDVD(+冊子)は、浅田さんもおっしゃられている通り、「レパートリーを増やそう」とお考えの方には好みが分かれそうですが、「創作が好きな方」「刺激が欲しい方」には必ず満足できる内容となっています。
浅田さんの“若気の至り”確かに感じさせていただきました。非常に満足しています。第2巻が待ち遠しいですね。