ふじいあきらによるカードコントロール4種。
多くのカードマジックはカードコントロールなしに成立しません。カードコントロールの重要性はいくら強調してもしすぎることはないでしょう。怪しいコントロールはマジックを無力化し、優れたコントロールはマジックに力を授けます。カードコントロールの切れ味がエフェクトの不思議さに直結するのです。
このDVDには、ふじいあきらが徹底的に磨きをかけたカードコントロールが四つ収録されています。切れ味をトレイラーでご確認ください。この鋭さはカードマジックの大きな武器になります。
解説では動作をはっきり捉えた映像に合わせて、ふじいあきら本人がアフレコで要点を述べています。これが非常にわかりやすいので、スムーズに正確に理解できるはずです。技術的には簡単ではありませんが、超絶でもないので、正しく練習すれば早くに習得できるでしょう。
珠玉の4技法をカードマジックにご活用ください。
ふじいあきら考案の最高のカード・コントロール・テクニック!
あの口からトランプを解説!
ふじいあきらが15年以上かけ磨きあげた「タバコの貫通」。
マニア向けって感じです。まあ大抵の人には正直言って合わないと思います。実戦で使えるコントロールという印象で見たもののどちらかというと技法が好きな人向けって感じでした。
一応4種類のコントロールの感想を書きます。
アキラコントロール
私だけかもしれませんがPVだけでなんとなく想像ついていて、解説見た後にやっぱりそうかって感じでした。一般客には通用すると思います。コントロールの手法自体は目新しくはないです。
似たような手法はたくさんあります。ただ、おまけとしてあったサンドイッチにもっていく手順はふじい氏らしく綺麗でした。
でもふじい氏そこは自身のサイドワインダーでやったほうがもっとクリーンなのではと思った。
トルネードコントロール
ん〜。。知識としてとりあえず知っておこうぐらいです。
動きが大きいので使うタイミングは限られます。
リバースダイアゴナルパームシフト
普通のダイアゴナルパームシフトで事足ります。
むしろ手前から差し込むこの方法よりも前から差し込む方法(普通のダイアゴナルパームシフト)のほうが説得力あるし、この技法の一番厄介なとこは習得難度のわりには普通の方法に負けてるのでコスパが悪い。フォールスシャッフルにも使えると説明してあるが
実演中のふじい氏本人もちょっとぎこちないです。。(一般人にはわからないだろうけど)これよりいいFシャッフルは沢山あります
。
ノーブレイクパス
唯一の収穫です。ここだけ星5です。ほか3つは微妙ですがこれは学ぶ価値があると思います。このパスの1番の強みはテーブル上でできるということ。
座った状態でパスをしようとすると普通は下から見えがちです。
ただこのパスはそこをうまくカバーしてくれます。
横からは丸見えなので角度は注意ですが、それ以外は非の打ち所のないものだと言えます。
これのためにDVD見る価値はあると思いますが、そうするとこの値段はちょっと高いかなぁ・・
ふじい氏のコントロールシリーズです。
4つのテクニックを細かく解説しております。
私がこの中で、ふじい氏が実際にテレビで使ってるのを見たことあるのは3つです。(ノーブレイクパスだけはまだ見たことありません)
正直言ってしまえば、高いです。値段に見合う技法集ではありませんでした。
1500円ぐらいでレクチャーノートにアイデア集で書いたほうが良かったのでは。と思うぐらいです。
・あきらコントロール
氏がテレビで使ってるのを良く見かけますが、マジックしてれば、それは見たまんまのトップコントロールと言わざるを得ません。
利点はこの中では一番簡単で扱い易いです。
トップの2枚目、3枚目にもコントロールできます。
・トルネードコントロール
周りの評価は低い感じですが、私は結構好きです。
技法感ある動きは否めないですが、複数枚のカードを全部トップに持ってこれます。複数枚をトップは中々ないので応用できそうです。
・リバースダイアゴナルパームシフト
相手側でなく、演者側から差し込んで、ダイアゴナルパームシフトします。
ですが、これ普通のダイアゴナルパームシフトでいいよね。と言わざるを得ません。こっちの方が無駄に難しいだけになってます。
ノーブレイクパス
クラシックパスの簡易版?みたいなものでしょうか。
簡単になったわけではないですが、ブレイクを作る動作がいりません。あと頑張れば、クラシックパスよりテーブルに座ってできる範囲です。
多少角度に強くはなりましたが、クラシックパスの類はやっぱり難しいなと言わざるを得ません。
総評して、この値段は高いです。
セレニウムシフトと同じ時期に出て比較してしまうと、残念な内容と言わざるを得ません。
2000円ぐらいでDVDだったら許されたと思います。
無理して買う必要はないかな、というのが本音です。