要は、マジックを演じる時の体の使い方について、5点に分けて書かれた本です。簡潔にまとめられてるので本の厚さが1センチほどしかありません。ページ数も100ページぐらいです。読みやすいでしょう?
この内容は、マジックに限らず、人前で何か演じたり、プレゼンテーションする時に絶対役立つ知識です。客から見て自分をより大きく、分かりやすく、メリハリをつけて見せるために必要な知識です。
もちろん、5つのポイントが連携して1つの動きになるまで調和させなければなりません。ファイブ・ポインツが協調して実践されれば、この本の目標である「不可能性がかもしだす雰囲気を作り出す」ところまで行けるでしょう。
内容の多くは箇条書きで、「細かい理由とかは言わなくても分かるよね」というスタンスの書き方をしています。
ポイントが簡潔かつ分かりやすくまとめられており、これまで自分が気にしてこなかった多くの点に気付かされました。
値段の割にページは薄いですが、値段以上の価値を感じました。
これを10年前の初心者の私が買っていたら何の感動もなかったかもしれません。
場数を踏んできて「もっと演技を良くするにはどうしたらいいんだろう、何が足りないんだろう」と思い始めたときに買うといいのでは、と思います。
ただし・・・
他の方が仰るように、懇切丁寧な説明があるわけではないので、タマリッツがどう考えているのかを知りたいという方には向いていないかもしれません。
正直あまり広まってほしくないです。
私が国王なら焚書にしてます。
薄い本ということはわかって購入しましたが内容はとてもいいです。
項目が5つに分かれていてその項目に沿ったポイントが簡潔に述べられています。しかしなぜこうするとよいのかが述べられていないのが少し残念。けれど、読書のにがてな僕にとってはとてもよかったです。内容はいいのですがたったの95ページに4104円はちょっとたかいような気がします。(中学生にとっては・・・)
演者がステージにあがって演技するときに意識するべきポイントをしっかり押さえてあります。また、それを意識して練習できるようなトリックも少し紹介されており勉強になります。
一つ残念だったのが、いろいろなことについて「こうしたらいい」みたいなことはたくさん書いてあるのですが、どうしてそうしたらいいのかという理由があまり載せてありませんでした。
そういうのがもっと豊富であるともっと効率的にこれらのポイントを吸収しやすいと思います。