インビジブル・スレッド・リールの生みの親、ジェームス・ジョージが新しいリールを発表しました! その名もアルファ・リール。
「アルファ」とは、数ある中で1番という意味です。このネーミングからも彼の自信の程が伺えます。
基本的な仕組みは以前のリールと変わりありません。どこが違うかと言うと、筒の形状が変わったのです。筒の真ん中部分だけ無いのです。それだけ?と思う方もいるでしょう。しかし、この小さな改良が大きな効果をもたらしました。
スレッドが切れたときのリセットが非常に簡単になったのです。筒の穴から息を吸ってスレッドの端を取り出したり、筒を分解したりする必要はありません。スレッドの端をビーズ(※コイルに変わりました)の穴に通すだけで良いのです。ものの数秒でリセット完了です。
また、リールの巻き取る力も安定してソフトです。細く耐久性のあるこのスレッドはとても使いやすいでしょう。スレッドの達人、マイケル・アマーも絶賛しています。
この商品の良さはそれだけではありません。付属の解説書もです。リールのセット、修理方法のみならず、色々なマジシャンのルーティンを10個も紹介。浮遊現象・アニメーテッド現象以外にも様々な現象を紹介しています。その巧妙な使い方には必ずや感心することでしょう。解説書だけでも商品代金の価値はあります。もちろん、当店では日本語訳をお付けしております。じっくりと学んで下さい。
使い勝手の良いアルファ・リール。あなたにとって心強い相棒となることでしょう。
※スレッドを通しやすいようにビーズ部分がコイルに変わりました。
※「アルファ・リール 大」の本体サイズは約12㎝。スレッドを長く出す必要のあるサロン・ステージに適しています。
※「アルファ・リール 小」の本体サイズは約6㎝。クロースアップに適しています。
INIT
【現象】①ジェームズ・ジョージのフローティング・ビル・ルーティン
マジシャンは観客から借りたお札を丸めます。そのお札を逆さの状態でバランスを取ります。さらに、両手を離すと、お札が宙に浮きます。お札を観客に返しますが、怪しい所は一切ありません。動画はスレッドを使ったマイケル・アマーの手順ですが、アルファ・リールでも同様の現象が出来ます。
②セルフ・コンテインド・フローティング・ビル・ルーティン
お札の浮遊を気軽に演じることができる手順。テーブルホッピングに最適です。
③バランシング・カード
ゲータン・ブルーム考案の異色カードトリック。1枚のカードが何の支えもなしにテーブルに立ちます。さらに、そのカードの上にもう1枚カードを載せることも出来ます。観客が試してみますが、一向に出来ません。動画をよくご覧下さい。
④ライジング・カード・ルーティン
観客に選んでもらったカードをデックに戻します。観客にデックをケースの中に入れて閉じてもらいます。マジシャンがおまじないを掛けると、観客の選んだカードが独りでに上がり、ケースから出てきます。
⑤フローティング・フィンガー・リング
観客から借りた指輪が宙に浮きます。最初と最後がとてもクリーン。指輪には何も仕掛けがありません。
⑥ゴーストリー・タッチ
悲鳴があがる事間違いなしの強力メンタルマジック。観客は幽霊の力を感じ、自分が選んだカードを見事探し出します。ITRの面白い使い方です。
⑦インプロンプト・ホーンテッド・マッチボックス
マジシャンの手の平に置いたマッチ箱が独りでに動き出します。最後はマッチが箱から飛び出します。
⑧アンアームド・カード・ソード
観客の選んだカードをデックに戻し、空中にばらまきます。マジシャンはカードの束に手を伸ばし、1枚のカードを掴みます。それが観客の選んだカードなのです。
⑨メンタリスト・ドリーム
目隠しをしているパートナーに情報を伝達する方法。賢い使い方です。
⑩スタティック・チャージ・カード
観客から借りたクレジットカードが宙に浮きます。その他にも小物類を浮かすことがで出来ます。このルーティンで必要なギミックの作り方も紹介されています。