自分は、トライアンフは、レギューラーデックでは、「スロップシャッフル」、「ザローシャッフル」、「ブッシュファイヤートライアンフ」と3種類。ギミックでは、「チークトゥーチーク」、「ストリッパーデック」を使用したもの2種があるため、結論から言うとこれはやりません。そんなにバリエーションを増やす必要がないですし、ザローシャッフルだって、極めれば魔法のように見えます。
しかし、現象を見たときは、キレイに騙されました。革新的なアイデアではないですが、素晴らしいハンドリングだと思います。理屈は「ブッシュファイヤートライアンフ」に似ていますが、あちらの方が、より混ざった感じがして僕は好きです。ただ、トライアンフが好きな人は見てもいいかと思います。
率直な感想としては、このギミックカードに、この様な加工をすることにより、こんなことが出来てしまうのかということに感心しました。
自分はダブルリフトにストレスを感じることはあまりないので、これをやるかどうかはまだ分かりませんが、アイデアは非常に素晴らしいと感じます。ギミックを使う後ろめたさと、技法が不要になることを天秤にかけると自分はやらないかもしれません。
ただ、このギミックカードでトリプルリフトまで出来てしまうのは、考案した人は素晴らしいと思います。一見の価値ありです。またダブルリフトに自信のない人は、間違いなくお薦めできます。
2度目のレビューになりますが、これは実際に練習して人前で演じてみた上での感想で、実戦で使えるかどうかという、実用性をもとにレビューしているので、多少意見が厳しめになることをまずご了承ください。また前回のレビューも当時思っていたことを、書いているので、そちらも参考にしていただければと思います。
いきなり欠点になりますが、やはり難易度がかなり高いです。もちろんある程度であれば、出来ますが、このふじいあきらさんのレベルには到達できなかったです。というよりは、実際のふじいあきらさんが人前で演じている時の、リアクションの薄さでやる気をそがれたという方が正しいでしょうか。
こんなに難しいことをしているのに、お客さんの反応は「えっ」くらいで非常にさみしいものでした。ふじいあきらさんのレベルでそうなのだから、自分もそんなに大きな反響を得ることが出来ませんでした。それでこのマジックを練習するのをやめて、完全にレパートリーから外しました。
これをやるなら、野島さんのリンキングダイスの方がはるかに易しくて、実用的です。リアクションの大きさはさほど変わらないと思います。またあちらの方が、ウソの種明かしの部分が巧妙で面白いですし、素材もダイスの方が好きです。
以上から、厳しいですが、★3とさせていただきます。観賞用としてはいいですが、実用出来る段階に持っていくには相当時間がかかり、ハイリスクローリターンのマジックです。
これは素晴らしいマジックだと思います。その一つとして、簡単に習得できる点が挙げられるます。自分はリンキングするだけなら、極端な話1日で十分見せられるレベルになりました。難易度が★3になっていますが、そんなに難しくないと思います。ダイスを3個もって、手を離せるはずがないという、人間の先入観を利用しているのが、大変素晴らしいです。
素晴らしい理由のもう一つとして、ウソの種明かしの部分が、野島さんご本人も言っている通り面白いです。ふじいあきらさんのリンキングシガレットでのウソの種明かしの部分は、信憑性がないので、あまり感心しないですが、これは実際にやってみると、本当に信じてくれる人もいて、このアイデアは素晴らしいと実感しました。(映像でモザイクになっている部分です)
それと自分は天海のスリーダイス(マンスリーマジックレッスンの95号に演技・解説されています)をよく演じているのですが、その前段として、リンキングダイスを演じることにより、ルーティーンになったのが、非常に良かったです。マジックをつなげて演じることは、水沢 克也さんの「フォーカス」を見れば、その重要性は言うまでもありません。
野島さんは様々なマジックを発表されていますが、その中でも特に良い作品ではないでしょうか。フレンチドロップさんのオススメマークが付くのも納得です。
これを購入したのは2回目になります。当初は映像を見てすごいなと思い、他店で購入したのですが、このギミックカードが気に入らず、お蔵入りになりました。
ただ改めて、映像を見てやっぱり素晴らしいので再度購入し、レパートリーにめでたく入ることになりました。その決め手となったのはフレンチドロップさんの映像と、その解説でした。
料理でもそうですが、ちょっとしたことで大きく味が変わるように、フレンチさんのやり方は大変素晴らしく、やっぱりこのマジックは素晴らしいと思い直させてくれました。またフレンチさんの解説書でフォース技法をひとつ紹介してくれているのですが、大変賢く素晴らしいです。フレンチドロップさんの解説書に感謝です。
値段も安いですし、モンキーインザミドルなら断然こちらをお薦めします。
タイトルはコレクターズになっていますが、サンドイッチ現象です。同種のマジックにモンキーインザミドルがありますが、断然こちらの方がオススメです。サンドイッチ現象は地味であり、不思議さが弱いので、私は好きではないのですが、この商品だけは自信をもってオススメできます。
プロットは佐藤総さんのアウトソーイングサンドイッチですが、これはミミックショウを使うのがあまり好きではなくて、演じる気がしませんでした。しかし、今回この作品を見て、上記のプロットをそのままに、より現象がクリアに、より易しくなっており、大変素晴らしい。私は勝手にアルティメイトサンドイッチと呼んでいます。ギミックはフェニックスですが、簡単にどのカードでも自作できます。
これは当初そんなに期待していなかったのですが、映像をみて長年自分が求めていたサンドイッチ現象はこれだと、ついに見つけたと嬉しくなりました。これは決して大げさな表現ではなく、本当にお薦めです。なぜレビューがないのか、不思議ですので、書かせていただきます。
もうだいぶ前に発売された商品の復刻版ですが、私も一時期、レパートリーに入れていた時もありました。ただ個人的にはサンドイッチ現象があまり好きではないでの、今はレパートリーから外しています。
買ったことがない人なら、値段も手ごろですし、購入してみてもいいかとは思います。トリックカードも簡単に自作できるのも良い点です。しかし私は、ネタが少しダイレクト過ぎるのと、サンドイッチは地味なので、マルチプルセレクションの一つとしてならいいかとは思いますが、これを単体でやる気は、僕はしないです。
これをやるなら、サイエンスフリクションを使用した、ワンカードコレクターの方がオススメです。あちらは本当に素晴らしい現象で、自分の唯一のサンドイッチ現象として、レパートリーに入れています。フレンチドロップでも取り扱っているので、ご覧になるといいかと思います。
目新しい指輪マジックを期待すると裏切られます。初めてDVDを見たときは正直がっかりしました。しかし再度見直してみると、ひとつひとつのマジックは大したことなくても、それをルーティーンにすることで、立派なショーになると再認識しました。
他の指輪マジックをしている人なら、これをベースにして自分なりのルーティーンを組めばいいと思います。自分はこれより、もっといいルーティーンを組める自信もありますし、そのまま使っている部分もあります。例えば最後は、このDVDでは携帯を出すラストですが、ネストオブワレットのようなリンキングフライトでフィニッシュしたり、途中はデリングをすればいいのではないかと思います。
繰り返しますが、目新しさを期待するとがっかりしますが、私はこれを見ることによって、指輪マジックの強烈なルーティーンを組むことができましたので、購入して良かったと思います。
これは難しいというか、指が柔らかくないと出来ないのではないかと思います。少なくとも自分は無理そうなのであきらめました。ただ人によっては、簡単と感じる人もいるかもしれません。
指輪マジックはデリングをはじめ、いろいろやっているので、指輪マジックは比較的簡単に習得できることが多いのですが、これは挫折しました。それとこれは個人的な意見ですが、あまりフラリッシュで、簡単に指輪が指にはまると思わせないほうがいいと思います。なぜなら、簡単に指にはまると思われては、マジックの不思議さが弱まるからです。
総じて、現象は素晴らしいし、私は指輪マジックが好きなので、購入したことに後悔はしてないですし、もしかしたら今後練習してできるようになるかもしれないと思いました。ただあまり簡単だとは思わない方がいいと思います。
ふじいあきらさんのファンなので購入しましたが、1段目、2段目はやり方を知っていて3段目のためだけに購入したので、自分的にはまあこんなものかと。3段目は知らなかったので、比較的簡単で、良い方法だと思います。ただ、モンテをまったく知らない人が見たら、モンテムーブはひっかかると思いますし、感心すると思います。
総括して率直な感想を申し上げると、これをやるなら、スタンダップモンテ、アルティメイトスリーカードモンテ、アルティモンテをした方がよいと思います。それとフォーサイトのDVD商品全般にいえるのですが、このホームビデオ以下の映像はさすがに何とかした方がいいと思います。お金を取って売る商品なのだから、アドビのソフトを使えばもっとしっかりとした映像が作れると思います。日本のDVDは海外に比べて遅れすぎています。Essential Magic Collectionを少しは見習って欲しいと思います。