この商品はすばらしいです。にもかかわらず、★3にさせていただいた理由は、すべてのマジシャンが楽しめる作品ではないからです。個人的にはとても満足しましたが、使用している技法があまりにも特異なため、「創作」を勉強したいと思ってる方でも何の役にも立たない可能性は大いにあります。新しい技法が紹介されますが、それが使えるか、使えないか、役に立つか、役に立たないかは個人の自由な判断によって決められるからです。変わった技法がたくさん出てきます。特に注目すべきはTrue Fryでしょうか。Noエキストラなので気になっている方もたくさんいらっしゃるでしょう。非常にクリーンに演じられますが、それと同時に3枚で演じるには限界があると言う厳しい現実を思い知らされます。好き嫌いが激しく分かれると思うので、それぞれの作品の原案を無理なく演じられる方は購入されなくてもよいかと思います。これほど好き嫌いを激しく分ける作品はなかなか存在しないと感じています。しかし見方によってはすばらしい作品であるのも事実です。一つ一つの作品にこめられた思いと、綿密に張り巡らされたサトルティーは、人を感動させるものがあります。人の作品を受け入れ、そこに込められた本当の意味を理解し、自分の一部にして次につなげていける人には価値のある作品集でしょう。そして、このレビューを書かせていただいた日は、浅田さんのお誕生日です(本人のブログより)。浅田さん、お誕生日おめでとうございます。Etetnal Vol.2が発売されることを心より願って、私のレビューとさせていただきます。
かなりおもしろく見ました。
特にプラチナムリセットと盲目コレクトが斬新な考え方で好み。
この作品はDVDだけじゃなくノートとセットなわけですが、そのノートが読み物としてもいいし、映像では伝わらない痒い部分や考え方を解説してるので気持ちいいです。
ブログも毎回見てるので彼の文章がうまいのは知ってましたがマジックのことになると、よりロジカルな文章になってます。
そのノートに「レパートリーを増やそうと思う方には無意味かもしれません」と書いてますが、レパートリーを増やす時に考えるヒントのようなものが詰まってるので、何かの時には読み返し見返ししたくなる作品です。
今回、付き合い上、他のマジックショップからこの作品を購入したのですが、改めてクラッシックマジックの良質さと、ひとつひとつの作品の丁寧な作り、ポリシーの素晴らしさに溜息をついてしまいました。浅田氏の底知れない将来性がすごく楽しみです!
エターナル2巻も待ち遠しいです!
ポン太さんが監修を行い、浅田さんの作品集。やはり質がいいですね。
ただしド派手なマジックをしたい!とかレパを増やしたいと思っている方は他へ移ったほうがいいでしょう。
マジックのあり方、見せ方、創造することへのヒントなどが色濃く学べるかと思います。まぁそのままでも十分レパにいれれるネタですけどね。
DVDの中もお洒落でクオリティが高く、やはり日本語で丁寧に解説が入っているのでとても分かりやすいです。また・・実用性に長けているマジックが多いかと。個人差はあると思いますが。
それに冊子がまた中をみていくとつくっていった工程の考察がみれていろいろ勉強になりますよ。
あくまでマジックのお勉強をするという目的ならばかなりの良商品といえるでしょう。
浅田氏の演技の仕方、間の取り方、話し方など独特な感じで、私としてはとても興味深く見ることができました。また、いかにそのムーヴが意味あるものであるか、複線の動き、不可能性を出したいがゆえのシークレットムーヴに対する浅田氏の考え方を知ることができます。
「自分がいなければ、永久に存在しなかっただろう」という創作をコンセプトにしたDVDですが、私も、創作とまではいかなくても、自分なりの演技の仕方、技法の選択、ストーリーを考える大きなきっかけとなる作品でした。
たしかに浅田氏の改案はやや怪しい動きがあり、単にレパートリーを増やそうとすると難しいと思います。しかし、だからこそ浅田氏の改案に対し、自分なりの答えをどう導くかというところまで考えたくなるのだろうと思うのです。
私としては、「自分なりのマジックとは」を考えるよい作品に出会えたと思っています。
個々のプロットに対する演者ご自身の思い入れや考え方が述べられているのはなかなか面白いですし、勉強にもなります。しかし私が観客視点ではなくマジシャン視点から見ているせいかも知れませんが、演技中やや怪しい動きが目立ちすぎているような気がします。勿論秘密の動作をカバーするためのサトルティが随所に配置されていて参考にはなるのですが、演者ご本人はかなりゆったりとしたテンポで演じられているので、余計に気になるのかも知れません。ただアイディアは素晴らしいものが沢山あり、個人的には「盲目コレクト」で使用されている工夫は大変気に入りました。まとめると、演技そのものではなく、作品に対する考え方やアイディアに興味のある方にこそおすすめのDVDだと思います。評価は4でもよかったのですが、やや厳しめに3としました。
すばらしいです。
どのマジックにも非常におもしろいアイディアが使われており、それはとても個性的で実用的です。
見たことあるはずなのに 見たことがない 本当にそれを体験できます。
いままでこれらのプロットを演じたことがあるすべての人におすすめします。
良いですね。
自分の創作意欲に火をつけてくれるDVDです。
見たこともない技法やサトルティに必ずや感心することと思います。
クラシックの改案とありますが、「使用している技法を自分好みに変えただけ」や「現象・クライマックスの追加」などのよくある改案とは違い、現象はそのままに、作品の根本から改造しているものが多いのでどれも今まで見たこともないようなマジックに仕上がっているのですね。
こういうのを本当の改案というのでしょう。
また、冊子とDVD内で浅田さんのマジックに対する深い造詣の一部が垣間見えるのも非常に勉強になります。視線の誘導、スートの配置、美しさ、現象をより良くするために細かいところに気を使うその姿勢はトミー・ワンダー氏を沸騰とさせました。
総じてこのDVD(+冊子)は、浅田さんもおっしゃられている通り、「レパートリーを増やそう」とお考えの方には好みが分かれそうですが、「創作が好きな方」「刺激が欲しい方」には必ず満足できる内容となっています。
浅田さんの“若気の至り”確かに感じさせていただきました。非常に満足しています。第2巻が待ち遠しいですね。